痛風おやじのブログ一覧

昨年から点検修理で何台かの代車をお借りしました


パッソ×２　　カローラランクス　　プロボックス　・・・AT　

ホンダライフ　　ホンダNbox　　スバルR1　　・・・CVT


以上のクルマに共通して感じられたのは、「ブレーキの踏み加減が難しい」・・・でした

どういうことかというと

制動力は優れているのに、微妙なコントロールがしにくい



図のように、～４０ｋｍ/ｈぐらいの中低速から停止するまでのとき

ペダルを踏み始めるほんの一瞬、うん？ちょっと効きが甘いかな

車種によってこの甘い部分はまちまちで、ほとんどないクルマもありました

その直後、グググ・・・前のめりになるぐらいに効いてきます

一定の減速を維持しようとするとペダルを踏む力を弱めてやらないといけない

６０～８０ｋｍ/ｈ走行時の減速ブレーキでは、そのような感じは薄らいでいきますが

効きすぎる部分を超えてさらに踏み込むと、相対的に効きが甘いと感じてしまいます


パッソのハム子とインテグラのつばさは、前車に比べるとブレーキの効きと踏力は直線的です

ブレーキペダルを踏めば踏むほど効きが増していきます

カローラⅡ、ジェミニ、数々のMT車でも前述の違和感は感じた記憶はなく、リニアでした

逆な見方をすれば、これらのクルマはブレーキの効きが悪いと感じられてしまうかもしれません


昔乗ったカムリのATはブレーキがよく効くのにコントロールが難しいと、その当時にも思いました

最近お借りした代車で、基本的にはカムリのフィーリングとそれほど変わっていないものだと

改めて感じた次第です

誤解しないで欲しいのは、このことの良否を言いたいということではありません

あるブログで、クルマメーカーの声も盛り込んだ記事を読みましたが、内容を要約すると

　・日本ではブレーキダストやキーキーという鳴きを好まず、長持ちして維持費の少ないのを好む
　　（トヨタの整備士の方も言ってました　外車は効きを優先させローターの摩耗も早いそうです）

　・前のめりになるぐらいの方がよく効くのだという感覚をもったドライバーが多い
　　（外車や国産高級車やスポーティなクルマは、ジワーっと効き全体が沈み込む感じだそうです）

　・だから、国産メーカーは欧州車のようなブレーキでは売れないので造らない
　　（欧州のように高速走行できる道路事情とは違うことも原因の一つなんでしょう）

愛車の制動能力の限界を知るなんて、下手に試せば事故ります

一部の車校かサーキットで、指導のもとに学習できればベストなんでしょうけど、実際は難しいです


「だから、何だ！」

咄嗟のとき、愛車が停止できる能力を知らないと停止できないまま、追突するか跳ねてしまう

カックンブレーキのため、後続車に追突されるか二次的な事故を引き起こしてしまう

一般道では、外車、国産車、大型貨物等様々、エコ、ハイグリップ、スタッドレスタイヤと多種多様

雨・雪で路面のμも様々　乗車人数・積載物で車重も変わり　速度も車間もまちまち

初心者～高齢者までが混在してるんです　　一般道は

そういう状況下でのブレーキは、本当に難しいと思うんですね

昔、上司を乗せて走行中に、前を走るクルマが急ブレーキをかけたので、こちらも急ブレーキ

そうしたら・・・コツンとバンパーにキスされてしまいました　ご婦人のクルマに

その女性は「急ブレーキって経験が無くて止まれると思ったのに止まれなかったものですから」

幸い、ごたごたもなく済みましたが、自分は止まれても他車は？？？ということです


つばさを引き取って帰る時、車間距離をとらず煽るようにとばすフツーのクルマを見かけたので

こんなクルマが後ろに着いたら、怖いなーって思ったもんですから