台風...雑感

日本の南海上の台風１０号

気象衛星が捉えた雲の様子を見ると

台風の目が大きい割には輪郭がぼやけていますね


気象庁HPの気象衛星より（2019年8月12日12時00分赤外画像）

一般的に台風の目が小さいながらもクッキリとしている方が

発達していると言われています（ドボラック法）


ところで

台風は海面から蒸発する水蒸気をエネルギー源とし

海面水温が高いほど水蒸気は豊富なので発達しやすいと言われています

しかしながら

今回の台風１０号は小笠原諸島近海で数日間足踏み状態したために

この足踏み状態によってエネルギー源の広大な海面が長時間強風にさらされ

荒波による攪拌とか日射しを遮る雲とかで

海面水温が低下してしまったように感じられます


気象庁HPの日別海面水温の図より（赤色より紫色の方が温度が高い）

・・・

今後は

台風を押し流す指向流が定まって海面水温の高いエリアへと移動しますから

暖かい海面から得る水蒸気で台風はパワーアップしていく可能性があります

台風情報に述べられてる今後の若干の強まりは

↑のような原理が数値予報に働いているのかな？

定年退職しながらも

長年天気に携わってきた習性でしょうか

無関心ではいられない (*-ω-)ｳｰﾝ？


そんなワタシは「天気の子」じゃーなく「天気の爺」

(；´艸｀)アｧｧｧ～