痛風おやじのブログ一覧

カレーはスパイスや食材で味や香りが変わります

コーヒーは豆　お茶は茶葉で変わり　淹れ方で変わってきます

クルマならタイヤを変えただけでも乗り味が変わります

オーディオならアンプやスピーカーで音が変わります

他の分野でも「〇〇で変わる」ということはいっぱいあるでしょう


自分の好みに変われば一番イイと思いますが

好みは気分や状況で変わるものだという気がしますし

好みに反しても　それなりの魅力に開眼することだってあります


そうやって頭の中を整理すると・・・趣味は変化を味わうことが楽しいのではないだろうか

ワタシなりに　そんな結論になりました


ここのところ弄っていないオーディオアンプですが

これから寒くなるとちょうどいいのが真空管アンプ

なんといっても　動作させると熱くなります　暖房代わりにもなります

音が古くさいとか　温かく柔らかい音だとか　論評されていますが

ブラインド（目隠し）テストで　違いを当てられるのは　よっぽど個性的なアンプぐらいでしょう

両者の違いを当てられなくても　どっちが好みですか？と問うと

真空管アンプの割合が多いのに驚かれたりします・・・そういうものなんですね　人間の感覚は

歪や出力測定値などのスペックだけで良否は決まらない・・・クルマとある意味で似ています




ところで真空管　　どうしてこんなモノがいまでもあるの？

イイ質問ですネ　　（・・・池上彰さん風に）

大須のアメ横ビルにある某店のご主人からこんな話を聞きました

エレキギターの演奏者にアンプ用として真空管の音が好まれ　音に人気があるからだと

その需要のおかげで東欧圏やロシア　中国ではいまでも生産しています

日本では　トランジスタ化が進むにつれて生産中止になり　現在は全く作られていないようです　

そういう背景なので　大昔の真空管をストックされているマニアは少なくないでしょう

お店でも高値で販売されており　買われるのはワタシみたいなおやじです

ドイツ製のテレフンケン（右から２番目）などは　プレミアム価格でオークションに出ていたりします



他種の真空管でも　日本の松下　東芝　日立　NEC　などはマニア垂涎ものです

ちなみに家内にとっては　真空管→電球→燃えないゴミ

来年の正月に東京銀座で行われる恒例のファンミに行きますが　

常連の方が同じ趣味で懇親会のとき　家内に向かって「それはあんまりですよ　勿体ない!!」


真空管は同じ型式でも　製造国やメーカーの違いで　音に変化が現れます

許容範囲内なら他種の真空管と交換するのも可能です（調整や点検を必要としますが）

サイズが一緒のタイヤでも　スポーツタイプとコンフォートタイプがあるのと同じですね　


そんな思いをはせながら　しげしげと眺めてみました

真空管なら場所をとりませんし　作業も屋内で出来ます

タイヤはそういう具合にはいきません・・・

あらっ？

もうすぐ１２月　パッソのハム子ちゃん　スタッドレスタイヤへの交換をしないと

違いを味わう楽しさはありますが・・・目的が別ですからネ

必要に迫られるのは苦手です(o´Д`)