
webCGのマツダCX-8の試乗記。なにげに読み進めると、、むむ、こ、これは!。。書き手を確認するとやはり
森慶太氏。久々のwebCG登場。
マツダCX-8 25T Lパッケージ(4WD/6AT)
乗り心地にも哲学を
そう思った人はみんカラにも何人かおられたようで話題に取り上げられていた。内容は読んでいただくとして、マツダの車には自分も長いこと何かしらの違和感を感じていた。乗ると良いとしか評価できないけれど何か心に引っかかる。そんな折、水野和敏という日産GTRの開発に関わったという人がマツダの車を評価する動画を見た。マツダの車は良いか悪いかで言ったら良いんだけど面白くないんだよ、と評価されており「だよね〜」と溜飲を下げていたところに森氏の試乗記。自分が感じていたマツダ車に対する評価が森氏の指摘するところと同じかはわからない。というかあんな専門的に分析できない笑。けれど、以前にデミオに乗ったときはやたら足が堅いという印象で、その時はコンパクトカーだから仕方ないのかと納得していた。でも森氏の見解はそれはデミオに限ったわけではないことを示すものだ。CX-8には何度か試乗したことがある。その度に「いいんだろうけど、なんだかな〜。。」と感じていたその原因は乗り心地だったというわけだ。スポーツテイストを基調としているマツダの車にあっては剛性感高くヤワじゃない乗り味を実現するにはある意味乗り心地はある程度犠牲にせざるを得ず、それはそれで仕方ないものだとどこかで納得していた。けれど森氏はそれではダメだと言う。それって言っちゃってもいいんだというある種驚きにも似た感覚汗。確かにマツダの車は乗ってもあまり楽しくないし、もう一度乗りたいと思わせる衝動を感じさせない。それがこの乗り心地のせいだとわかり、また、そのせいにしてしまってもいいと森氏に許可を受けた気分で非常にスッキリ笑。それにしても森氏の細部に入った分析には恐れ入る。特に揺れと揺さぶられとの違いに関する記述。確かにデミオの試乗で感じたのはモロにこの部分だ。そんなだっけ?という人は再度乗るべしとの指示に従って本日改めてCX-8に試乗笑。乗ったのは2.5Lガソリンの自然吸気エンジン。改めて乗って確かにフラットライドとしたいがための副産物として発生してしまっている揺さぶられという挙動に納得。先の水野氏は、マツダ車は人とのインターフェースに欠けていると表現していた。フラットライドに設計することに拘るあまり運転者が自身で運転している意識を希薄にさせてしまっている、そういうところにも繋がっているのかな。。そしてそのことが走らせても楽しいと感じられない大きな要因ということか。今日は色々なことが一気に腑に落ちた気がする。それにしても森氏の文章は相も変わらず秀逸だ。賛否はあるだろうけどなんとなく行間を読ませてしまうあたり思わずニヤリとさせられる笑。持ち前の皮肉なのか愛なのかわかりにくい言い回し(愛だと信じたい笑)も健在だ。久々に読み応えのある試乗記を読ませていただいた。感謝。
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マツダ | 日記
Posted at
2019/01/27 00:41:23