
遅ればせながら明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
これまた遅ればせながら、年末にやり残した趣味の映画鑑賞ブログです。
2012年は新作47本、リピートプラスすると51本でしたが、2013年は愛車にかまけ財布も寒く、またあまり魅力ある作品に出会わなかったこともあり、かなり少なく36本。リピート含めると40本。
毎年感じるのは年々良作が減ってきたような気がすることです。両手をあげて最高!と呼べる作品が今年もなくとても残念です。
邦画はもちろんハリウッド等の海外作品も薄味気味、映画業界全体が沈滞傾向ではないかと。
偉そうに言える身分ではありませんが観ているこちらが映画の危機をじわじわ感じます。まぁ、今年は話題作があるようなので期待したいところです。
で、鑑賞映画数が少ないながらも以下に自分なりの順位を付けてみました。
一言レビューも掲載しました。中にはネタばれもありますのでご覧になりたくない方はスルー願います。
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No.1 ジャンゴ 繋がれざる者 ☆4.5 (☆5が満点)
キャラが立って独特のセリフ回しが秀逸。極端に好き嫌いが分かれるタランティーノ監督作ですが今回かなり良かったです。165分が長く感じられませんでした。
No.2 ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987 ☆4.5
劇場公開の映画作品としてはストーリーもヘチマもなく最低の部類ですが、ライブビデオとしては傑作!
しょっぱなのブルーハーツからトリの佐野元春まで往年の野外ライブの臨場感が甦ります。
但し大スクリーンで観ないと魅力は半減です。DVDレンタルはオススメ出来ません。
No.3 キャプテン・フィリップス ☆4.5
間違いなく名作です。ただ重すぎて二度は観る気になりません。
4. パシフィック・リム ☆4.5
ウルトラマン&ファーストガンダム世代のおっさんおばさんにはどストライクな作品。
監督の日本への愛も感じる良作。
ストーリーはサラッと流しましょうwww
5. エンド・オブ・ホワイトハウス ☆4
単なるアメリカバンザイ映画ではなかったです。緊迫感が半端ない!
シリアスなダイ・ハード。
6. リンカーン ☆4
世界史の教科書と参考書ぐらいの知識では意味不明の部分も多くあり、小難しくて地味な作品です。完全にアメリカの愛国者向け作品ですが、勉強しなおして観た二度目はじわじわ面白かったです。
日本でも幕末の政治家やリンカーンぐらいのリーダーシップを発揮できる人材がぜひ今欲しいと思いました。
7. テッド ☆4
下ネタ満載R15です。こういうの嫌いじゃないです、ってか大好きだぁ!www
字幕の方がギャグがわかって面白いかも。
8. 宇宙戦艦ヤマト2199/第七章 そして艦は行く ☆4
ヤマトのオールドファンにはとてつもなく不評の2199版ですが、自分は結構良かったです。メルダ・ディッツにキャラ萌え。
9. 悪の法則 ☆4
タイトルからして破滅的最後は予測できますがそれだけにその過程が面白いです。但し観る人を選ぶ作品。
キャメロン・ディアス、エロ怖すぎてキャメロンファンの自分でも引くwww
10. 脳男 ☆4
駄作臭がして完全に舐めていましたが思い切り裏切られた作品。かなり良かった。
11. ゼロ・グラビティ ☆3.5
巷の感想の通り映像は文句なしにいいです。無重力の状態でも機材などの重さを感じるシーンは斬新でかなりリアルでした。
ファンタジー要素がもっと抑えられれば更に良かったです。ただ原題はGravityなのに、ゼロを加えた邦題は馬鹿の極みとしか言いようがありません。
12. 華麗なるギャツビー ☆3.5
素晴らしい映像美。ストーリーは以前の大作とそう変わりありませんがリメイクものとしては秀作でした。
13. ラストスタンド ☆3.5
久々のシュワルツェネッガー、復帰主演作。劇中のセリフの通りoldさは仕方ないですね。
ストーリーやテンポなど悪くはありませんが、巷の高評価ほどは自分はいいと思えませんでした。
14. ダイ・ハード/ラスト・デイ ☆3.5
悪くはないが、例えば親子でホース巻いてダイブしたり過去作をセルフパロしてくれたらもっと評価が上がったのに。
15. ゼロ・ダーク・サーティ ☆3.5
単なる米国賛美ではない作品。2時間30分を飽きる事なく緊迫感を持って観られたのは製作者の実力の証ですな。
16. 陽だまりの彼女 ☆3.5
設定のファンタジーのキツさを役者がカバーした珍しい作品。なかなか良作です。おっさんが観るにはちょっと恥ずかしいですがwww
17. フライト ☆3
ハラハラするサスペンスものかと思いましたがさにあらずのヒューマンもの。いまいち自分には合いませんでした。
18. 凶悪 ☆3
ひと言で言えばマイルド「冷たい熱帯魚」。準主役のピエール瀧は本来の人柄の良さがポロポロ出ていて凶悪犯というには無理がある感じ。
19. 96時間/リベンジ ☆3
前作がよく期待が高すぎました。悪くはないが印象に残らない作品。
20. アウトロー ☆3
トムクルーズじゃなくてもいいキャスティング。というかトムじゃない方がいいと思いました。
21. 42~世界を変えた男~ ☆3
淡々としすぎて盛り上がりに欠ける。もう少し演出を考えるべき作品。脚本家が監督になるとこうなる、の典型。
22. キャプテンハーロック ☆3
ファンタジーのキャラでハーロックを長々観た気分。やはり無理がありました。
プロの声優を使わず客寄せで流行りの俳優を声に当てるのはもう止めて欲しい。
23. ワールド・ウォー Z ☆3
今までのゾンビ映画とはちょっと違う新感覚ですが特筆すべきはそれだけ。
24. ホワイトハウス・ダウン ☆3
よくあるヒーローもの。可もなく不可もなしですが、先に公開されたエンド・オブ・ホワイトハウスと比較するとどうしても劣ります。
25. プレーンズ ☆2
完全にカーズの亜流。しかもかなり劣化した安っぽいストーリーの進み方だなと思っていたら、ピクサーが製作に関わっていないそうでなんか納得。
26. エリジウム ☆2
設定はいいのですが各セクションで詰めが甘すぎ作品。スケールの割に出演者少なすぎwww
27. 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 ☆2
前作より更にダメ。中途半端なハードもの。シリーズ化しそうですが次があっても観ないです。
28. オブリビオン ☆2
この作品も設定は良かったのですがテンポが悪く、最後はメロドラマっておいおいっ!でした。
29. プラチナデータ ☆2
ハゲタカやるろうに剣心と同じ監督作とは思えない酷い出来。
30. SHORT PEACE ☆2
俺たちのスゲエ映像観てみろ!感がアリアリですが今更驚く程の映像ではありませんでした。
ストーリーなどは推して知るべしで、観て損した感がアリアリwww
31. LOOPER/ルーパー ☆1
ツッコミ所満載の最低のタイムトラベルもの。
見どころは赤のミアータのみ。
32. REDリターンズ ☆1
前作の斜め上を行く悪い意味でのハチャメチャさ。ツッコミ出したらキリがありません、酷い。
ヘレン姐さん、車内で銃ぶっ放したら耳は聞こえなくなるわ、熱々の空薬莢が至近距離で顔を直撃するわで、ビョンホン散々な目に遭いまっせw そして謝罪と賠償を要求されますwww
33. キャリー ☆1
何も考えずリメイクすると大失敗しますよ、の典型的な作品。何故リメイクしたのだろう、不思議。
34. アフター・アース ☆1
酷い。ウィルスミスよ映画の私物化も大概にしろと言いたい。薄々感づきながら付き合った自分が馬鹿だったっす。
35. 藁の楯 わらのたて ☆0
荒唐無稽を完全に履き違えているありえない展開の連続。邦画のチープさを存分に味わえる駄作。
36. 永遠の0 ☆0
絶賛の嵐ですが自分には全く合いませんでした。
反戦なのは当然自分も同感ですが、戦地の人々の描き方が現代風にアレンジされすぎて、戦争でお亡くなりになったり傷ついた兵士の方々に失礼極まりないです。
個々の主張があれだけ通り、特に主人公があんなに自分勝手な言動を繰り返しながらもあの階級でいられるような軍隊では、軍としての規律や秩序はアメリカと戦う前からとっくに崩壊する訳で、もっと言えば戦争が始まる筈もなく、特攻に考えが及ぶことなど絶対にあり得ません。
特攻をテロと呼ぶくだりが発言者が原作と違うなど、大手新聞社等の様々な力関係が動いた商業主義的な作品ですな。残念。
書き出すと止まらなくなりそうなのでこのへんにします。
以上、最後までお付き合いありがとうございました。