
日産新型EVサクラに試乗🌸発売後3週間で1万1000台を受注したとのこと。ちなみに2013年に発売したデイズ(サクラのベースの軽)は1ヶ月で3万台を受注。いや、普通の軽と比べちゃいけない汗。で、何と比べりゃいいかって調べたら日経によると2021年のEV乗用車の年間新車販売数は2万台強とのこと。その半分をわずか3週間で受注したことになる。個人的には年間EV2万台も結構多いイメージではあるけれど、とにかく相当なサクラの引き合いがあったということ。確かにBEVと考えると多いと感じる。みんなサクラに対して相応のハードルの低さを感じ取ったということだろう。いかにもな特別感を前面に押し出したプレミアム感とか環境問題への配慮の押し付け感などがなかったのも理由じゃないか。特にジャジャーン!といった登場の仕方じゃなくてサラッと発表されたのも良かった。「あれ?EVってそんな特別じゃないの?」って印象をみんな持ったんじゃないのかな。思い切って充電環境さえ整えてやれば街乗りで選ぶならわりかし軽いノリで買えてしまえるその存在感が奏功したんだろう。
で、乗ってみた印象はやっぱり良かった。とにかく安定感というか乗り味がいわゆる軽のそれじゃない。元々のデイズの出来の良さはあるにしてもなんとも安心感のある乗り心地。モーターのパワーも十分で結構な坂道でも余裕の走りを見せる。しかも静か。あの静けさで坂道をあのスピードで登る感覚はちょっと異次元の感覚だ。別の乗り物の感覚。あと良かったのはハンドルのフィーリング。初めは軽いかな?と思ったけど走るごとにこの車の挙動に馴染んでいると感じた次第。元々モーターと内燃機関という出力の違いもあって、これまでのステアフィールの適正判断の基準がそもそも合ってないような気もする。とりあえず悪くはない印象。走らせた全体の印象はすこぶる良好。けどそうなるとやはり運転席環境の云々がやや気になってくる。軽特有の直立気味の着座姿勢やテレスコが無いところ、あとは足元の狭さ等々。軽ベースだから仕方ないか。。と思って何気に展示されていたデイズに座ってみると、あれ?こっちのがいいんじゃないの?汗。メーターパネルやインパネデザインが異なることは試乗中に聞いていたが運転席に座った感覚もだいぶ違っている印象。特に座ってハンドルを握った際の姿勢がデイズの方が無理がない。内装デザインの変更だけで変わる部分でもないと思うのだが。。ちょっと理由は不明。
な訳で、全般的には良好な仕上がりの新型軽EVという印象。とにかくあの走りっぷりを日常的に体感できるというのはなんとも贅沢な話笑。価格は下位グレードが240万に対して上位はプラス54万アップの294万。諸々のオプションと諸費用で353万の見積もり。今なら補助で55万出るらしいのでザックリ300万の乗り出し価格。まあ、普段使いを気取るんであれば54万安い下位グレードを選ぶのも悪くない。今後のEVの行く末を占う意味でもサクラの売れ行きは気になるところ。
↓顔は日産のEV系になることでだいぶノッペリした印象笑。この写真の車はホワイトだが試乗車の黒は濃いフロントパネルと相まって凹凸なくノッペリがさらに強調された印象。

↓上位グレードGの内装プレミアム。インパネはファブリックと木目柄のコンビネーション。本革ステアリングは日産の本革の悪い方(手触りザラザラ)のやつ。

↓軽にしては質感高い。

↓こちらはデイズ内装。メーターパネルの見え方とかも含めてサクラよりもシックリくる。

↓内装デザインはサクラとだいぶ違う。

Posted at 2022/07/03 20:54:56 | |
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