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2025年05月16日 イイね!

安藤忠雄の青春

 前回から結構間が空いてしまいましたが、これの続きです。続きというか、翌日の話です。竹内まりやのライブを観た次の日、偶然存在を知った安藤忠雄展に行くことにしました。


 なんか、ローリングストーンズみたいだよね。音楽とかバンドとかの話じゃなくて、じっとしていなければ苔むさない。動き続けることによって常に新しい自分でいられる。そんな感じ。


 なかは写真撮影自由だったので、かなりいろいろ撮りました。そのなかのほんの一部から。


 これも、上の光の教会に通じるものがあると思うんだけど、建築としてすご過ぎてうっかりその宗教に帰依してしまいそうな感じ。それくらい、建築を通して神を感じてしまいそう。楕円形の蓮の池の中央に下へと降りる階段があって、階段の先がお堂になっている。おつとめを終えて階段を登って行くと蓮の池の上に出るんだけど、それって生まれ変わりのイメージなんだろうか。とりあえずキリスト教と仏教の建築をやったから、次はイスラム教でしょうか。でも建築が意味を持ち過ぎてムスリム建築への崇拝になっちゃったら教義的におかしい感じになりそうなのでやらないほうがいいのかもね。


 ここも教会。でも、自然そのものを借景のようにしているのが上の2つとはちょっと違う感じ。


 神を崇拝するというよりも、自然を崇拝しそう。でも神は自然の中にもいると思うんだよね。


 前日に行った司馬遼太郎記念館にも通じるものがあるな。これだけいろいろ見ると、安藤忠雄ってこういう感じだよねって雰囲気の、一種の作風というか好むモチーフのようなものがわかってくる感じ。


 このなかからいくつか行ったこともあるんだけど、なんとなくなるほどねって思う。最近は子どもに本を読んでもらう感じのプロジェクトに多く関わっているそうです。


 そんな最新のプロジェクトがこれ。船を購入して、その船を移動図書館にしようというもの。瀬戸内海の離島を走る予定なんだとか。最初に戻るようだけど、いくつになってもやってみたいことがあるっていいものだよね。


 そうこうしているうちに、トークショーが始まるということで行ってみました。最初は距離の関係で音声が聞き取れなかったんだけど、じりじりと前に出ていき、最後は本人が直接見えるところまで出て行くことができた。そんなトークの様子を途中からですが。その場で、スマホで取ったメモですが、こんな感じでした。

・孫に期待するんじゃなくて自分に期待するんだ 自分を高めることの必要性という解釈から
・自分で創造しないと 大阪の人は創造はしないがカネは欲しいらしい タコ焼きがそんなにおいしくないみたいな話から
・中国でコンクールでたら負けてた 最後の3人くらいまでは残れるんだけど、負けてきた なのに内臓取ってからは連戦連勝ですよ(笑) 具合の悪い人は取ったほうがええで(笑)
・95まで生きますからね 自分の世界を持っていかないと
・日本にはカネがない でも、そのなかで何をしていくか、どうしていくかを考えるのがおもしろい ここにいるような(トークショーに来ているような)年代の人に期待ですよ
・若い人には期待できない 親が子どもをかわいがりすぎるから 家のあるじが子どもになっている 

ここからは質疑応答
・すきなものは? 
いろいろあって答えられない 夏目漱石の、ネコが主人公っておもしろい 斬新だよね 
そこから司馬遼太郎、松山の坂の上の雲の話になる 松山に坂の上の雲に記念館を作るということで、設計してくれと言われた おもしろそうだと思った
自分のおもしろいとあなたのおもしろいは違うんだから、そういうのは自分で探さないと 人のおもしろいものとか好きなものを聞いてどうすんの?ということかな?

・船の図書館への質問?
瀬戸内海はきれいすぎて魚がいない 
人の夢を形にするのが仕事
1965年にシベリア鉄道に乗った 世界は広いなと思った それからパリに行って、ダカールラリー、さらにケープタウンまで行った
橋下さん いろいろあるけどいいとこもあるんですよ

・大阪はあかんとおっしゃったけど…
いいとこもあるんですよ でも、あんまおもしろくないなぁ

・夢はありますか?
人に聞いてもしょうがない 自分で作らないと
子どもに忍耐力がない 忍耐力のない子どもは夢を持てない

・日本の建築を世界に示すには?みたいなことを聞いたのか?
谷崎潤一郎のはなし 日本の建築文化をうまく書いている
地震がないってことでこっち(大阪のこと?)にきたんだけど、あったねえ
西田幾多郎、足利義満、金閣の話、義政の銀閣の話になっていく 個人的には銀閣の方が好き
龍安寺の石庭 借景があっていい
数寄屋をするには勉強しないと

・忠雄 名前を気に入ってるか? 同じ大阪住吉、歯科医の忠雄さんから
なんでもええわいよ(笑) 自分でつけたわけでもないし
ここにいる方々はせめて自分の夢に賭けないと
建築も手入れする時代 手入れすれば100年持つ
建築の設計料は安い 3%とか でもドバイは高い 20%とか 想像力、創造力、創造性にカネを払う

・建築学生の質問 子どもが使うものを設計したい 地元貢献として日本に、または世界に、どっちがいいか?
そんなの自分で考えなさい(笑) ← これまでの話、質疑応答からは、きっとそう答えるだろうなぁ
ところで英語ができないと話にならないよ
時代にあった生き方を、則した生き方をしないと
内臓がないなら、ないなりの生き方を ないってええでー(笑)
自分のことは自分で考える自由人でないと
あと、本を読みなさい


 このあとまた、サイン会に戻って行ったのはすごいね。そもそもトークショーの前にサイン会をやってて、サイン会の後トークショー。1時間おきにサイン会とトークショーを行き来していたのではなかろうか。というわけで話が前後しますが、わたしも図録を買って、トークショーの前にサインしてもらいました。名前も入れてくれるというので、建築というかインテリアデザインなど空間設計に興味があるという長女の名前を入れてもらいました。そしておみやげに。


 青春の象徴として、青リンゴのモチーフを好んで使っているそうです。赤くなる前の、青いリンゴ。


 内臓をとって元気になりたいとは思わなかったけれど(爆)、野望の消えたような枯れたおっさんになるのは嫌だなぁ。そんなことを考えさせられました。
Posted at 2025/05/18 15:03:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | おでかけ | 日記
2025年05月03日 イイね!

ちょっと大阪へ

 いろいろと目的はあったのですが、まぁ大阪に行ってきました。そういえば写真とか載せていませんが、デミオが入院中のため、保険特約で使えるレンタカーのマツダ2、ガソリン車で行ってきました。

 新大阪駅近くの駐車場にデミオを停めて、さらに大阪駅まで。まずはホテルに荷物を預けに行きます。しかし地味に昭和が生き残っている感じがしますね。三洋電機はエネループを開発したってこと、だんだん忘れられていってるのではなかろうか。


 ランチはどうしようかと思って、目についたのがこちらのお店。


 これで800円というのが、何かのまちがいではなかろうかと思うくらい。夜に来たらどうなるんだろうって思ったけれど、結局来ませんでした。でもおいしかったです。


 目的地のその1がこちら。何年か前から行きたくて、去年の夏にも行こうとしたんだけど、結局京都行きに変更したんだ。司馬遼太郎記念館。館内は写真撮影禁止なので、ここの写真としてはこれだけ。


 司馬遼太郎だったら大昔に、「この国のかたち」を読んだ記憶があるんだけど、でも改めてここで手に取ってちょろっと読んでみたけれど、まったく記憶にないなぁ。この人の長編小説はちょっと、重厚すぎて手が出なくて、映像になったものを見るだけでいっぱいいっぱいなんだけど、短編ってすごくいいと思うんだよ。さすが新聞とかに連載で小説を書いてた人だなぁって思うんだよね。

 圧倒されるのは床から天井まである巨大な本棚。3階〜4階くらいの高さがありそうだった。膨大な資料から作品を書いてきた司馬遼太郎のイメージのようなものであり、実際に家とか亡くなる直前まで書いていた書斎の現場とかも残っているんだけど、これはすごいなと。あれだけの資料があるからこそ、埋もれがちな人物にスポットを当てる作品が描けるんだろうなと。もちろん資料の裏付けがあるから、これだけの資料を準備して書いたから、描かれていることは歴史としても正しいみたいな、一種の司馬史観みたいなものからも距離を置きたい側の人でもあるんだけど。そっか、だから自分は、「この国のかたち」みたいな随筆は読めるんだ。

 もうひとつ圧倒されたのが、小学校6年生の国語の教科書向けに書かれたという「二十一世紀に生きる君たちへ」。図録の立ち読みによって直筆原稿も見ることができますが推敲の跡がたくさんあって、苦心して書いたことが伝わってきます。当初は「諸君」という表現だったのを、出版社の担当者とだったか意見を求める手紙をやりとりして、「君たち」になったとか。これ、以前から存在は知ってたと思うんだけど、きちんと読んだのはこの場でが初めてだった。で、心を射抜かれたのが、この一節。

私の人生は、すでに持ち時間が少ない。例えば、二十一世紀というものを見ることができないにちがいない。

 そうなのか?いつ書いたんだ?1993年らしい。じゃぁ亡くなったのは?1996年に、72歳でだって。死因は?腹部大動脈瘤ということで、かなりのヘビースモーカーだったらしいけど突然死だな。なのになぁってね。歴史をやっているだけに、なんとなく先も見えてたんだろうか。自分もなんとなく、ざっくりと先が見えることがあって、そんな話をここで書いてることもあるんだけど、さすがに8年後には生きてはいないって、72の段階で言えるかなぁ。腰が痛くなってきてたらしいけど、それは腹部大動脈瘤の症状でもあるらしいんだけど。

 ところで司馬遼太郎記念館ですが、建物がかっこいいなと思ってね。と思ったら安藤忠雄の建築で、ちょうど大阪で安藤忠雄展をやっていると。これは行かねばなるまい。ということでこの日のホテルで、ネットでチケットを取り、次の日はここに行くことにしたのでした。
Posted at 2025/05/04 11:52:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | おでかけ | 日記
2025年04月26日 イイね!

思いつきで伊勢神宮まで

 かなり前の話ですが、伊勢神宮まで行ってきました。3月の終わり頃だったかな。なぜ行くことになったのかについてはそのうちに。

 例によって時間を有効に使うべく夜に出て、下道を中心に走ります。で、かなり早く朝食会場についていたのですが、開店1時間前くらいからすでに並ぶ人がちらほらと。さとが行く前の調査で発見していた、四日市ヒモノ食堂です。

 近所に海運系の施設とか工場とかが多いからか、朝から大勢の人で賑わっていました。確かに朝からガッツリ食べて仕事に行くには絶好の立地だと思う。で、わたしの食べたさば定食だったかな。入店してまず干物を選び、注文して、焼き上がりを待つというスタイルです。


 そして伊勢神宮へ。外宮(げくう)のあと内宮(ないく)に行くという作法に従って参拝します。


 これはなんだろう??? 多くの人がここに手かざしをしていたので、とりあえず手かざしをしておきましたが・・・、


 あとで調べたところそれはやってはいけないことだったらしいです(汗)。物事を知らないってのはみっともないことですねぇ。


 お参りを済ませた後は、おかげ横丁へ。20年前とかだったかな?以前行った時は一部しかできてない感じだったのに、人の数が半端ない。賑わっているのは赤福の茶屋付近だけだった記憶があるのに、今ではおかげ横丁全域が賑わっています。


 遅い時間の昼食となりましたが、これまたさとが事前調査で発見していたゑびや大食堂へ。お目当ての食べつくし定食を。さすがに伊勢海老をつける度胸はありませんでしたが、内容的に大満足でございます。




 食後に内宮へ。いわゆるパワースポットというか、背筋が伸びる感じがするというか。ちなみに伊勢神宮におみくじがないのは、伊勢神宮に来られたこと自体がおめでたい(つまり来てるだけで大吉?)ということによるものだそうです。


 小腹が空いたので途中で見つけたプリントーストを。一緒についている生クリームを絡めて食べるのがまた激うま。


 そうそう、伊勢神宮に来た目的とは、これを買うことだったのでした。たまたまネット上で見つけて、さとにこれはなんだろう、気になるよねぇとか話しているうちに、行くか?となったのでした。なおうちでは、赤福を見つけたら買って帰らなくてはならないという鉄の掟?が存在し、恐れられて?います。ある日おみやげで欲しいものはあるかと聞かれて、赤福とさとに言われ、そんなベタなものでいいのか?と思いスルーしたところ、ものすごくがっかりされたんだったかな。とにかく赤福はうちでは重要アイテムとされているのでした。
Posted at 2025/04/28 17:13:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | おでかけ | 日記
2025年03月31日 イイね!

意外と知らない場所

 用がありまして、ちょっと出かけてきました。なかなかマニアックな場所です。

 この断層のはぎ取りに足を止めてガッツリ見る人は珍しいんだとか。いやいや、なかなか興味深いですけど。立地と知名度の問題かあんまり人が来ない感じですが、そのぶん丁寧に解説していただきました。


 展示そのものはこぢんまりとしていますが、ちょっとした理科実験のようなことを体験できる場所もあってなかなか興味深いです。よっしーがシコってる静電気の実験をしようとしている写真もありますが、ここでは自主規制で。そういえばさともシコってる静電気の実験をしようとしていたのですが、小指が立つ体質なのかガッツリ立ってました。


 剥製に触ってもいいよってところは珍しいんじゃないかなぁ。さすがにイヌワシとかはケースの中に入っていましたが。


 資料として本を置いてあるスペースもあります。しかしケースに入っているなんてなかなか豪華なものですね。わたしが小学生の頃から国語の教科書に載っていて、今も載っている名作。巻末の解説文をガッツリ読んでしまいました。人間と動物がフェアプレー精神のもとで正々堂々と戦うって解釈になるほどなぁって思ったけど、自分はたぶん雄大な大自然の中での大造じいさんの生き方全般を見ていたんだと思う。何年も観察して、工夫して、その都度敗れるんだけど、また翌年戦いを挑むってところにね。


 椋鳩十のペンネームの由来とか知ってるくらい、こういうのは好きだったなぁ。小学生の頃はシートン動物記とかもよく読んでた。きちんと育ったらちゃんとした理科好きの人になったと思うんだけど。いや、理科そのものは今だって嫌いではないむしろ好きなんだけど、どっかで道を誤ったんだろうか。


 10問チャレンジは採点して記念品をもらえるだけでなく、きちんと解説もしてもらえるそうです。入館無料でしっかり楽しめるんですが、いい施設なんですが、だからこそいろんな人に来てほしいようなひっそりと存在してるのがちょうどいいような、なんか複雑な気持ちです。
Posted at 2025/03/31 11:37:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | おでかけ | 日記
2025年01月31日 イイね!

最終日の駆け込みに

 見ておきたいイベントがあって旧県庁、今はしいのき迎賓館に行ってきました。写真は見終えて出た時のものですけどね。


 書くのが遅くてすいませんなのですが、イベントそのものはここでは終わっております。その後大阪に場所を移して2月2日までだったかな。


 なぜ佐藤健寿が撮ったのか、ということについて。


 誰にだっていろいろと言いたいことはあるんだろうと思う。だからこそのこの感覚、この視点。すごいと思うね。こういう感覚に触れるたびに、ほかの何者でもない何かになろうとすることだけはやめられないなぁって思う。なかなかなれないことくらいわかってはいるけれど。


 その筋ではよく知られていることだけど、石川県との縁はものすごく深いのです。多摩美大ではなく、金沢美大を受けようと考えたこともあったんだったと思う。もし受けてたら、どうなってたんだろうねぇ。


 写真展なのであえて写真の写真を撮ることはしませんでした。こういうのって、撮った人のものであるのは当然として、見た人のものでもあると思うから。でもね、報道写真ともアート写真とも違う別の何かであるということは、たしかに写真の1枚1枚から伝わってきます。


 なので会場を出たその足で、近所のスーパーに寄り道をして、買い物した時に見かけたけど四合瓶で量が多いから、買うかどうか迷った宗玄を買う。


 買うのはいつもワンカップなので、このフレーズはいつも書いてあるものなのかはわからないけれど、こういう時だからこそメッセージには、より重みを感じられる。


 だからその日のうちに開けて、宗玄を飲むのでした。
Posted at 2025/02/01 23:50:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | おでかけ | 日記

プロフィール

「なかなかいい買い物ができた。」
何シテル?   06/09 19:29
tetsurinです。 とにかくいじらず(ノーマルに満足している+いじる気持ちとヒマとお金がないだけ)、それでもいかに長く楽しく愛車と過ごせるかを考え、日...

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