
プジョーリフターに試乗。言わずと知れたベルランゴの兄弟車。ベルランゴから一ヶ月以上遅れてのデビュー。先行販売の限定車の売れ行きからもなんとなくベルランゴの方が話題となっていた。ネームバリューから考えるとプジョーの方が話題になると思うのだがなんとも不思議な現象笑。思うにカングーもそうだがこのテのクルマはちょっと抜けてる系というかホンワカ系の方が好まれるということかな。プジョーのカッコよく決める系のブランドイメージだとちょっと訴求しにくいモデルなのかなという気はしている。実際リフターを見るとイマドキの凛々しいプジョー顔。その後ろに大きな箱型ボディがくっ付いている感じにちょっと違和感あり。これだけ巨大なボディを持つプジョーモデルが鎮座するディーラーの雰囲気もなかなか新鮮笑。カラーはなんともシックなラインナップ。2008なんかは結構カラフルなカラーが揃っているのに何故にグレーとディープブルーという渋いカラー?しかも2色のみ。シトロエンとは単純に力の入れ具合が違うということだけなのか。試乗車はGT Line ファーストリミテッド。ベルランゴでいうところのシャインに相当するグレードか。通常のGT Lineに戻ったらまた装備が変わるのかな?ベルランゴとは異なるリフターの特徴としてアドバンスドグリップコントロールという路面状況に応じてトラクションとブレーキを制御するシステムが装備されている。うーむ、このあたりもベルランゴのほんわかした感じとはだいぶ違う汗。なんだかマジメな感じ笑。乗り込んでもベルランゴとは雰囲気が違っていてちゃんと乗用車にしようとしている印象笑。でも新型208がデジタルメーターで最先端をいってる中でリフターはアナログメーター。いや、アナログメーターを見るとホッとするけど、308もデジタルメーターに移行していくなかでなんとなく取り残された感もあり。でもプジョーテイストはこんなフルゴネットでも手を抜くわけにはいかないしでなかなかブランド戦略も大変だ汗。本国だと当然商用車としても活躍してるわけなのでそんなこと知ったこっちゃないでいいけど、嗜好品として扱われる日本だとそれなりの辻褄は合わせる必要があるだろう。その点シトロエンはなんか自由にやってる感じもある笑。乗った印象はベルランゴと同じで違いは分からず。むしろゆったりな動きのところも同じなのでそれがいかにもプジョーっぽくなくてある意味新鮮な感じ。それにしてもこのエンジン(1.5Lディーゼル)は何度乗ってもイイ。それなりの車重はあるかと思うが登りの坂道をゆっくりめのスピードで走らせてもパワーとして不安になるところが全くない。4速で涼しい顔をして巨体を悠々と走らせる。ホント大したものだ。ステアリングフィールも極めて自然なもの。ただこの小径ハンドルは小さいクルマにはしっくりくるが大きいクルマだとなんとなく不安になる汗。この小さいハンドルでこんな巨体を動かしても大丈夫か?という漠然とした不安汗。まあこれは慣れの問題かもしれない。総じて大きなクルマを動かしてるとは思えないくらい運転がしやすいのはベルランゴと同じ。ただこのテのクルマはやっぱりシトロエンかな〜。ほんわか系はシトロエンに任せてもらって、プジョーはもっとスタイリッシュ系の需要に特化していいように思う。まあ、そんなことはPSAジャパンも当然わかっていて、5008でもちと狭いとかスライドドア必要というファミリーユーザーの受け皿としてこんなのもありますよって感じの位置付けなんだろうな。シトロエンはガッツリ本命って感じだと思うけど笑。
↓渋い。色で印象がだいぶ変わる。見たことないけどVWのキャディってなんとなくこんなイメージ。

↓もちろんリアウィンドウだけの開閉も可能。濃いカラーだと後ろ姿はベンツのVクラスっぽくも見える(もういいって?汗)

↓やっぱりこのクルマに小径ハンドルはちょっと違和感あるなぁ。リフターでもiコクピットと呼ぶのかな?

↓このシートの柄は可愛くて好印象。シートはベルランゴのほうがたぶん柔らかい。

↓ショールームにいた508。こんなパープルカラーがあったのね。

↓なかなか深みのある色。光の当たり具合で表情が変わる。

Posted at 2020/11/28 23:46:01 | |
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