
紅葉を求めて『那谷寺』を訪れた。
この那谷寺(なたでら)は石川県小松市にあり、開創1300年の歴史を持つ古刹。
創建は(勝山の平泉寺と同じく)泰澄大師で、白山信仰における重要なお寺である。

駐車場は広々、しかも無料。

「御柱立柱鳥居」
山門の前に鳥居がある。お寺なのに。
神仏習合ってやつか。
廃仏毀釈から免れたようだな。

「なたちゃん」
本尊「十一面千手観音菩薩」がモチーフ。

「山門(仁王門)」
拝観料は600円、特別拝観は追い銭200円。
紅葉の具合は色づき始めたばかりで、ピークは来週末くらいかな?

「仁王像(金剛力士像)」
立像ではなく、扉にレリーフになっている。
珍しいな。

「参道」
みごとな苔寺だ。

「護美小僧」
“ゴミを捨てないで”と注意書きするよりもスマートだ。

「金堂 華王殿」
金色に輝く本尊が安置されているお堂。
その奥には特別拝観「庫裡(くり)書院」と名勝指定園「琉美園」がある。

「観音綱」
金堂の前には木の柱。
本尊とヒモでつながっていて、ナデナデするとご利益がある。
本尊「十一面千手観音菩薩像」は撮影禁止。

「琉美園」
すんばらしい庭園を散策。

「三尊石」
琉美園の中にある自然大岩壁。
ふむ、確かに「阿弥陀三尊像」みたい。

「普門閣 隧道」
ここをくぐって金堂に戻る。

「普門閣」
中では「那谷寺秘蔵仏教美術展」を開催していた。入場無料。

お抹茶を一服。

苔の緑とイチョウの黄色。

阿弥陀三尊のレリーフ。

「奇岩遊仙境」
スケール感満点の奇岩。

「中門」

「観音霊水」
中門をくぐって左手にある。
ここの湧き水を数珠や指輪など身に付けているものにかけるとご利益があるそうな。

「稲荷社」
神仏習合だね。
あらら、立入禁止になってるやん。

「大悲閣(本殿)」
舞台造り。
清水寺みたいだ。
背面は岩壁と一体化していて「胎内くぐり」を体験できる。
これも清水寺みたい。

「三重塔」
ちっさ!
だが小さいがゆえに、凝らされた意匠を間近で鑑賞できる。
これはこれでアリだな。

「楓月橋」

「木組の猿」
よっしゃ! 見つけた!
頭をナデナデしたった。
「境内には頭をなでると苦難がサル、ご縁(猿)が授かると好評のサルがいます。豊かな緑と木陰の中をゆっくりと散策しながら探してみてください」

展望台からの眺望。

「鎮守堂」

鎮守堂からの眺望。
赫々と燃ゆるモミジと白き奇岩。
絶景かな!
白山信仰の精髄だ。
“その景色、奇にして自然なり”

「芭蕉句碑」
“石山の 石より白し 秋の風” (奥の細道)
「目の前の石山は白くそびえているが、それよりも白く、折柄のすがすがしい秋の風よ」

「庚申塚」
縁結びの神さま。
「南無青面金剛(なむしょうめんこんごう)」と3回唱えてお参りすると願い事が叶う。

「白山神社」
お寺の中に神社がある。

「護摩堂」

「鐘楼」
素晴らしい鐘が吊るしてあるらしいが、突き棒しか見えないぞ。

見て回るべきはこれにて終了。
苔むした道を歩いて戻る。

『日本自動車博物館』
那谷寺のすぐ近くにある。
初めて来た!
場所だけチェックしに来ただけで、この日は中には入らずスルーして帰路に就く。

『そば玄』
(スマホのバッテリー切れにより、画像はこれが最後。あ〜、ちゃんと充電しておけばよかった〜)
鯖江の隠れ家的おそば屋さんで昼食。
挽きぐるみの田舎そばが美味しい。
画像はお店で飼われている烏骨鶏。
羽毛が真っ白でフワッフワで、なんとも綺麗な鶏だ。
骨も内臓も真っ黒だけど。
その卵はお店で供されるカツ丼や玉子丼に使用されている。
これにてソロTRG終了。
加賀の巨刹をたっぷりと堪能できた。
Posted at 2017/11/03 21:33:05 | |
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