1
という訳で、5degで跳ね上げられてるフロアの先端に、さらに10deg跳ね上げたスポイラーを繋げましょう。
寸法が長いから、カーボンで作ると膨張率の違いで反ってしまう恐れもあるので(PPは大分膨張するけど、カーボンは殆ど膨張しないから)t=2くらいのABS板で作りましょう。
熱膨張ってけっこう馬鹿にできなくて、前のってたスターレットにターボ車用のスポイラーを両端だけボルト止めして付けてたら、夏場に真ん中が浮いてきたことがありました。
その他、5deg面にアプローチRで繋げたり、段差のある部分の処理とかも、ABSの方が都合が良さそうです。
2
これは...
プリウスタイプのフェアリングにするから、前のフィンタイプよりもエコロジーな感じになるかな? と、思ったけど、明らかにヒドくなってます(笑)
もはやエコカーの部品には見えませんが、これでも燃費向上アイテムです。
でも、エコカーもレースカーも地面を走る同じ地球の仲間です。
自動車雑誌とかに「レースカーは高速でダウンフォースを出すための形だから、乗用車とは考え方がまったく違う」とか書いてたりするけど、どっちの方向にどれだけ振るかだけの話で、基礎的な部分は大体一緒ですよ(ダウンフォースが絡むと、凄く複雑にはなるけど)
3
紙で作ったモノを車にガムテで貼って終了。
っていうのが真のエコパーツですが、そんな高い環境意識は持ってないので、地球に厳しいカーボンで作りましょう。
型を起こして一体物で作ることも可能ですが、正直めんどいので(どうせ一個しか作らないし、マンションの一室で作ってるのでポリエステルとか使いたくない)2次曲面のアルミ型くらいで止めといて、あとは組み立てで作りましょう。
4
取り付けや組み立ての基準となる真ん中の板は、剛性が欲しいので、2mmの発泡コアを入れます。
コア材の端末は、直角のままだと隅部に圧が掛からなかったり、ハニカム材だと面方向の圧力で潰れたりするので、斜めに削いでおきます。
ディビニセルは、この作業がカッターナイフで簡単に出来るのが利点です(ハニカムだとサンドペーパーで削ったりしないといけないのでけっこう大変)ちなみにR35 GTRのディフューザー作ってる会社は、アルミハニカムの端末を削らずに、斜めに潰すそうです。凄く上手い方法だからマネしたいんだけど、アルミハニカムを持ってないから、まだやったことはありません(ノーメックスだとできないし)
5
カーボンは片面1plyづつ貼ります。
プリプレグは単価が高価いから敬遠する人が多いんですが、ハンドレと違って、こんな感じで歩留まりが凄く良い(捨てる量が少ない)ので、逆に安かったりもします。
あとは、賞味期限が長ければ理想的なんですけどね。
6
平板なので、アルミ板にテドラーフィルムを貼って積層しましょう。
アルミ板は薄いと変形したりして精度がでないので、これくらいのサイズの10mmくらいの板が一枚あると便利です。
そういえばテドラーが残り少なくなってきました。GHは届くまでに時間が掛かるので、早めに発注しときましょう。
西部航空の魚住さん。
今回の荷物は軽いですよ(笑)
過去に1斗缶で樹脂(20kgくらい)を頼んだ時は、本当に申し訳なく思いました
(ウチの家5階 & エレベーター無し)
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今回は、ちょっと大きめの物もあるので、常設のオーブンじゃなくて、ダンボールの仮設オーブンを作りましょう。
8
ダンボール箱を馬鹿にしてはいけません。
最近は技術が進歩して、城もダンボールで作る時代みたいです(笑)
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