• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

片栗粉十郎のブログ一覧

2013年03月20日 イイね!

嫁の車が傷つけられました…。

本日昼前、嫁を送り出した後、嫁が職場に着いた頃に着信が。

「忘れ物でもしたか?」と軽い気持ちで話すと、

「車に傷がついてる…。今気づいた…」と。



嫁の職場へ確認しに行った。


助手席側ドアパネル、サイドミラー下の辺りのとこから


左リアドアパネルのほぼまん中くらいまで(うまく写せなかったが、指先まで。肉眼でははっきり)


ギィ~って引っ掻いた


明らかに人工的な深い傷…。



保険屋へ連絡。相手が分からないイタズラでもOKなプランに入っていてよかったが…。

ムカつく。そしてショックです…。


実は、「もしかしたらこんなことされるかなぁ」という不安が、少し前からあった。

つまり、若干の心当たりはある…。

――――――――――――――――――――

数ヵ月前、アパートの2つ隣の部屋へ引っ越してきた家族がいた。この数ヵ月、父親らしき男性は見ていない。

いつも母親と、まだ小学校にも通っていない小さな子供2人。別に今どき珍しくもない。

ただ、母親の両親と思われる少し年配の男女が、しょっちゅう泊まりにきていた。
周りの狭い道路に一晩路駐して、だ。

一応1台分だけだが、客用の駐車場もあるのに…。

――――――――――――――――――――

で、この母親と子供達が引っ越してきて以来、明らかな変化が…。
 
私が割り当てられている駐車スペースは風の吹き溜まりで、今までもチラホラとゴミが飛んできていたが、その親子が引っ越してきて以来、

強風の日は↓

こうなる。

ある強風の日はミカンの皮とティッシュ大量。
ある強風の日は弁当の容器やダンボール。
ペットボトルなんかしょっちゅうだ。

画像はほんの一ヶ所を撮ったが、車の周りはもとより、周りの道路まで散乱。

風が強くなくても、会社行くために車に行く途中、しょっちゅうパラパラとゴミが落ちている。

――――――――――――――――――――

「なんなんだよ最近!」と我慢も限界に近付いてきたある日。
夜も0時前、日付け変わろうかというときに帰宅し、部屋に向かう途中、信じられない光景を見た。

その2つ隣の部屋から、口が開いたままのゴミ袋を、そこの小さなお子さん1人で!引きずりながらゴミ置き場へ…。

通路・階段・道路に出てゴミ置き場まで、ヘンゼルとグレーテル状態…。

「ああ、これのせいか」と確信。
背の小さな子供が【よいしょ】と持ちやすいようになんだろうが…

「バカなの?(怒)」

ドア出て数歩で結局引きずってるし…。

つかゴミ袋の口を閉じないってどーなんスか!?

で、小さい子どもだし、口が開いたままのゴミ袋をそのまま横倒しにポイって…。

そりゃ散らかりますよ…。


それにもまして、こんな夜中にそんな小さな子供を、例え目の前のゴミ置き場までとは言え…!!(激怒)

このご時世、なんかあったらどーするんですか…(呆・怒)

まぁ何も言わず、拾って入れて結びました。

我慢して様子見。

――――――――――――――――――――

1回目撃すると不思議なもので、それ以来オレも嫁も2~3回づつ目撃。

夜中に小さな子供1人!!

耐えきれず嫁が拾っていると、後からゴミを出しにきた住人の女性に
「偉いねぇ」
と言われたらしい。

嫁「なんか、袋の口を開けたまま出す人がいて…」

女性「あ~。○○号室の人でしょ。お子さん引きずりながら持ってくるの、何回か見た。途中で落としながらね!私も拾って結んだことある」

だそうで…。

――――――――――――――――――――

アテンザ納車を目前に控えたある日、吹っ飛んできたダンボールがオレの軽に立て掛かってた。

ゴミ置き場を見れば、紐で結んでもいないダンボールが数枚。ネットがあるのにネットが掛かってない。

いつもだが、だから余計飛んでくる!

隣には口の開いた袋。ペットボトルを燃えるゴミの袋に入れ、それも結んでない!

前の人が掛けたネットの上から置いてやがる。


「限界だぞクソが!!」

どういう神経して、どういう躾してやがる。こっちからしたら理解できない。

ギャルっぽい服装をした片親の、典型的悪い例だ。どんな服装、どんな家族構成だろうが、一生懸命立派に育てている方もたくさんいるが、こいつは明らかに残念な側だ。

――――――――――――――――――――

アパート管理会社へ。

オレ「~で~で我慢の限界だ。結んでない袋を子供に引きずりながら出させている。あの姉ちゃんには迷惑している」

おじさん「○○号室の…。あ~…、旦那さんいねんだ。んで姉ちゃんっつーが、32だ」

オレ「さんじゅーにぃッ!?いー大人がこんなんなの!?」

おじさん「なんか最近、資源ゴミも燃えるゴミも袋適当に入れる人いて、業者が持ってかねぇからオレが分別してんだ。去年の夏なんて最悪だった」

オレ「引っ越してきた時期と被るでしょ?」

おじさん「んだな」

オレ「オレも嫁も他の住人も目撃している。他にもいるとしても、あの人が【その中の1人】であることは間違いない。近所同士トラブりたくない。注意してほしい」

おじさん「分かった」

――――――――――――――――――――

で、1度注意してもらった。認めたらしい。

その結果…


結んでる…一回だけ・・・。

バカすぎるの?

「十字」に結べっつーの!

この32の人は一体どんな親の元で育ったんだ?

画像は立っているが、見たときは倒れていた。
お陰でやっぱり風で巻き散らかっていた。

それがその内、オレの駐車スペースに飛んでくるんだっつーの!

やっぱりネットがあるのに、ネット掛けない。
いまだ子供に出させているのだろう。

で↓

左の黄色い袋、燃えるゴミの袋にペットボトル入ってて、口開いてる…。

注意してもらって暫く経ち、アテンザ納車後もゴミは我が子の元へ吹っ飛んでくる。

少し経ち、悪いが嫁と場所を変わってもらい、今まで嫁が停めていた月極にオレが停めるようにした。

――――――――――――――――――――

管理会社のおじさんも、ゴミの日の朝は見回りにきてくれていたが、その度に口が開いていたり、袋が違っていたり、十字に結んでなくて倒れててネット掛かってない…。

その度に注意していたが、認めるものの、ついこの前まで改善せず、おじさんも呆れて困っていた。

オレとか嫁とかおじさんがいつも拾っていた。

そんな先日…。

――――――――――――――――――――

只でさえ狭い駐車場前の道路、さらに電柱が張り出している所の反対側に、一台の車が。

あいつが引っ越してきて以来、こんな迷惑な場所にたまに停まっている。

嫁とアテンザで帰ってきたオレは、ミラーを畳んでギリギリすり抜けた。

向かいからきた近所の車も、ミラーを畳んで迷惑そうに。

何回か、佐川のトラックとか通れなくてバックして引き返すの見ていた。

嫁と「クソ迷惑だ!なんでよりによってわざわざココなんだ?!理解できねぇコイツ。悪いけどあの人んとこの親だと疑っちゃうよねぇ…」

と言っていた矢先、その部屋からおばさまが…。で、その車へ…。

嫁がついに限界にきた。

嫁「なんでこんな狭い道の、さらに電柱の反対に停めるんですか?!フツーに、常識的に、この間隔見て迷惑だって思わないんですか?!!」

おばさま「今どけます…」

嫁「あの!何回もココ停めてますよね?!邪魔なんですけど!フツーに気づかないんですか?!!」

おばさま【バタン!ブーン…】


見送りしようと思ったのだろう、○○号室のドアの前には残念な母親が。

近所だしトラブりたくないと直接は我慢していたが、嫁は限界だった。

嫁「なんなんですかあなた達!あそこ停めたら邪魔だってのも分からないんですか?!今までも何回もあそこ停めてましたよね!通れないんですけど!!」

「スイマセン。ボソ」バタン ガチャ

嫁&オレ「親子で残念だ…(怒)」

――――――――――――――――――――

これがついこの前の出来事。

あんなんだし、恨みに思って10円パンチとかされなきゃいいけど…と思って過ごしていた今日、嫁が傷発見。

――――――――――――――――――――

犯人は分からないし、その人を100%疑っている訳ではありません!と、最初に言っておきます。

警察に「心当たりは?」と聞かれればその事を話すだろうが、証拠はない。

お互い震災以降にこっちで働き始め、その人以外に最近新しく誰かとトラブったこともない。

その人か、たまたまイライラした人が通ってやったかなんて、知るよしもない。

仕事が忙しく抜け出せなかった嫁、多分警察にも言ってないだろう。

嫁のお父さんにも相談したが、「まぁ見つからないだろうねぇ…」と。

今一度「」の部分を強調した上で言わせて下さい。





○○号室の人へ。

とりあえずゴミくらい常識的に出してくれませんか?
他人のゴミが愛車の周りに飛んでくる苦痛、分かりますか?

何に使ったか分かんねーティッシュとか触りたくありません!

何ヵ月も苦痛です。なんで管理会社からも何回も言われてるのにできないんですか?理解できません。

「口を結んでネットを掛ける」

↑難しいですか?



ここにはいないと思いますが、私は適当に出したゴミが飛んできて何ヵ月も凄い嫌な思いをしています。

こんな例もあるんです。ゴミはちゃんと結んでネットとか扉とか閉めて下さいね。
(*^o^)/\(^-^*)

適当に出して吹っ飛んだゴミは、自分でゴミ置き場へなんか行きません。

(何か上から目線ですいません。偉そうにするつもりはないんです)

――――――――――――――――――――

で、誰だか分からない犯人へ。

テメーを見つける術はないだろう。警察にも言わない。捜しもしない。無駄だろう。

イライラしてたのかしんねーけど…

でもな!!



嫁のその車、義援金で買ったんだ!
全国の皆様の暖かいご支援があったから、今嫁が乗ってんだ!

軽だけど、うちら夫婦は義援金がなきゃ買えなかったんだ!!


家業もダメで実家もダメで、車は全部流されて、仕事も無いまま引っ越してきて、
なんとか仕事見つけて、オレは11万キロオーバーのすげーボロい軽買ったんだ!

25万円の…うちら夫婦はこれが限界だったんだ!


全国の皆様の義援金入ったとき、ありがたいし勿体ないし、嫁のもまた安い軽を買おうと思ったけど、そしたら車検が切れる2年後に2台買わなきゃいけない…。

案の定オレのは限界で、下取り後に廃車になった。

だから嫁のその軽は、二人で何回も義援金に感謝して、長く乗れるように新古車にしたんだ!

オレは車好きだし、「頑張って働いて頭金貯めて、2年後は好きな車買う!」って、夫婦で稼いで頭金貯めた。微々たる額だけど。

嫁は理解して、服とかはいつもオークションで安ッすいのばっか選んで、

「アテンザかっこいい…。欲しい!」って言ったら

『いいよ。私これ気に入ってるし♪10年は乗るんだ!☆』って、大事にしてたんだ!!!

初めて義援金入ったとき、「全国の皆様に感謝して、でもうちらも気分転換に何か食いに行くか」

って言ったら

「幸楽苑♪」って言ったんだ!!!感謝して食った。久々の外食だった。

そんな嫁が大事にしてた、義援金のお陰で買えた車に何してくれやがったクソ!!!

全国のみんなにどう謝ればいいんだよ!!!!!










――――――――――――――――――――



謝ることしかできません…。



全国のご支援下さった皆様、心配してくてた、応援してくれている皆様。

本当にごめんなさい!

嫁の車、守れませんでした…。

すいませんでした!!ごめんなさい!!!



悔しくて涙が出ます…。






クソ犯人。別に見つけようとはしねぇ。

でも一生許さねぇ!








しっかり直して、また大事に乗ります。
どうか許して下さい…。




――――――――――――――――――――



まだ帰ってきてませんが、嫁は凹んでいると思います。

いつもアホでエロいバカなブログしか書いてないオレです。
同じようなイタズラされたブログとか、「今日のイイネ」とかで見るたび、許せなくて押してたけど…。




みん友の皆様、たまたま見て下さった方…嫁への励ましの意味でポチリしてくれたらありがたいです。

嫁が勇気付けられると思います。

どうかこのアホを支える嫁に、励ましのイイネを下さいませんでしょうか…。

宜しくお願い致しますm(__)m



――――――――――――――――――――

※3/22 AM11:45 追記

特に拡散希望と書いた訳でもない、少しでも嫁を励ましたく、みん友のみなさんや偶然見てくれた方が…と思って書いたブログ…。

ブログあげない日なんて200にも満たないPV数…
お友達さんの数も、こんな私には勿体ないくらいだが、物凄く多いわけでもない…

なのにこんなことになり、戸惑い・驚きと共に、感謝の思いしかありません。

嫁も私もただただ驚き、嫁は感謝で泣いています。
私もこの追記を書きながら、堪えるのが精一杯です。

本当にありがとうございます。

今も所用で出掛けており、次の休みまでもまだ数日…
コメントへは暇をみてお返し致しますが、2~3日掛かるかもしれません。申し訳ありません。

こんなにも多くのコメントまで頂き、嫁と共に本当に感謝しています。

例えコメントがあと100来ようが、遅くなっても必ずお返し致します。

コメントも全て嫁に見せています。
皆様、本当にありがとうございます。



嫁「皆さんありがとう、ありがとう…(涙) みんカラの皆さん、大好きです」



Posted at 2013/03/20 22:22:52 | コメント(121) | トラックバック(0) | | 日記
2013年03月17日 イイね!

オフ会と震災復興ドライブと、myアテンザも例の症状が・・・

オフ会と震災復興ドライブと、myアテンザも例の症状が・・・オレ「ばあちゃんごめん・・・。こいづぼっこしてしまった・・・」

ばあ「ばッ!!なじょしたらこいづぼっこすんだればま~んずほにほに・・・。あんだこいづちょしてわがんね!!」


と言われ続けたガキんちょの頃・・・。


「風呂入った時に腕とかにビッシリ付くあの泡って、なぜかほっとけず手で【さ~】ってなぞっては一人自己満足するよねー♪」


な、東北意味不明助平野郎・片栗粉です。
ヽ(・∀・)ノ 
   アルヨネー
 

____________________


みんカラ始めて初の3.11を迎え・・・。
私なりに長い黙祷の意味で、少しみんカラ徘徊を抑え、ここ数日は数件のイイネで控えてきた。

私なんかの体験もブログにあげることができ、多くのイイネと暖かいコメントも頂くことができた。
少しは被災地に恩返しができただろうか・・・。



今日からまた、いつものアホに戻ります。
被災者の面汚しと言われるかもしれないが、逆にこんなに明るく生きていると捉えて下されば幸いです
m(_ _)m

____________________


「なぜ今日からか?」

・・・

トップ画像の通り、本日は「宮城のマツダ乗り」のオフ会でした☆
(((o(*゚▽゚*)o))) ワーイ

今日を一区切りにしようと決めてました。皆様の所に行って、またアホコメ炸裂するでしょう・・・

お許しをばww(=´∀`)ウヒャヒャ



マツダではないですがCR-Zも数台参加し、遠く関東から来られた方も!
(・□・;)

「近くでオフ会があると聞いたもんで・・・」ですって(爆)
( ̄▽ ̄;)アハー

素敵です♪(/ω\*)

岩手からも参加してくれ、みんカラやってないお友達も付いてきていたが、私と少しアホ話で盛り上がったら、その場でみんカラ登録してました(爆)
( ̄▽ ̄)

ゼロクラが明日納車になるんですって!!素敵☆
ヽ(´▽`)/

「いひひ」さん。ゼロクラと素敵なカーライフを♪ブログも楽しみにしてまーす☆
O(≧▽≦)O

____________________


で、場所はSUGOだったのだが、私はもちろん見学(爆)
(´ε` )

先導車有りで同乗OKのやつに数台エントリーしていたが、参加者の割にエントリー台数が少なく、
「一緒乗りたい人ー?」
との問いかけにも少し遠慮していたが、「toteto」さんが「片栗粉さん、どうぞ♪」と☆
(*゚▽゚*)

( ;∀;)マジスカーーー



で、前回のオフ会でもお世話になったtotetoさんのアクセラにて、コースへ☆

サーキットは筆下ろし初体験である!(*≧∀≦*)

先導車もあり、totetoさんもま~ったく本気を出せていない感じだったが、いつもガソリン代を気にしてはやんわり加速、峠もサーキットも無縁だった私にとっては、経験したことのないGと、テレビでしか見たことないようなギアチェンのスピードに、ただただテンションが上がりました♪

スゲー嬉しかったです、ありがとうございました!!!
(≧∇≦*)




・・・・・・

で、特にフォトギャラ等はない・・・w

前回のオフ会の写真通り、私に写真は期待してはいけない(爆)
( ̄▽ ̄;)

詳しくはまた、私以外の方にお任せーーーーー!ww
(・∀・)


あいあむ他力本願!
d( ̄^ ̄)b

「本能寺の変」ならぬ

「他力本願寺の変態」である!
d( ̄^ ̄)bd( ̄^ ̄)b

もしくは
「本能のままに生きる変t(ry・・・
(/▽\)♪ダメ


ぁいや皆様、ありがとうございました。
m(_ _)m

____________________


さてMyアテンザちゃん、すでにGJ乗りの皆様からちらほら報告されている症状が、昨日出ました。

私の場合は、ディスプレイに
「充電システム異常」
「SBSシステム異常」

と、一瞬表示された後、-STOPオレンジ点滅。

家着いてエンジン掛け直すと、なんともない・・・。本日オフ会の往復も、普通にi-STOPしていました。

ディーラー曰く、「CX-5以降、数件あるが、コンピューターに履歴が残っている場合と残っていない場合がある」とのこと。

まだはっきりとした原因は掴めていないらしい。取りあえず月曜に点検受けてきます。

・・・ついでに夏タイヤへ。ついに19インチデビューでーーーす☆
O(≧▽≦)O

・・・・・・純正ですけどw( ̄▽ ̄;)

____________________


12日は嫁と休みが被ったので、福島に復興支援ドライブへ。道の駅巡りをしました。
ハイタッチドライブになぜか嫁がハマり、おかげでバッジも増えた♪

アイスを食ったりお土産買ったり・・・♪


こんなの買ってきました。

当たり前すぎるが、これ飲んで運転して帰ってきてはいない。


左下のシールの「被災地支援」の文字通り、売上の一部が寄付される。

「桃の涙」というネーミングは、震災以降、福島の特産品である桃が全く売れなくなった悲しみから名付けたらしい・・・。



今の私共夫婦にはこんなこと、この程度のことしか出来ないが、互いに小さなことでも協力し合い、助け合っていきたい。

美味しくいただきます。



全国の応援してくれている皆様の為にも、共に頑張っぺ!被災地。

____________________


・・・。アホキャラ復活のはずが、真面目に締めてしまいました・・・。

さて、徘徊再開しまーす!少々ご無沙汰だった間のも、ちゃんと全部読みますからねーーーん♪
ヽ(´▽`)/

ヽ(・∀・)ノシ

Posted at 2013/03/17 00:59:28 | コメント(12) | トラックバック(0) | オフ会 | 日記
2013年03月13日 イイね!

私の3.11

私の3.11既に二日も過ぎてしまったが、3.11、東日本大震災について、私の体験を書かせて頂きます。

おとといは特にだろうが、あの日が近付くにつれ、私が参加させて頂いている宮城のグループの方も、震災について書き始める方が多数いました。
「忘れたくない、風化させたくない」と。

私なりに以前、プロフの「好きなもの」に書いてある、相棒ブラックパールへのクサい思いをブチ撒けたブログにて、簡単に書いたことはあった。

そのときもそうだったが、震災について思い出す度、犠牲者やそのご遺族の方の気持ちを思っては、やはり涙が浮かんできては複雑な気持ちになる。

ニュースでもさんざん放送された。私以外にも沢山の方が体験を書いているし、私はあまり詳しく書かないでおこうと思っていた。

私は津波も見てなければ、家族や親戚等は皆無事だった、まだ恵まれている者。
家族が無事だった私なんかがブログを書けば、家族や親しい友人等が犠牲になってしまった方からすれば…と感じていたのが理由です。

が、先日。参加させて頂いている宮城のグループの、私がよくブログにお邪魔している方が、ブログにて「皆様のあの日の体験を聞かせて欲しいです。『娘に伝えたいのです』」と。

沿岸育ちの私は、ばあちゃんや地域のお年寄りの方から、津波の体験を聞かされていた。
そんな地域の小学校だからだろう、道徳の時間等に、津波についての教育などもされてきた。

だからその言葉にて、私の体験を書くことを決めました。
誰かがそれぞれの何かを感じて、命の大切さを感じてくれれば、と。
被災者の方や、そうでない方まで多数「風化させたくない、忘れない」としてくれているのに、私が何もしないのは、アイラブ東北野郎として…そして、私に伝えてくれたばあちゃんや先生にも顔がたたない。

今、生ある者として、こんなアホ野郎一匹、私なりの体験・あの日の感情を書かせて頂きます。

――――――――――――――――――――

プロフには、津波にて宮城人になったと書いてあるが、少し正確ではない。3.11のほんの1ヶ月前くらいに、他県から気仙沼に夫婦で引っ越した。
正確には、津波にて宮城の内陸人になった、だろうか。

海も近く、その海に注ぐ川からもすぐ近い。チャリなら1分くらいで川、チャリで10分もすれば海なアパート。
海風が寒く、しかし夏は過ごしやすいかなぁなんて思っていた。

――――――――――――――――――――

家業を継いで半年くらい、いつもは気仙沼で荷を下ろすが、少し前からその工場が大規模な工事に入った。

よって、同じような工場がある石巻の水産団地が、少し前からの目的地になっていた。

フカヒレ以外の食えない部分、鮫の産廃がその日の積荷。我が相棒ブラックパールは、午前・午後2発で終わるよう、目一杯積まれる…。

3.11の午前、1発目として石巻へ。戻ってきて昼飯食って、またフル積載して石巻へ…。
ガスが空になりそうだったので、GS寄って満タンに。
・・・この偶然のガス満タンが、あんなに助かるなんて思いもしなかったし、誰も予想できなかったろう。

――――――――――――――――――――

いつものようにメタリカ聞きながら、気分よく走った。が、金曜だったことを思い出し、ラジオをエアジャムフライデーに。
岩手南部~宮城~福島北部の大型野郎はみんなそうだろう、金曜午後はDATE・FMの本間ちゃんと決まっている。(?)

45号を南下しながら南三陸・志津川・歌津エリアを過ぎ、内陸側の市に入って道の駅でトイレへ。

ダンプから降り、トイレへ向かっているまだ駐車場の途中、経験したことのない、あの揺れ…!

「なっ…んだコレ!?マジか…!」

凄まじかった、そして長かった。しゃがみたかったが、車に乗ってた人の視線もあり、「お、おう…」って顔してバランス取ってたが、実は必死だった。

食事処のガラスが割れ、女性等は悲鳴をあげながら飛び出してきた。
地面と建家の境目が、ガクッとなり、凄い段差ができた。

いつまで揺れるんだろう…。フル積載した相棒が左右に振られ軋んでるし、車体と荷物が心配になり、相棒に駆け寄りハシゴに上り、振り落とされないようハシゴをガッチリ握り締め、荷台を見ていた…が!!

・・・「津波…!」

頭をよぎったが、実際に経験していない私は半信半疑だった。
運転席に戻りエンジンをかけ、ラジオを聞く。

「大津波…6m…8m…10m…」

予想高さがどんどん高くなる。半信半疑だった私も青ざめる…。

「嫁…!親父・おかん…!みんな・・・」

私が生きてきた中の今までは、「最大2mの…」とか放送されても、結局何もなかったりがほぼ毎回だった。が、今回は何かはある!

嫁が心配でたまらない…。

実家も海に近いが、あのおかんのことだし、半信半疑ながらもとりあえず避難しているだろう。

親父のトラックも今頃は陸前高田~気仙沼辺りか…。だが、あの生粋の沿岸野郎、絶対に無事なハズ。

でも嫁は内陸育ち…。いつも何事も「まぁ大丈夫」なんて言っては、あまり気にしない性格。
バイト先のファミレスも、アパートから徒歩5分、海からも川からも近い…。

とにかく嫁が心配になるが、「この揺れじゃあ、今すぐ沿岸を戻っても危ない。内陸ルートだって、どこか崩れていてもおかしくない。今はここに留まって状況を…」



そうこうしているうち、ホントに高い津波が沿岸を襲ったと聞こえる。

「嫁…!」

そんな中、宮城の内陸、嫁の実家に住む嫁の妹から奇跡的に着信が入る!

「無事?!良かった!こっちはみんな大丈夫。今どこ?!」

『内陸側の道の駅。…嫁は?!!』

「地震のすぐあと【とりあえず無事】ってメール入った」

『地震のすぐあと…。津波のあとは…?』

「繋がらない。連絡取れない…。」



この電話以来もう二度と、誰とも繋がらなかった。
とにかく、携帯が繋がらないイライラと心配で、冷静でいられなかった。

――――――――――――――――――――

ラジオを聞いているうち、とにかく物凄い高さの津波がきて、沿岸は大変なことになったことが分かった。
名取沿岸には数百人の死体が…。

「沿岸通っては戻れない」そう悟った。雪まで降ってきたころ、警察が道を塞ぎ始めた。警察に駆け寄った。

『どういう状況か?気仙沼まで北上できるか?』

「この先の町の橋が津波で落ちていると聞いた。この先は行き止まりだ」

『橋が落ち…!内陸は?気仙沼に帰りたいのだが』

「内陸の状況も分からないが、気仙沼も海沿いの市街地には近付けない。今行っても無駄だし、まだ津波警報が解除されていない。近付くな。我慢してここにいなさい」

やり場のない複雑な感情が込み上げ、それが嫁と親との心配と混じり合い、寒さ以外でもタバコを持つ手が震える。

ここまでくると、親の無事にもまったく自信がなくなる。
「本間ちゃん…ウソだべ…」ラジオを聞きながら呟いたような記憶がある。

――――――――――――――――――――

夜にもなれば、ラジオは更に残酷な状況を繰り返す。

「気仙沼は流れた石油で大規模な火災発生」

このニュースに、私は目をつぶって上を向いたのち、ため息とともに下を向いた。夜中になっても何回も繰り返されるその台詞…自分の太ももを殴りつけることしかできない…。

「あの嫁が奇跡で避難するか、バイト先の人に連れられて避難したとして、そこが火事になってたら…」

あの台詞を聞いたときの感情、嫁への心配は、未だ忘れられない。



「もうやんた!聞きたくね!暫く移動できねぇのは分かった!」

ラジオを切るが、やっぱ心配でまたつける…また切るを繰り返した。

――――――――――――――――――――

一睡もしない夜を明かした。長距離ドライバーではないため、寝台に布団など置いてない。防寒ジャンパーにカッパと、着れる物は全部着たが、あの夜は寒かった。
ガス満タンとは言え、ずっと暖気もしていられない。耐えきれず少し回してはすぐ切ってを繰り返していた。
例え暖かくても、寝れなかっただろう。まったく眠くならなかった。

場所が運良く、道の駅の食事処の方々が炊き出しをしてくれた。
さらに運良く、観光ホテルの、首都圏からの客を乗せた送迎バスが同じ所で足止めをされていた為、そのホテルから従業員がそのお客さんの為にお握りとか持ってきてくれたが、駐車場にいる全員の車を回り、配ってくださった。

『客じゃねーよ、オレ…。いいんですか?』

「あだりめだ!どーぞ。」

ありがたかった。本当にありがとうございました。

さらに、地下水利用ということで、水も使えた。トイレは普通に流れてくれた。
食事処はガスも使えたので、暖かい味噌汁も…。

後にニュースを見たとき、なんて恵まれていたんだと思った。

――――――――――――――――――――

道の駅で3日過ごした。
あの日以降、夜はホント寒かったが、昼は暖かかった。よって、荷台の鮫が腐ってくる。
3日目には、駐車場の周りの方達に迷惑をかけるくらい、臭ってきてしまった。

その観光ホテルの運ちゃんにも
「あんちゃん、何積んでんだ?」と。

『ほぼ鮫です。魚の産廃フル積載』

「あぁ、どうりでちょっと臭うと…」



【ここにはもう居られない】と考えた。昼以外の暖気だけでも、ガスが減ってきていたし、このままここにずっといても、気仙沼に帰れなくなる…。

思い切って、どこが通行止めになってるかも考えず、内陸経由で気仙沼に向かった。

…が、1時間もせず、例のGSの大渋滞に捕まった。とにかく進まない。それでもトロトロ何件かGSをやり過ごしたが、少し進んだ先の渋滞で、ついに30分経っても動けなくなった。

「こんなんじゃ何時間しても無理だ。ガソリンが持たない。夜にしよう」

とも思ったが、とにかくどこも段差が酷い。
「こんなん繰り返したら、相棒の足がブッ壊れる。こいつが走れなくなったら、帰る術がない…」

食事処の方に事情を話すと「とりあえず役所に行って相談してみたら?」と言われた。

道を教えてもらい役所へ。地域の消防団の若い人達が集まっていたが、私がそのダンプを停めると
「何積んでんだコレ!?死体か?」と…。ヘラヘラ笑顔だった。

【冗談のつもりだろうが、今は通じねぇだろうがよ】

頭にきた…。オレぁ嫁も家族も心配でたまんねぇのに、このクソッタレ内陸野郎が!!

異臭と、会社の名前のペイントが沿岸の市だったからだろうが、こっちの心配をよそに、その台詞…。沿岸族がどんだけの思いで過ごしているか…。
その人は家族や親戚にも、沿岸住みで連絡取れない人もいなかったからのその台詞だろうが、オレは降りてブン殴りたい感情を抑えつつ、言った。

『テメーも積んでやっかよクソが…』

そのクソ野郎は何かを悟り、一気に気まずい顔になる。

「あ…すいません。えと、何積んでんですか?」

『…死体だよ』

「!? え…」

『鮫のな』

「…あ、鮫の、アハハ」

『…。もう1回ヘラヘラしたら、テメーも積んでやっぞ。ざけんなよ…。オレ含め沿岸住みの人間がどんな思いでいると思ってんだ。オレぁ嫁とも親とも連絡とれてねぇ。家も実家も沿岸だ』

「ぁ…」

気まずくなりすぎて言葉がなかったんだろう。周りの方々が対応を変わった。

「何の用で?」

『道の駅に3日いたが、積荷が腐ってきて、これ以上は周りに迷惑がかかると思って移動した。石巻の処理工場は海の真ん前、というか、こういう産廃の処理工場はみな海沿いにある。どこも駄目だろう。どうにか処理したく、相談しにきた』

「そうですか…。消防団では対応できないので、あちらに停めて、役所の中へ」



役所に入り、事情を話す。

『あそこに3日いるうちに積荷が腐ってきた。ダンプを停めておく場所に困っている。処理工場は東北沿岸は無理だろう。
さらにだが、少し周りを走ってみたが、段差が凄い。橋との繋ぎ目なんか20cmくれーある。どこの道もこんな状況だろう、フル積載したままじゃ帰れない。ここでなんとか処理して欲しいです』

「どうやって…」

『穴掘って欲しい。自然に帰らない物ではない。少々多い生ゴミです。ただ、そもそも産廃扱いですが…』

「なんキロくらいで?」

『キロ…。12トン弱です』

「12…トン!そもそも産廃扱いだし…う~ん」

『だから困っている。さっきも言ったが、処理工場はどこもダメだろう。このまま道の駅で腐らせる訳にもいかない。だからこうして相談にきた。
関東や日本海側の工場を探してくれれば行きたいが、どこもガソリン入れられないだろう。
というか、あいつが全部完全に腐ったら、とてもじゃないが運転などできない。鼻を塞ぎながらでも無理だ。フツーの人間なら意識はない』

「…。こちらもまったく電話も通じず、遠くの工場も探せない、ガソリンも無理だろう。分かった。市長に相談します」

『頼みます。すいません』

相棒は、少し遠くの周りに民家がない河川敷に停めておくよう指示された。地域のホール的な所がその辺の方達の避難所になっており、そこで過ごすようにも言われた。

知り合いなど一人もおらず、嫁と家族の心配で、いい歳こいてずっと体育座りしていた。

3日も経って、知らない顔がポツンと端に現れたからだろう。周りのおばちゃん達が話し掛けてくれた。

「あんちゃんどっからきた」

『気仙沼です。運転の途中でした』

「気仙沼…帰れないねぇ。道もダメだし」

『積荷も実はこうで困っています。今、市に相談していますが…』

「んなもん河川敷に穴掘って捨てて塞げ!自然に帰らないモンでもねぇし。私達は臭いは我慢する。困った時はお互い様だ!」

周りの住民の皆様も
「んだんだ。私達は我慢する。それよりあんちゃんを早く気仙沼に向かわせてあげたい」と…。

担当者から、「河川敷とか公園とかは、塞いでも後々臭いが出ると住民に迷惑だから、そこには穴は掘れない」と言われていた私は、涙をこらえ、ただただ小刻みに頷き、ありがとうございますと小さく連呼するのがやっとだった。

――――――――――――――――――――

担当者も市長も困っていた。
「ゴミの焼却場に行って、【市から言われてきた】と言って相談してくれ。悪いが忙しいし、電話も通じない。直接行ってみてくれるか」

と案を出され行ったが、停電もしていたし家庭ゴミの収集もまだしていない時だし、誰もいなかった。

迷惑な相談だと思いながらも、だからこそイチ一般人の判断ではどうしようもない問題だった。

『頼みます。なんとか解決して下さい』

「保健所と県の許可が…。今日保健所の担当者に会いに行ったが、【県の許可がいる】と言われた。電話も通じない」

あー出た。○○の許可が○○のお許しが…前例がないから・・・。

こういうお役所はしょうがないと思いつつも、お互いイライラが積もってきていた。担当者や市長も「めんどくせーのがたまたまうちの市で足止め喰らったばっかりに…」思っていただろう。向こうも不満が積もり、一回だけ衝突した。

「何回頼まれたって、困ってんのはあんただけじゃねぇ!」

…プチン!

『んじゃあここのオレ以外は何で困ってんだよ!言っちゃあ悪いがせいぜい電気と水道が復旧しねーで困ってるだけだろ!
んーならオレの問題はあんたらを通さず独断で処理していーですか?!あーそーですか!んーなら今から川にブチ撒けてきてやるクソッタレ!!』

「あ、それは困る…」

『許可が許可がってばっか言いやがって。こんな非常事態、あんたらでビシッと判断して、これを前例としやがれ!
内陸のあんたらには分かんねーだろーが、沿岸の腐ってきた大量の魚なんか、ゼッテーそのうち海に棄てっかんな。穴も掘る。処理工場がダメな今、ゼッテーそうなる!』

「じゃあ、今すぐ気仙沼に帰ってくれ!」

『だから道がダメだろアホ!明日にでもテメーらが片付けてくれんのか!橋架けてくれんのかよ!
沿岸は勿論だが、内陸の道だって、どこが崩れて通行止めになってっかもわからねぇ!!
最初にも言ったが、フル積載してあるあいつで、こんなスゲー段差だらけの道なんか走れねぇ。
途中でぶっ壊れても知らねぇってか?あーそーですか!さっすがお役所様だゼ!!』

「とにかく許可がなくちゃ動けない」

『んーなら電話通じて許可出るまで待ってやるわアホんだら!その変わりオレは運転しねーぞ!鮫12トン腐ったら運転なんてしてらんねー!!あんたら運転してな!!』

・・・。

お互い感情的になった。思ってもいない、いや、多少は思いつつも、普通なら口にしない事まで、数十秒だが言い合った。

結局は周りの気まずさにお互いクールダウンしたが、何も解決しなかった。

――――――――――――――――――――

肩を落とし、トボトボ河川敷の相棒の所へ。途中、お兄さんが話し掛けてきた。
「もしかしてあそこのダンプの運ちゃん?」

『あ、そうですが…』

「オレも消防団だ。困ってんのちょっと聞いた。どうなってる?」

『何も…。保健所だ県の許可だって、それも分かるんですが、いつ解決するか…。嫁と親が心配でたまらないです』

「そぉかぁ。大変だなぁ。・・・川にブチ撒けちまえ!オレが言っとくから!この辺の奴等もみんないい人だ!困ったときはお互い様だ!!何トンだ?」

『12トン…』

「12…!?いや、いい!やっちまえ!我慢すっから!ワハハ」

イチ・トラック野郎、まして親父の家業…。臭いと言われながらもプライド持ってやってた。不法投棄みたいなことはゼッテーしないと、誓うまでもなく当たり前に思っていて、担当と喧嘩になったときに思わず言っちまったことを、住人が言ってくれた。

また、涙が出た。苦笑いで誤魔化すのが精一杯だった。



そんなこと、さすがにまだ法が許してないし、まして良心との狭間でやれるワケない…。しかし嫁の所に早く帰りたい…。
ここの皆様のお気持ちだけ、ありがたく受けとるたび、さらに嫁への心配が膨らむ…。

でも、住民の皆様。ありがたいお言葉、本当にありがとうございました。

――――――――――――――――――――

家に届いた新聞を、避難所に持ってきてくれる方がいた。話し掛けて、読ませてもらっていた。

とにかく写真を見るたび泣きたくなった。犠牲者の名前を毎日指でなぞり、嫁と家族が載っていないか探した。

こちらが心配な中、近くの沿岸に住む人が、この避難所にいるご家族に会いにきた。

抱き合っていた。そりゃあそうだろう。だが、周りも祝福していた中、私の感情は複雑だった。
もちろん祝福の気持ち、「ホント良かったですねぇ」と思いながらも、嫁と親の安否がまだ自分は分かっていない…。

この辺まできて新聞の情報も入ってくると、津波の高さがホントに異常だったことを知る。
「海からは近いが、かなり高いから大丈夫」と思っていた、ばあちゃん家も心配になる。

実際にばあちゃん家は、家の目の前の細い道まで波がきたらしい…。ホント恐ろしい。

――――――――――――――――――――

4日目、市の担当が話し掛けてきた。
「少し遠くだったが、県の担当者が来ていた市に行ってきた。これだって、個人の案件の為だけの話、こちらもガソリンがない中、特別だ。
正式に許可が下りた!やはり災害時の、特例措置だ。穴掘って埋めてやる!」

『え…!?ホントですか!?あ、ありがとうございます!』

「ただし、塞ぐとは言え臭いが心配だ。地下水を利用している民家もある。【水源に支障がない山】の、さらに奥まで登ってもらう。あのダンプが通れる保証はない。
今から行く。ついて来てくれ」



ついて登った。道も細いが、物凄い傾斜。フル積載の相棒がひっくり返りそうな恐怖に耐えながら、みるみるガソリンが減っていく。
どこまで登るんだ…というくれー登った。

「ここに一晩停めといてくれ。明日、土建屋に掘ってもらう」

『なっ!?ここに一晩…!分かりました…』

スゲー傾斜。四ヶ所に石を噛ませ、相棒のエアーパーキングを信じ、市の車にて下りて帰った。

その夜は相棒がずり落ちてないか、また心配で寝れない。

5日目を迎えようとしていたが、この5日で意識がなくなるほど深く寝たのは、数時間だっただろう。

――――――――――――――――――――

朝一、役所に行った。担当から
「土建屋さんだって、自分の家の少し壊れた所を直したいと言ってる所を、無理言って引き受けて貰った。感謝してね」
と言われた。

『この辺の人が困ってんのは、せいぜい電気と水道が復旧しねーくれーだろ』と言った自分をぶん殴りたくなった。
本心じゃないにせよ、どこかで「まだまし」と思ってしまっていた。

津波が来なくても、少しでも被害があれば被災地・被災者である。肝に命じた。詫びの気持ちと、感謝の気持ちでいっぱいになった。



土建屋さんが来るまで外で待った。対面したときは
『私一人の為に申し訳ないです。本当にありがとうございます』と言った。

「軽油と、混ぜる灯油も分けてもらったし、大丈夫だ。気にすんな!市にも世話になってる。お互い様だ」と。

深く頭を下げ
『すいません、どうかよろしくお願いします』と言った。

――――――――――――――――――――

平に小型ショベルを積み、目的地へ。相棒は無事に留まってくれていた。が、かなりの異臭…。この辺がやはり限界だったのだろう。

「んじゃやるか」

と、堀り始めるが、数十センチも掘った所で、その下が石と岩が多い地層と気付いた。

「こいづぁ時間かかるぞ、あんちゃん…。どんくれー掘ればいい?」

『荷台にタプタプ入ってます。荷台の大きさくれー…』

「…。・・・。 うっしゃ!」

その道のプロの魂に火が点いた瞬間を見た。

作業前に一服して以来、タバコも吸わずひたすら掘ってくれた。
寡黙だが、昼飯食うときは私の心配もしてくれた。飯の後に一服し、午後もまた黙々と掘ってくれた。

素人の私でも、下が固く苦戦しているのが分かるが、午後もまた一服もせず、黙々と…。

さすがのヘビースモーカーだった私も、一服もせず、近くで見守るしかできなかった。



日も落ちかけた頃、やっと埋まりそうなくらい掘りあげてくれた。

「おっさ来い。誘導する。ッラーイ、ッラーイ。オケぃ。いーぞー!」

『離れてて下さーい』

ドババババ…

あの寡黙なおっちゃんが叫ぶ。
「うほーーーッ!!」



既にポコポコ発酵していた。プロが数時間かかった穴が、10秒足らずで埋まる。
すぐに埋める作業に取り掛かってくれた。



日も落ち、暗くなった頃、全ての作業を終えてくれた。

『本当にありがとうございました。ありがとうございました…』

「何回も言うな。分かったから。いいんだよ」

――――――――――――――――――――

役所へ戻り、担当者に無事に埋め終えた事を伝えた。

『終わりました。いろいろありがとうございました。迷惑も掛けました。すいません』

「いや、いいんだ。良かったな。こちらも安心した。それと…」

『…?』

「今日、気仙沼から内陸ルートでこっちに来た人がきた。その人のルートを逆行すれば、気仙沼に帰れる」

『え!』



道を教えて貰った。今すぐ向かいたいが、もう夜になる。
明日まで待とうと思い、避難所に戻った。

周りの人に、「あんちゃん、積荷も道も分かって良かったなぁ」と言われる。気遣いがとてもありがたかった。

――――――――――――――――――――

もうすぐ夜ご飯を出してくれる時間になったとき、大事な事を思い出した。
『明るくなったら、またGS渋滞に捕まる…!』

もう出発する旨を伝えると、お握りや飲み物を持たせてくれた。周りの方に貸して頂いていたジャージを返そうと、作業着に着替えようとすれば、
「そんくれー持ってけ。気ぃ使うな」と。

避難所を出るときは、近くだった方数人が、労いの言葉と共に送り出してくれた。

軽くなった相棒へ向かう途中、また消防団のお兄さんがたまたま家の前にいて、話した。

『積荷もなんとかしてくれた。気仙沼まで帰れる道も分かった。今から向かいます』

「今から…!無理すんなよ。電灯持ってんのか?」

『…いいえ』

「これ持ってけ。奥さん、無事だといいな」

と、電灯をくれた。
今度は恥ずかしげもなく泣いた。【きっと大丈夫だ!】という思いが詰まった手の平で、バンバンと叩かれた。

『あの…名前、教えて下さい』

「バァカ!こんなときはお互い様!別にそんなん言わねぇよ!!」

数歩歩いては後ろを向き、泣きながらペコリペコリしながら相棒へ乗り、気仙沼へ向かった。

お兄さん、ありがとう。

――――――――――――――――――――

地図を見ても迷ったが、すれ違った車に手を振って停めては尋ね、なんとか向かった。

ものスゲー細い山道。クネクネし、段差も凄い。やはり相棒が軽くて良かったと思った。



気仙沼市街地の数キロ手前の駐車スペースまで、やっと来た。重機やダンプ、緊急車両、自衛隊の車両が多数停まっており、
『この先はどうなってんだ…』思いながらも、
『ここまでは来た。アパートがある市街地には、明るくなったらにしよう』と思い、路肩のスペースに相棒を停め、目を瞑ろうとした。

が、やはり心配でたまらない!1時間もしないうち、市街地へ走り出した。

――――――――――――――――――――

坂を下っていくと、路肩に瓦礫が見え始める。ほんの数分してアパート近くの、少し広い道路に出る頃には、路肩は大量の瓦礫で溢れていた。

道路沿いの店舗はことごとくガラスが割れ、車も家もあちこちに流れ着いていた。

街灯もまったくなく、面影を探すだけで精一杯…。

ラジオで聞き、新聞でも見ていた。津波が襲ったのは現実だと理解していたが、この目で見るその光景は、すぐに信じる事などできない。

【・・・。は? はぁッ…? なにこれ…。マジ…か…?】と心で呟くのみ。絶句した。

【嫁…。嫁!!】それしか考えられない。

とりあえずこの辺の道路の瓦礫はよけてある。アパートか、嫁のバイト先かと考えたが、この道をそのまま進めばバイト先。そっちへ向かった。

――――――――――――――――――――

嫁のバイト先は、グシャグシャだった。すぐ向かいにはタンクローリーも一軒家も突っ込んでいた。

【・・・。ここにいたら無事な訳ねぇ】

アパートに向かった。バイト先からアパート方向への、川沿いの細い道、瓦礫がよけられていた。

相棒の横幅だし、両脇30cmずつくれーしか隙間無かったが、突っ込んだ。
が、この道の瓦礫処理はまだ途中だった。今進んできた100mにも満たない道を、20分くれーかけてバックした。

【こいつは家業の宝、傷付ける訳にはいかねぇ】

真っ暗だし、降りてカーブを頭に焼き付けては、1~2mくらいずつバックを繰り返し、やっと戻った。

【次は…指定避難場所だ】

アパートの近くの小学校が、その地域の指定避難場所だった。
向かうと、ちょうどその小学校までは、瓦礫が路肩によけてあった。

小学校もグシャグシャだが、2階より上は無事な気がする。ガラスも割れていない。が、誰かがいる形跡もない。

近くを通った消防車に手を振って停める。

『あの小学校に避難した人は、あそこにいるか?』

「東京から来ているのであまり詳しくないが、津波で孤立したあそこは、自衛隊等によって、もう生存者は移動しているハズ。○○に、各避難所毎の名簿がある。今から行くが、後ろを着いてくるか?」

『そうします。ありがとうございます』

――――――――――――――――――――

名簿を片っ端から探す。日付変わってすぐの夜中だが、私と同じように、なんとも言えない表情で名簿を見る方も数人いた。

とある夫婦らしき方々は「いねぇ…」と首を振り、ため息と落胆の表情…。
とあるおじさんは、もう何度も見たが、念のためもう一回…という感じを漂わせ、目的の避難所の名簿だけパラパラと捲り、表情を変えず「パサッ」と置いて立ち去る…。

沿岸のこの5日間、連絡が取れない人がいる方は、これが日常になっていたのだろう。

私は初めてだったので、読み落とさないように食い入るように見た。「さすがにここにはいない」という地区の名簿まで見たが、嫁の名前はなかった。

今度は貼り紙を片っ端から見た。
「○○無事ですか?私は△△にいます。□□より」

嫁が私を捜す貼り紙は見つけられなかったが、気仙沼の取引先の社長を、ご家族が捜している貼り紙を見つけた。

『社長…』

私達夫婦の結婚式にも出席して頂いた、親父と長い付き合いの、とても人のいい社長さん。私が継いだときは喜んでくれた。

この社長さんは結局、亡くなられてしまった。遺体が見つかったのは、ひと月位してからだったろうか…。

従業員を避難させた後、飼い猫が心配だからと海に近い家に帰り、犠牲になった…。

最期まで心優しい人。

墓参りに行けたの、遅くなってすいませんでした。心よりご冥福を。



――――――――――――――――――――

【とりあえずアパートに。生きてたら、メモでも残ってるかも…】

指定避難場所だった小学校の前に相棒を停め、それより先の、瓦礫がまだ手付かずの道をアパートへ向かう。
貰った電灯を点け、乗り上げて掻き分けて進む。

1階はグシャグシャだが、この辺は2階は無事だ。民家やアパートも、建家自体はほぼ残っている。
うちの部屋は2階だったし、少し期待した。

何度もふらつきながら、やっとの思いでアパートまで辿り着いた。
1階はガラスも割れて悲惨だが、2階の私達の部屋のガラスは割れていない。
火災の跡もない。

階段を上るとき、波の跡を照らす。…1階の天井のすこし下くらいだ。

【これなら避難せずに部屋にいても助かっているかもしれない…。なら、必ずメモくらいある】

期待と不安を胸に、鍵を開けた。電気も点かないので電灯で照らす。

外の悲惨な状況から一変、少し物が落ちている位で、あの日の朝に私を送り出してくれた光景とほぼ変わりない。

メモを置くならこの辺だろうと、テーブルの上や玄関を見るが・・・痕跡は何もない。

『クソ…ちくしょうッ!どこに居やがる…!生きてんのかよ・・・。あ"ーーーッ!!!』

――――――――――――――――――――

不思議と、気仙沼に戻って以来、あまり泣きたくなくなっていた。いや、もちろん泣きたいくらい心配なのだが、

【見つからなくても、泣いたら諦めたことになる】

と思っていたのだろう。泣き顔になりたい表情筋を、その思いが必死に抑えていた。



【クソ…。今度は市役所に…】

――――――――――――――――――――

市役所までの道も、瓦礫はよけてあった。

名簿もあったが、さっき見たやつの写しだろう。それより、やはり情報が集約される市役所、貼り紙のボードがさっきの所より多い。
そのボードを端からしらみ潰しに見た。

凄い枚数だったが、片っ端から見た。

ない…。いない…。



いっぱいあった貼り紙も、残りボード2枚…。
右上から一つ一つ捜し、ついにラスイチのボードが迫ってきた左下に、嫁がオレを捜している紙を見つけた。

バイト先の店長さんの家に、バイト仲間と避難しているらしい。

その紙の上には、
「○○(嫁)へ。○○を捜しに気仙沼に来たが、書いてある住所に辿り着けなかった。また来る。
△△(オレ)は、石巻に向かった。連絡取れていない」

という旨の内容で、親父が嫁を捜している貼り紙。
名前は親父だったが、字はおかんの筆跡…。

【ぁ…。みんな生き…。 ぅ、うぅ…】



膝から崩れ、その紙を両手で握り締めて泣いた。
声は必死で我慢した。

さすがにもう未明、ボードや名簿を見る方はいなかったが、寝れないのだろう、トイレ等に歩く人もちらほらいた。

【この人の家族は、まだ見つかっていないかも…】と考えると、そこで声をあげて泣くなんて出来なかったが、しばらくは泣き止む事も、立ち上がる事も出来なかった。

――――――――――――――――――――

嫁がいるはずの店長さんちの住所だが、大雑把な部落名と、店長さんの苗字しか書いてなかった。後で分かったが、部落名は少々正確ではなかったらしい。

それじゃあ親父も辿り着けない。こんな時くれーしっかりして、○○町○○番地○○まで書けよバカ嫁…。

オレも店長さんの家までは知らなかったが、
「毎日バイト先で待機している」
とも書いてあったので、またバイト先に相棒を向かわせた。

――――――――――――――――――――

日も昇り少しした頃、おばちゃんが話し掛けてきた。

「あんちゃん、この先はどこまで行ける?」

夜に相棒で突っ込んで、必死にバックしたあの道だ。

『途中までしか行けない』

「そうかぁ…。この先に知り合いの家があるのに。ところであんちゃんは、こんな朝からここで何してる?」

『カクカクシカジカで、嫁を来るのを待っている』

「早く会いたいだろうに。うちに住宅地図ある。送ってあげるからおいで」

『え…?でも…』

「遠慮すんな。早く会いに行ってあげろ」

――――――――――――――――――――

家にお邪魔すると、暖かいコーヒーまで頂いた後、息子さんに乗せられて向かった。

店長さんの苗字があまり多いものではなく、住宅地図にて目星をつけた。

それらしき家に着くと、息子さんはツカツカと庭の方へ。

道の反対が入口だった為、声しか聞こえないが、玄関まで行くまでもなく、庭に誰かいたのだろう。

息子さんが何か話しているのが見えるが、その先の誰かは家の陰になって見えない。
店長さんにはオレも何度か会ったことがあり、顔は覚えている。

【ここで合ってっかな…。もしここなら、嫁に会える…】

店長さんかどうか確認しに行こうとオレも歩き出した時、息子さんが手招いた。
と同時に、車の方に引き返してきた。

やたら早い。どうやら「名前と、○○(店名)の店長さんか?」だけ確認したらしい。
なぜここに来たかは言ってなかったのだろう。店長さんのリアクションを見てそう分かった。

――――――――――――――――――――

私が庭に行くと、見覚えのある女性の顔が。店長さんだ。

『ぁ…。・・・いますか…?』

「…!? え?えぇッ!? …ゥン、うん!いる!」



開いていた窓のレースのカーテンを開ける。

「○○ちゃん!旦那さん!!」

オレも部屋の中を見た。 店長さんのお子さんと遊んでいた嫁と目が合った…。

「…ぇ?…!!??ッ」
『ぁ…』



そんな、ほんの一瞬の確認の後、嫁はオレの名前を叫び、靴下のまま外に飛び出し、オレに抱き付いてきた。

「あ"ーッ!!ぅ"あ"ーーーッッ!!!」

嫁は、片手でオレの背中のジャンパーを力の限り握り、もう片手でオレの胸を力の限り叩き続けた。

「どこにいたの!?どこにいたのーーーッ!!!」

それのみ繰り返しながら泣きじゃくり、オレを叩き続けた。

『ごめん…ごめんな…。よかった…。よくやったな…』

「石巻…ぅ"あ"ーん!石巻にいたのぉ…!?ぅ"あ"ーーーッ!!ダメだと思ったーーー!あ"ぁ"ーーーどこにいたのーーーッ・・・!」

オレも泣きじゃくり、『ごめん』しか出てこなかった。《どこにいた。何をしてた。積荷で手こずった…。通じる道も…》なんて説明は後だ。

嫁の「どこにいたの」は、5日もほったらかされた寂しさと、石巻に向かっていたこんなオレへの心配だろう。実際、覚悟していたらしい。



「どこにいたのー!」『ごめん…。よかった…』
すれ違う叫びとつぶやきを繰り返しながら、お互い抱き合い、泣き合った。



少し落ち着いた頃、息子さんは庭の端に顔を出し、
「良かったな!じゃ」
と言い、帰ろうとした。

『紙に書いてあったからバイト先の前で待ってたら~で~で、あの人が調べて送ってくれたんだ』

制止して急いで嫁に説明し、二人で感謝した。

「いいよ。いんだって」という風に手をちょいちょい上げ、息子さんは早々と帰って行った。



息子さん、本当にありがとうございました。

――――――――――――――――――――

落ち着いた後に嫁の体験を聞くと、こちらは九死に一生だった。

バイト先では揺れの後も、「客全員の会計を済ませた後、やっと解散」したらしい。
店長さんも反省していたが、あの時どれ程の人間が「津波がくる」と信じただろうか。

防災無線が必死に呼び掛ける中を、嫁はテクテク川沿いを歩いてアパートに向かっていたらしい。

その時、下流を見ていた消防団のおじさんが、バイクで叫びながら近付いてきたと。

「津波きたぞー!あんだ何歩いてんだ!!後ろさ乗れ!!小学校さ逃げっつぉ!!!」

嫁はそれでも半信半疑ながら、バイクに乗せられて小学校へ。

途中で女性二人組にすれ違い、消防団のおじさんは必死に呼び掛けるも、「本当かしらねぇ…」と言いながら、呑気に逆方向へ歩いていったらしい。

小学校まではバイクなら1~2分。校庭に着いた頃には、既に後方に津波を確認できたが、ご老人の夫婦が校庭をトボトボと歩き、校舎に向かっていた。
どうやらお爺さんの足が少し不自由らしい。

「ほっとけない!」と、おじさんと嫁のバイクは駆け寄り、おじさんはお爺さんを、嫁はお婆さんをおんぶし、必死に走ったらしい。

校舎に入り、階段を駆け上がったその時、津波が校舎のガラスを割る…。

火事場のばか力と嫁が言ったが、嫁はとにかく必死にお婆さんと共に上り、助かった。



その夜は孤立し動けず、仕事着だった嫁は凍えるほど寒く、模造紙一枚を足にくるんで耐えた。

その後、救助され避難所にいたところに、バイトの皆を捜して避難所を廻っていた店長さんが、嫁を見つけてくれた。



あの消防団のおじさんが嫁を見つけなかったら…。
嫁より前に、誰かを乗せていたら…。

逆に、嫁が乗っていたから、途中ですれ違った人を無理矢理乗せる事も出来なかった…。

そこを考えてしまうと、複雑な心境だ・・・。



でも…こんな嫁を偶然救ってくれた消防団のおじさん、ありがとうございました。

――――――――――――――――――――

今後に伝えたいです。

半信半疑でも逃げて下さい!と。

なによりも命を第一に。

家族の車は全滅でした。実家も天上まで津波来ました。
家業は廃業し会社を畳み、相棒も手放しましたが、大事な人達と共に、今生きていられています。

皆様の大事な人達を悲しませないよう、何かあったらとにかく逃げて下さい。

逃げて何も無かったら、それでいい、それが幸せ。
でも、大丈夫と思って逃げないで、何かあったら…。

命には替えがありません…。どうか、なんとしてでも助かって欲しい。

――――――――――――――――――――

私の体験、想いです。

多くの方にお世話になりました。全国の皆様の暖かいご支援にも支えられました。

本当にありがとうございました。










犠牲になられた方々の御冥福を、心より祈ります。

Posted at 2013/03/13 20:43:59 | コメント(26) | トラックバック(0) | 震災 | 日記
2013年03月10日 イイね!

ひげアテンザ乗って1ヶ月半。気付いたり気になったり…

ひげアテンザ乗って1ヶ月半。気付いたり気になったり…『いいくにつくろうキャバ倉幕府♪』

チームえっち小屋越後屋の合言葉は勿論…
『いざ!キャバ倉☆』
三( ゜∀゜)オダイカンサマー



で、


上司「おい片栗粉。これパワーポイント使ってまとめとけ。今度発表すっぺし」

オレ「パワー…(´・ω・`)? 小橋か天山の新技だべが?」

上司( ;∀;)アハー



な、東北パソコン音痴助平野郎・片栗粉です。
ヽ(・∀・)ノ プチ オヒサー

――――――――――――――――――――

ちょいお久しぶりで…。

徘徊はしていたが、モビー・ディック郎は特にネタは無い。
キャラのアブノーマルには拍車がかかっているが、我が子はノーマルである。

ネタが無いなんざぁ、芸人とスシ屋なら死活問題だが、オレは芸人でもスシ屋でもないので、そんなに影響は無い。
(-.-)y-~

ちなみに「スシ」も好きだが、「スッチー」はもっと好きである!
(( ☆∀☆)CA~♪

CAと聞くだけで、テンション高度は大気圏を超えるw
♪わ~い!えむ・CA~♪
ヽ( ̄▽ ̄)ノ カンゲキー


普通の飛行機なら無理だろうが、オレは普通じゃないから月まで行けるだろう。
(-。-)y-~

ただでさえアホ助平なオレのテンションが「大気圏」を超えるとどうなるか…












「大危険」である。
シーエー ハァハァ(゜゜;)\(- -;)











さんざん引っ張ったが、CAと知り合った事は無い。



CAしぇー!

――――――――――――――――――――

さて今日も
あい らぶ♪親父ギャグ☆
りすぺくと♪純次・高田☆

な片栗粉ですが、納車から1月半くれー経ちました。

納車前、まだ雑誌にもカモフラージュしたスパイフォトしか無かった時代から、某掲示板含め情報集めに勤しむ毎日。

ここの皆様の所にもさんざんお邪魔しては、ワクワクしてたもんでした。

たまには私なりに情報を、と思ったが、鈍感でザッパな私の感想には誰も期待してないだろう。
(-。-)y-~シパー

色々言われてることについては、頭のいい皆様のを参考に(爆)
ヽ( ̄▽ ̄)ノ


んで、私なりに気付いた所。(´・ω・`)



ひげガーニッシュだが、、納車時、「厚いし太すぎだし…それにも増してなんで下端がこんなハンパな所でスパッとバッサリなんだよ!?(怒)
(ーー;)」


思ったが、オプションのフロントスカートを着けた際の段差が、きっとこの辺りに来るんじゃないカシラ?
(´・ω・`)?

…うん、そんだけです(爆)
( ̄▽ ̄;)

―――――――――――――――

ぁいや、んでi-DMだが…


ブレてすいませんm(__)m

1ヶ月半、1300kmちょいくれーにして、やっと先日3rdステージに♪
(*´∇`*)ヤット

昇格して3回目くれーの運転後の画像だが、アベレージ通り、私的には減点が多く感じる。
青点灯については、若干前より点きにくい気がしないでもないが、ほぼ一緒の感覚である。

で、i-DMとMTについてだが…。(MTとi-DMの組合せって、GJアテンザが初でしたっけ?w)

今のところ、シフトダウン時のブリッピングで「アクセル、ポンッ♪」ってしても減点されない。

クラッチを切った状態での吹かしについては、減点は無いように感じるが、もっと勢いよく踏んだり必要以上には吹かしてないため、正確ではないかもしれない。

今度、勢いよくブリッピングして試してみる・・・気が向いたらw
( ̄▽ ̄)b

んで、坂道は特にだが、発進時によくアクセル・ブレーキのゲージで減点される
( TДT)

頭にくる(w)ので、一定のアクセル開度厳守、ショックも少なくしようと半クラ少し長めにしても、逆に白ゲージ2つとか点く!

「はぁッ!?なんでよアホんだら!
オレは確かに鈍感だが、今のは青じゃないにしろ、減点は違ぇだろ!
少なくともゼッテー緑だべっちゃー!!」


となる。

だが逆に、少し早めにクラッチを戻しちまって、「ガクン」となると『青』が点く!

…「卑猥Why???
(;¬_¬)」


色々試す!※アクセル開度は一定にし、じわじわ踏み込みもしていない。

①やんわり半クラまでもっていき、ちょい馴染んだ後、オレ的にフツーにクラッチ戻す。

結果→『緑』か、ゲージ1つ減点。

②半クラ長め、さらにゆっくりクラッチ戻す。

結果→ゲージ2つ減点…。

③「半クラの所で止めることなく」「一定のスピードで」クラッチ戻す。

結果→『青』!(|| ゜Д゜)

④エンストこかねぇ程度に「③」を速めに。

結果→当たり前だが「ガクン」となる。・・・が!
『青』!!!!(゜ロ゜ノ)ノ エーッ!?

おいおい、「ショックの少ない、滑らかな…ウンチャラカンチャラ…」じゃなかったの?

つまり発進時は「ビクンビクンガクンガクン」っつーショックよりも、クラッチを戻す一定さを優先???

昨日の帰りに改めて、緩い上り坂で④を試した。(ヒルローンチアシストが効かない程度)

結果→ガクンとショックあるが、やはり『青』…。
(ーー;)(ーー;)

i-DM先生、半クラがお嫌い?

オレは今まで坂道は、少し高めに吹かす→半クラ→様子見ながら、坂の角度と回転数と半クラのバランスを感じつつ、調整しながら加速。

だった。
もちろん半クラの状態で何秒もいるわけではないが、乗ってる本人が「ショックはない」と確信しても、容赦ない。

つまり、MTの場合は「クラッチ操作にもi-DM先生の判定が入る」?

半クラの状態が長いと判断されると、減点される??

つまるとこ右のゲージは「アクセル・ブレーキ・クラッチ」か???

う~ん…(´・ω・`)


ぁいや、GJのMT乗りの皆様はどう感じているんだろう?
(・д・ )?





・・・

・・・・・・






まぁ答えは「某・『(苦笑)』が口癖のお方」が解決してくれるだろう(爆)
( ̄_|w










Posted at 2013/03/10 08:47:12 | コメント(14) | トラックバック(0) | アテンザ | 日記
2013年02月25日 イイね!

1ヶ月点検と初燃費記録と、また余計な物を引き当てた…(怒)

1ヶ月点検と初燃費記録と、また余計な物を引き当てた…(怒)正月に実家帰って、ばあちゃんち行ったとき…

ばあちゃん「お~い片栗粉!これゆってすけで!オラまなぐ悪くてでぎねんだ。これちょっとゆってすけでけろ!!」

と言われ、「ゆってすけで!?(爆)さすがにそいづぁ久々聞いだなぁやww」

と、親戚一同で笑って始まった2013年。

「チートイのイーシャンテンからの、あのもどかしさ…!
( ;∀;)ウラメッタ」


な、東北麻雀助平野郎・片栗粉です☆
(・∀・)ノ
イギナリシバレンナァヤ


――――――――――――――――――――

今日、嫁とラーメン食いに行ったとき、
オレ「ネギ味噌」 嫁「味噌バター」
おばちゃんは復唱も確認もせず厨房の方へ。…で、ネギ味噌が2つきた。
(・_・;

オレ「すいませーん」で、「ネギ味噌と味噌バター頼んだんですけど…?」

おばちゃん「あらそぉけぇ?んじゃバター持ってくっから♪ネギはそのまま食っていーから☆中身一緒!♪☆」

・・・( ̄▽ ̄;)ソデスカー


いやまず少しは謝ってけらっせんwまぁでもなんと言うか…合理的!w

さすが田舎!こんな東北が憎めないねー♪
ヾ(*T▽T*)オテアゲー

――――――――――――――――――――

さて、初燃費記録UP♪したが…、15km/L弱w
( ̄▽ ̄;)

詳しくは燃費記録の方に書いたが、とにかく無駄なアイドリングをかな~りしました。次回に期待していますw
( ̄∇ ̄*)ゞ

――――――――――――――――――――

んでば本題さうづっぺがね♪w(  ̄▽ ̄)



…オレはまた怒っている。むっつけでいる!(怒)
(#`皿´)コナクソコノ!


先日のクソムカついた洗車事件(フォローして下さった皆様、本当にありがとうございました)の日、ボディの拭き取りも終わり、初めて室内を拭いていたときのこと。

室内でフロントガラスの内側を拭いていた。ガラスの下端、インパネとの境目の、一番拭き辛い所を拭いていたとき、なぜかかすかに「カチャカチャ」と音がする。

暗くなっていたしよく見えず、指を這わせる。・・・すると↓



タイラップ!?
(゜ο゜;)


18時を少し過ぎていたがDへ電話。

オレ「カクカクシカジカで、インパネ上部の奥にタイラップ2本。メーカーでタイラップなんか使うか?ましてここにそのまま余剰品として出荷するか?こいづぁ何だ?!」

D「それはすいません…確認します。
・・・。
もしもし、すいません。こちらでナビを取り付けたとき、残した物です。誠に申し訳ありません。1ヶ月点検のとき、改めて確認させて頂きます。」



…またかよコラ(-。-)y-~ 何度も何度もチクりチクりミスりやがって!
( ̄^ ̄)

①連絡は後手後手!

②頭金以外の金を銀行が振り込んだその領収書を、うちに送った後に、「コピー取り忘れました。今度来るときに持ってきて頂くか、それかコピーして送ってくれませんか?」

③納車前に黒のホイールナットを買ったとき、安ホイールだがロックナットも付けた。
フジさんの店員が「普通のナットは、16本と20本で値段変わらないので、4本余りますが20本入れときます。予備にでもどうぞ♪」
その帰りにDに寄る。
「ロックナット4本の他に、普通のナットが20本入ってる。今袋開けて取り出すのめんどいから、余り4本、納車時にこの袋に入れて助手席にでも置いといてくれ」
→納車時、無い!
探しに行って5分くらいしてやっと見つける。

「オートワイパー→間欠」設定変更勘違い


等々に加え、これである(`へ´*)ノ

じいちゃんの白ひげの船に黒ひげ2本残すなんざぁ、ケンカ売られたも同然である。



海の男の血が荒波と化す!
(*凸`皿´メ)凸 ファーッ!
























おだづなよこのクソがっちゃニャろっこめがぁーーーーーーーッッ!!!

ごせやげっぞこのがっちゃこの!!!!
(*`Д´)ノ!!!
ごしゃいでばりもいだぐねんだオラもこのたうえなすこの!!!!
(*`Д´)ノ!!!
なんぼ言ってもほぉでぇねぇなあんだらもこのクソがっちゃニャろめーーーーーーーーーーーーッッッ!!!暴風!!!雷!!!爆弾低気圧!!!!!
(*`Д´)ノ!⌒●~*!!!
ヘクトパスカルーーー!!!



あー嫌だ!仏の顔と謳われた(?)オレだが、さすがに切れましたさ
(-.-)y-~(-。-)y-~(-。-)ノ⌒-~ (#`皿´)

先日土曜日の1ヶ月点検のとき、ついにボロクソ言ってしまった。
オレ「オレのダチは自動車工場で働いている。クリップ1個でも、ライン抜けた後の検査工程や、まして抜取り監査等で余剰品として見つかれば、工場あげて怒られると聞いた。

そんな、メーカーが一応なりとも"余剰品無し"として出荷した車に、なにしてんだよ!

この2本で全部か?作業したヤツは1ヶ月前の記憶はあんのか?

"何本置いたか分からない、切れっぱしも置いた"と仮定して、切れっぱし等がデフロスターの穴から入ってない保証はあるか?

あんたらこれからインパネもバラして捜すっつってるが、それで見つからなくても、
"切れっぱしも100%無い"と言う根拠はどこにある?

①『捜しました。100%無いです』と、

②『捜しました。一応見つかりませんでしたが、もしかするとどっかの奥に切れっぱしなんかがあるかもしれません』

と、どっちが正解か?!」

D「②です…。」

オレ「気分ワリぃわコラ!どうしてくれる?!」

D「頑張って捜すので、納得してもらうしか…」


―――――――――――――――――――――

…あームカつく!なーにが「少しずつ高級路線も」だドアホゥ。
(-.-)ノ⌒-~

売る物の値段に見合った作業しやがれ。

例えば100均の製品にそこまでを要求する人もあまりいないだろう。
今日行ったラーメン屋の接客だって、全国チェーンの高級店でもない田舎の店+数百円のもの。

だが「車」ってなんだ?普通の人にとって、「マイホームの次に高い買い物」じゃねーの?

そんでもって、夢と希望と、納車までのもどかしさと…
貧乏なオレにとっちゃ長~いローンまで付いてきて、無理して買った、だからこそより一層沸く、他に変えがたい愛着と…。


新型の初期ロットだし、リコールくらい覚悟しているが、こうもアホみてーな人的ミスが重なれば、イライラもしてしまいますよ、マツダさん。

1ヶ月点検の整備納品書に「この度はカクカクシカジカで申し訳ありません。今後二度と…」ですって。
( →_→)

ついにキレたし、東北マツダとマツダ本社にもクレーム入れてやろーかと思ったが、まぁどうせ何も変わらないだろう。

マツダだけじゃない、どこでもありえるし、オレだって仕事でミスるが…
あんたらにとっちゃ仕事、日常の繰り返しの中の、イチ客の一人のイチ車でも、こっちにとっちゃあ唯一無二、例え同車種でも、一度手元にきた我が子が一番可愛いもんだ。

100万の軽でも1000万の外車でも、オーナーにとっちゃあ同じ宝物。

くだんねーポカミスばっかしねーでくれ。

――――――――――――――――――――

ここに晒した意図はただ一つ。
めったに無いことだと思うが、納車待ちの皆様…
Dにて架装の際は念を押し、私のようなくだんねーことで気分を悪くしないよう、願っております。
( ̄人 ̄)

Dも人の集まり、納車時はタイラップにご用心w
(。-∀-)

既に納車の皆様、私以外に無いとは思いますが、念のため!
インパネ奥、フロントとの境目、ご確認下さいませ
m(__)m

なんせ横になって境目の溝にハマっており、タイラップの端の「凸」の部分がかろうじて見えていたであろう状況でした。

普通に運転している分にはまったく気付かず、フロントガラス拭いたときも、タオルがその「凸」に当たって音がしなければ、未だ気付いてなかったと思います。
(; ̄ー ̄A
Posted at 2013/02/25 23:27:12 | コメント(14) | トラックバック(0) | 愚痴 | 日記

プロフィール

「ムハァ(´Д`)大人しくしてた間のお友達の皆さんのブログ、やっと全部見て追い付いた。少々遅れて申し訳ないm(__)m」
何シテル?   03/19 03:19
片栗粉十郎です。津波くらって宮城人になりました。 こっちに知り合いもいないし、ちょい寂しい日々を過ごしてます(泣) 愛車流され、ちょーボロい格安の軽に乗...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

Odula / OVER DRIVE メンバーカラー 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/03/06 01:01:17

愛車一覧

マツダ アテンザセダン モビー・ディック郎 (マツダ アテンザセダン)
車の白ボディに通称「ひげ」ガーニッシュ、 有名海賊漫画の「白ひげ」船長をかけ、「白ヒゲち ...

過去のブログ

2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation