やまぬこSS4のブログ一覧

今日で2代目パジェロデビューから25年です。1991年1月22日、世界初のスーパーセレクト4WDやマルチモードABSを採用し、走る・曲がる・止まる能力を高次元でバランスさせた新世代の4WDとして登場。目をみはる走破性と、静かでゆとりある高速クルージングの両立。そして、確かな安全性への取り組み。自然のなかで都市のなかで、たんにRVという領域を超えて、クルマに求められるすべての要件をはるかに高いレベルで満たした2代目パジェロは、高価格ながら普及車などを抜いて国内新車月間販売台数1位獲得という快挙を成し遂げています。









1991年 1月22日
◎パジェロフルモデルチェンジ（9年振り）
・世界初の「スーパーセレクト4WD」「マルチモードABS」など高度な機能を搭載
・V6 3.0L ガソリン、2.5L インタークーラーターボディーゼル






1993年7月19日
◎ビッグマイナーチェンジ(中期)
・V6 3.5L DOHC24バルブガソリンエンジン搭載車の設定
・2.8L インタークーラーターボディーゼル

1994年8月19日
◎マイナーチェンジ
・装備の見直しとラインアップの充実
・Jトップにワイドボディ、V6 3.5L DOHCエンジン搭載のZSを追加
1996年5月10日
◎マイナーチェンジ
・ラインナップを見直し、メタルトップワイドに4気筒2.4L 16バルブガソリンエンジン搭載の「ルーキーシリーズ」を設定
・2.8L ディーゼルインタークーラーターボの出力向上





1997年5月9日
◎ビッグマイナーチェンジ(後期)
・ワイドボディをブリスターフェンダーにするなど外観の大幅変更
・世界初のV6 3.5L GDIエンジン搭載車設定などラインナップを大幅に改訂
・INVECS-IIオートマチックトランスミッションを搭載

9月22日
◎パジェロ・エボリューション発売
・パリ・ダカールラリー用ホモロゲーションモデル（2,500台限定）
・新開発V6 3.5L MIVECエンジン搭載（5M/T、5A/T）
・4輪独立懸架サスペンション採用
1998年 2月23日
◎マイナーチェンジ
・ラインアップを見直し、ミッドルーフワイドにお買求め易い価格帯の「エクシードジオ」「ジオマスター」を設定





デザイン、コンセプト、走り、細部の作りこみ、どれを見ても感心させられます。これも三菱としては異例の長さの構想期間や車両テストのおかげでしょう。マイナーチェンジも多く、前期と後期じゃもはや違う車ですよね。





車を好きになるキッカケを作ってくれたこの車。今でも自分の心の片隅にはいつもこの車がいます。






中期、後期ブリフェンはちょこちょこ見かけても、最近全く見かけない前期。年式、現存数的に完全にネオクラシックカーの領域ですよね。バブルな香り漂う前期ノーマルのミッドルーフワイド、保存用に一台欲しい…。






話は変わりますが中の人、FRクーペを納車予定です。こういう車を所有する歓び、今しか味わえないのかなぁということで思い切っての選択。現在陸送の打ち合わせや車庫証明、車検など行ってます。車種についてはまだシークレットということでw

去年からこっそり計画していたパジェロレンタル。

料金高いですが一番の憧れパジェロ。借りるならたくさん乗りたい!ということで奮発して金曜日の20:00から日曜の20:00までの48時間レンタル。





行く場所は無計画。
だいたいこんな感じでした↓

一日目、南千歳でレンタル→そこそこ流れの良い下道を高速移動。後輩、先輩を拉致してZ峠(猛烈な吹雪&大雪で楽しかった)→後輩くんが車で来たので再びZ峠

二日目、ド○ームビーチ近くの某浜を逝ってみるも鉄柵で通行禁止で断念→街を颯爽と駆け抜け支笏湖へ→夜中に再出発。T山で思う存分振り回した後、N山峠辺りの林道とK林峠をうろうろ2往復。こっそり広いとこでまた遊ぶ→大○山付近のフカフカ＆急勾配な林道が登れず何度もアタック→午前3～4時頃の人がいない札駅〜すすきの辺りを悠然とクルーズ

三日目またN山峠。定山渓で温泉に入り、知らない道をナビに頼りながら南千歳まで逝き返却。





借りた車両はV93 GR V6 3000です。

偶然いたV75の横に停め撮影(笑)



試乗レビュー


初代や二代目前期で上級グレードに搭載され、6G74、4M40登場後はエントリーモデルなどに搭載されている6G72エンジン。4M41や、かつての6G74、6G75 MIVECと比べると控えめなスペックで非力なのかな？と思っていましたが、良い意味で期待を裏切られました。結構速いです。豪快なV6サウンドと4000rpm以降のグングン速度を伸ばす上昇感が気持ちいいエンジンでした。でもきつい登り坂には弱かったです。最大トルク発生が4000rpmと高めなこともあり、登りに差し掛かると一速ダウン。でもあまりスピードは変わらない。という感じで、大雪のZ峠での全開時も雪の抵抗と勾配で加速は苦しかったです。ここできっと4M41、6G75 MIVECとの差が歴然とするでしょう。それにしてもやっぱり6発はいいですね。 スムーズな加速フィーリングと独特の音はたまりません。






INVECS-Ⅱ 5速スポーツモードA/Tはそれぞれの回転域で変速パターンが違うようです。2500rpm辺りまではその回転数を維持するようにショックのない変速、3000rpm以上の速い加速ではポン、ポン、と素早く回転を落としグイグイ加速させる変速でした。これが非常に扱いやすかったです。キックダウンはワンテンポ遅れる感がありますがこの車のキャラクターによく合ってると思います。マニュアルモードはワインディングの走行をより楽しいものにしてくれるだけでなく、重量のある車体を楽に減速させるのに重宝します。






パジェロ自慢のラダーフレームビルトインモノコックボディとパジェロエボから受け継がれた4独サス(ダブルウィッシュボーン/マルチリンク)は期待通り、素晴らしいです。かなり荒れた路面もすべて足がパタパタ仕事して吸収してくれているのがわかります。ボディも強靭で鉄の塊に乗ってるかのような感じです。広場で遊んでてフルバンプしても挙動が乱れないのには驚きです。ハンドリングも想像以上。アスファルトの出たワインディングで攻めてみたんですが限界高いです。まだまだポテンシャルを引き出せていません。ラダーフレーム＋リジット4駆のバネ上を振り回すような動きは勿論皆無。かなりの速度で突っこんでもそこから切り足せばまだまだ曲がっていきます。






ASTCは基本遅めの介入。不意にアンダーが出てしまった時は結構助けてくれました。そしてスノーアタックではかなりの威力を発揮してくれました。インジケーターでどの車輪が作動してるのかわかるのがいいですね。振り回して遊ぶ際は勿論ASC OFF。ある程度のスライドは許容してくれるんですが、ド派手なアクションすると強制介入するみたいです。解除ボタン長押しも×。しかもずっと無理やりアクションし続けて常時介入状態でいると、「ピッピッピッピッ.............ピーーーーーー」と大きな警告音がでて警告音消えると同時に「ボンッ！！」とASTCが突然完全解除されて豪快にスピンしてしまいます。最後までどういうシステムなのかわからなかったです。というか介入しない程度にスライドさせて走ったほうが多分速いんでしょうね。






全幅1875 全長4900もあるのに幅や空間がわかりやすくて全くストレスを感じなかったです。またパジェロならではの機能美である低いベルトラインで両サイドも見やすく、除雪の雪山で狭くなった道も怖くないです。見た目の迫力を重視し、ベルトラインが高いオフロード4WDは是非パジェロのこういう良さを見習ってほしいですね。






今回借りたGRというグレードは豪華装備を除いた最廉価グレードで、メーターやインパネ、レバー類などの基本的なパーツは他グレードと同じなんですが、時計やフロアマットが二代目パジェロと一緒だったり実際に乗りこんでみてわかった発見がありました。二代目を知ってる僕にとっては懐かしい気分になりました。





トータル650kmくらい走りました。
とても快適な車なんで1000kmいけそうです。次回はちゃんと計画してもっと遠くへ行ってみようと思ってます。
色々荷物詰めて車中泊も面白そう。