
ランドローバー・ディフェンダーに試乗。ディフェンダーのイメージはオフローダーの長のようなクルマ。とにかくストイックに道なき道を進むゴリゴリの本物のSUVのイメージ。そのディフェンダーの新型モデルの発売が日本でも開始された。先代モデルは2005年まで日本でも販売されていた模様(Wikiより)。本国では2016年に生産が終了している。その幻のクルマみたいなモデルが久々に日本でも復活を果たした次第。おそらくは最新の安全装備と先進技術を手にして帰ってきたことは想像に難くない。生産は終了していないがジムニーがフルモデルチェンジしたときのような衝撃のイメージか。で、その新しいディフェンダー、先代のカクカクボディーのイメージを残しながらも最近のデザインイメージを纏って登場。ゲレンデワーゲンは徹底したキープコンセプトで最新モデルを出してきたがランドローバーはあくまでデザインを変えて出してくるあたり変化していこうとするメーカーの心意気が見えて悪くない。とは言えなかなかこのテのデザインを昇華させるのは難しい汗。昔ホンダにあったエレメントの雰囲気もあり、ややオモチャ臭い印象も拭えない汗。しかしこのクルマ、乗ったら凄かった笑。試乗車は5ドアのベースグレード。本国ではディーゼルもあるようだが日本に入ってくるのはガソリン車のみ。イヴォークの最新モデルの内装はいかにも未来的なデザインで液晶を多用したものだったがディフェンダーの内装は極めてシンプルである意味拍子抜け汗。液晶画面は小さめのナビ画面のみであとはエアコンなどの必要最小限の操作スイッチのみ。外装デザインは大きく変えてきたが内装はある意味キープコンセプト笑。シンプル派の自分としては悪くない印象ではあるが。それにしても驚いたのはその乗り心地。5ドアモデルのみエアサスが装備されており今まで体験したことのない乗り味でなんとも心地よい。特段フラットライドなわけではなく、かと言って軟らかすぎるわけでもない。エアサス搭載車の試乗は初体験だったが「こんな感じか〜」といたく感激した次第笑。車重は2tを優に超えるが重さを感じさせない。搭載されるエンジンは2Lターボで300馬力を発揮。最大トルクはなんと400Nm。ちなみにこの前乗ったポルシェ718ボクスターは300馬力の380Nmなのでスポーツカーと同じパフォーマンスのエンジンを搭載していることになる。とは言えこの車重なので軽快というわけではない汗。軽快ではないがこのゆったりとしたエンジンの出力加減とエアサスによる車体の揺れがなんとも心地よくていつまでも運転していたい気持ちにさせられた。それこそピカソの乗り味になんとなく似ている。ピカソの限定車Wild Blueのキャッチコピー
「もうしばらく着きませんように。。」そのものの感覚。ブレーキはこの車重に対して十分な性能を発揮するもの。ステアリングのフィールも気持ち良い。この心地よい乗り味を害する要素は特に見当たらない。ピカソは乗り心地は素晴らしいが結構細かい凹凸の入力は伝えてくる。しかしディフェンダーはそれすらもなくてただただ心地いい。いや、久々にピカソを超える乗り心地のクルマに出会った次第。試乗後、なんとなく温泉に浸かった帰りのような気分で帰路についた笑。

↓ホンダ・エレメント。似てるはさすがに言い過ぎか汗。

↓ディフェンダーのシンプルな内装。ドアトリムの鉄板が一部剥き出しだったりトルクスネジが見えていたりと無骨さを演出。

↓ベースグレードはメーターの目盛りの一部が液晶という珍しいデザイン笑。上位グレードはフル液晶。

↓展示車のジャガーE-PACE。ディフェンダーとは真逆の都会派SUV。なんともスタイリッシュ。

↓E-PACEの内装。洗練された内装デザイン。ステアリング中央のジャガーのロゴがカッコいい。これ見ながら運転するってどんな気分なんだろ。。
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ランドローバー | 日記
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2020/08/30 23:06:34