
全国的に大雪に見舞われた14日の金曜日のことです。
温暖な気候の豊田も天気予報どおり朝から雪。道路は真っ白になっていました。雪道に強い4WDのVOXYは妻が出勤に使います。そうなると僕はミニで出勤です。勤務地の岐阜までは約100㎞。そのうちの9割は高速道路です。
ミニはFFだし、軽いし、昔のFF車ということでフロント・ヘビーのため駆動輪がしっかりと雪を噛んでくれるという特性もあり、実はとても雪道に強いのです。かつて雪のモンテカルロ・ラリーで優勝したことも十分納得できるくらい、雪道を平然と走ってくれるのです。
まずは暖気。その間に、フロントガラスに「レインX」を塗りつけます。ワイパーがショボイので、水はじき剤は必需品です。さらに、ウィンドウの内側には曇り止めスプレーで視界の確保です。そこそこ年配の人なら分かると思いますが、その昔、冬の雨降りの日は、ウィンドウを拭き拭き走ったものです。
準備は完了。ガレージの奥からミニをバックで出します。そして発進。3~4㎝の積雪なら何の不安もなく走り出します。いつもは豊田から三好まで下道を走り、東名三好ICから東名~名神~東海北陸を通って岐阜に行くのですが、国道に出てすぐにノロノロ走行になっていたので引き返し、東海環状道の豊田松平ICに向かいました。
道路はシャーベット状に見えたので時速70~80㎞くらいで走りました。豪快に追い抜いていく車も結構いましたが、雪道では無理な走行は禁物です。チェーン規制が敷かれていましたが、70~80㎞くらいなら何の不安もなく走ることができます。それどころか、周りの山々の美しさに感動しながらの走行に、うれしささえ感じていました。ところどころノロノロ走行になりましたが、岐阜東濃の雪景色を楽しみながらの通勤になりました。
僕のミニは10万キロを超えた、古くて、小っちゃくて、非力な、今では趣味性の高いクルマとしか思われていないようなクルマですが、十分実用性も兼ね備えているのです。
通常1時間半くらいの通勤時間ですが、この日ばかりは2時間半を超えていました。仕事が山のようにたまっているので、「帰りが遅くなるなあ」とは思いましたが、雪景色を見ながら雪道を走る楽しさの方がそれを上回っていました。それも、積雪路を不安なく走ることのできるミニのおかげです。ちなみに、タイヤはBSブリザックのレボ2を装着しています。
岐阜では、午後2時すぎくらいに雪は雨に変わり、帰りはほとんど融けてしまいました。うれしいやら、寂しいやら、複雑な思いで帰ってきました。
Posted at 2014/02/26 23:30:02 | |
トラックバック(0) |
ローバーミニ | 日記