
ボルボV60のPHVに試乗。ボルボではPHVをTwin Engineと呼んでいる模様。エンジンとモーターの2つをもってツインと呼んでいるらしいのだが、いやモーターはエンジンじゃないでしょ。。って思ったけど、広義でのエンジンは「エネルギーを運動に変換する機械」という意味らしいので別にいいのか、と今書いてて思った笑。現行V60が発売されたのは2018年の9月でその翌月の
10月に試乗したときにはまだPHVはラインナップにはなく、翌年の2019年の6月にグレード追加されている。そういやもう出てるな、とフト思い出して試乗に赴いた次第。現在ツインエンジンが搭載されているモデルは60および90シリーズのクロスカントリー以外のモデル(セダンとワゴンとSUV)。今は比較的お高い方のモデルだけだが、近いうちにXC40にも追加される模様。なかなかPHVを選択するのはハードルが高いが営業の話を聞いていると自宅に充電設備が整っているオーナーばかりではないらしい。街乗りだけならスーパーやショッピングモールで買い物中に充電することで賄えるし、まあ、いざとなればガソリンで走れるわけなので、充電の機会を定期的に作れる日常環境を整えればやっていけるということか。どちらかといえばステイタスの意味合いの方が大きいのかもしれない。実際、営業の話では電気自動車の電費はざっくりディーゼルと同じくらいとのことで、それならそんなにお得感もないということか?
これを見てもPHVはさらに計算がややこしそう汗。充電のインフラが整っていない現状ではこれからどう変化していくかもなかなか一概には言えない。損得勘定で手を出すようなシロモノではないということか。試乗車はツインエンジンのインスクリプション。エントリーグレードはモメンタムでこのモメンタムにオプションでレザーシートをつける仕様が一番よく売れているらしい。ヘッドアップディスプレイなどの快適装備がいくつか省かれるがこれで十分ということだろう。試乗車にはさらにグラスルーフと19インチホイールがオプションで付いていた。今回の試乗でイマイチと思ったのは唯一この19インチのところ。標準では18インチを履いている。試乗車はレッドと名がつくがオレンジが混じった明るい色。乗り込んで最初に目に飛び込んだのは透明のシフトレバー。こんなデザイン初めて見た汗。ノーベル賞の晩餐会で使用されるグラスを作っているブランドらしい。クリーンなイメージだから透明?内装ではそれ以外にガソリン車との大きな違いはなさそう。クリック式のシフトをDに入れて試乗スタート。EV走行で発進。その後しばらく走るもずっとEVのまま汗。営業曰く街中を走るレベルでは基本的にEV走行が基本らしい。エンジンが動いたのは坂道を走行したときのみ。とは言えエンジンが動いても音はほとんど入ってこないくらいの静かさ(前回のガソリン車試乗では煩いと書いてるけど汗)。ちなみに搭載されるエンジンは2Lターボで253馬力を発揮。これだけでゴルフGTIの馬力を上回っている笑。なのに街中だとこのハイパワーエンジンを動かすことすらないってなんだかよくわからない汗。無用の長物?ただ、EV走行での走りも電気自動車っぽくない乗り味でなんともありがたみが薄い。加速感はたしかに電気っぽいが乗り心地があまり良くないのでeゴルフで感じた別の乗り物に乗っているような感動はなかった。電気自動車はその車体剛性のレベルによって別モノの乗り物感となるかどうかが決まってくるように思う。同じ電気でもリーフやノートなんかだと感動は少ない。V60の車体がノートレベルということはないと思うので乗り心地の原因はホイールサイズだろう。細かいコツコツ感が常時感じられてリラックスして気持ちよく乗ることが出来なかった。同じ理由かは不明だが直進安定性もやや劣るように感じた。乗り心地重視なら標準の18インチ、もしくはモメンタム標準の17インチがベストだろう。いろいろとネガティブな感想を並べたが汗この試乗車で価格は779万+オプション(プラスパッケージ41万)。なかなかの高級車汗。この価格を出すだけの魅力あるクルマなのかはもはや自分には判断不能だが汗、同じ価格帯ならV90のガソリン車グレードの方が魅力的かも。。(乗ったことないけど汗)。電動車に乗るならやはりピュアなEV車を選びたいところ。
↓ステアリングの手触りは好み。フィールも文句なし。

↓噂の透明シフトレバー。ありそうでなかった発想。

↓これはV90。リアの伸びやかさが違う。いかにもボルボのフラッグシップに相応しいイメージ。

↓自分の中でのベストボルボは2代目V70
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ボルボ | 日記
Posted at
2020/02/23 18:50:54