痛風おやじのブログ一覧

このところの日本列島

強い寒気の南下で日本海側を中心に

雪の影響を大きく受け寒さが厳しくなっています

で

天気予報・気象情報の解説で多く使われるようになった「JPCZ」

この言葉

気象庁HPの天気予報等で用いる用語の解説を見てみると
JPCZ：日本海寒帯気団収束帯
冬に日本海で、寒気の吹き出しに伴って形成される。水平スケールが1000km程度の収束帯。この収束帯に伴う帯状の雲域を、「帯状雲」と呼ぶ。強い冬型の気圧配置や上空の寒気が流れ込む時に、この収束帯付近で対流雲が組織的に発達し、本州日本海側の地域では局地的に大雪となることがある。
Japan sea　Polar air mass Convergence Zone


↑気象庁HPの気象衛星ひまわり（2022年12月18日0900の雲頂強調画像）
枠で囲んだエリアがJPCZと言えるでしょう


ところで

どういう意味なのか

分かります？

気象庁に在職していた頃のワタシは

予報技術検討会など調査研究で用いてはいたものの

一般向けの気象情報に用いるのは専門的過ぎるので使用は控えるようにと

上から指示されていました

それがいまではどうでしょう

「線状降水帯」もそういった用語の一つでしたが

頻繫に使われてから（意味を知る知らないは別として）知名度抜群


お天気姉さん（兄さん）によって「JPCZ」という用語が普及されるのは

気象に関心を抱くきっかけになるという点で賛成ですが

そもそも「何で雪が降るの？」

そこから説いていかないと・・・・

老兵のワタシには時代の流れを感じます

(*-ω-))ウンウン