痛風おやじのブログ一覧

先日　我が家のパッソのハム子

サマータイヤ交換をDラーでして頂いた話題をブログでご紹介しました

その際　リアのドラムブレーキを診てもらったんですが

技術というか　コスト事情というか

整備士のT君とベテランYさんとの談話で

奥の深さを感じました


昨年秋以降　リアのホイールが汚れやすくなり

経験上　ドラムブレーキ内のダストが怪しいと睨み

先日　左右ともドラムを外してもらったら

案の定　内部はダストがいっぱい～


パッソのハム子のリアブレーキは　ごく一般的なリーディングトレーリング型

サイド（パーキング）ブレーキも兼ねます

クルマは　走らせるのも止まらせるのも　前進が圧倒的に多いので

シューのライニングの摩耗具合は　リーディング側の方が進んでいました

最も摩耗している部分を計ったら左右とも約２ｍｍ

１ｍｍになると即交換とも言われているようで

放置するユーザーのマージンを見込んで２ｍｍ程度になれば

「そろそろ交換ですよ」とDラーはお客にアドバイスするんだそうです





で　今回の点検で気になったのはドラム側の摩耗が↑のように

平滑じゃなくて回転方向に筋状の痕があることなんですね

こうなるとディスクブレーキのローターと同じような傾向になり

ライニングだけ新品に交換しても摩耗は早く　効きが悪い・・・


ちなみに部品代の見積もりを調べてもらったら

ドラムの値段が高い!!

ディスクローターとほとんど変わらない・・・

諸資料やJAFでさえ　ドラムブレーキは低コストと書かれています・・・が

違うじゃーねぇーの!!

しかも　調整が意外に難しいんだそうです

・・・・・・・・・・・

停止能力だけ比較すれば　ドラム式＞ディスク式

時代とともに　ディスク式の停止能力が著しく向上し　ディスク式には↓の短所もなく　

　＊カックンブレーキになるのでコントロールが難しい

　＊放熱が悪い

　＊水の混入がNG

乗用車のフロントはディスク式に置き換わったんだそうな・・・


今回知りましたが　コストが大きく変わらないのなら　

軽量なアルトワークスや　PレンジのあるCVTのコンパクトファミリーカー＆軽には

効きが重要だという駐車ブレーキのためだけにドラム式を採るなんてフシギだなぁ

性能と見栄えのイイ　４輪ディスクブレーキにして欲しいよねぇ～


リアにドラムブレーキを採る理由って何なんでしょう？

「ほんのわずかでもコストを下げたい」という理由なのかな？

もしも　そうだとしたら　コストと価値の兼ね合いについて

ユーザーの気持ちっていうのをメーカーは知らないんじゃないの　┐(￣ヘ￣)┌