日産新型エクストレイルに試乗。以前よりこのテのクルマ(いわゆるSUVのことだが汗)の中では悪くない位置に付けてるモデルとの認識。街中でも結構走っている。姿かたち、サイズ、乗り味などトータルでちょうど良いバランスということなんだろう。そのエクストレイル、新型になってジュークから始まった上段にポジションランプ、下段にメインライトを構える二段ライトの顔つきとなった。一時期ジープチェロキーにも採用されたこの配置デザイン、当時は個人的にとても刺さったことを覚えている。その後のマイナーチェンジで普通のデザインに変更された時は残念に思ったもの汗。ちょっとデザインとしては突飛すぎたからかと思っていたが、日産は新型ジュークに続いて新型エクストレイルにもこのデザインを採用している。もちろん我らがシトロエンも元祖変態メーカーとしての拘りを見せるべく(?)Cエクスペリエンスコンセプトで発表されたVルミナス・シグネイチャー(あまり聞かないがこう呼ぶらしい汗)を次世代シトロエンのデザインとして上下二段のライトデザインの新型車を輩出している。ひと世代前ではあるが我が愛車にも同様の二段構成のデザインが採用されている。そんなわけで、この新型エクストレイルのデザインも嫌いじゃない。実車を見るとなかなかの迫力。最初に販売されたのが北米なだけあって押出し感の強いデザイン。で、乗り込むと明らかに内装の品質が上がっている。試乗車は最上位グレードのG。先代からの品質とデザイン性の向上が目覚ましい。これまでのなんともおもちゃ臭いイメージの強かった日産デザインがノートあたりから明確に改善されてきている。やればできるのね汗。先日試乗したマツダCX-60もそうだったが最近の傾向なのかシックで落ち着いた印象のテイスト。ピアノブラックのスイッチ類はDS4よりはエッジが効いた仕上がりとなっていて好印象。やはりできる部品メーカーはあるんだな笑。あと悪名高いステアリングの革素材も上質なものが採用されている。サクラはザラザラ革だったが。。汗。そろそろ革素材くらいはいいやつに統一してはどうか汗。走らせると試乗の限りではパワーに不満はない。今回はモーターにもエンジンにも手が入ったようで、エンジン音も極めて静かで完成度の高い仕上がり。相応の気合いが感じられた次第。ただ価格のほうも気合いが入りすぎたようで笑、ざっくり先代の100万アップとの営業談。確かに見ても乗っても品質アップを如実に感じるモデルではあるが一気に高級車となってしまった印象。今回のモデルチェンジでハリアーやRAV4あたりをターゲットに定めると高級化は避けられなかった模様。先代オーナーからの乗り換えも躊躇されているとか。。まあガチンコで勝負を挑んだ結果かと思うが、そうなると急に面白みがなくなって真面目一辺倒のモデルチェンジとなってしまったところもやや残念感あり。e-Powerの新鮮味もそろそろ薄れてきたところでもあるし、何かカンフル剤的な飛び道具の一つでも欲しかった、というのは求めすぎか汗。良さそうなモデルであることは間違いないと思うのだが。

マツダ新型CX-60に試乗。営業マン自らが何度も「時代に逆行」と自虐(?)する3.3L直列6気筒エンジン(ディーゼル)の乗り心地はどんなもんなのか、が気になりマツダディーラーを訪問。結論としては。。よくわかりません笑。いや、乗った感じは決して悪くはない。まあ正直、直6のシルキーなエンジンというイメージとは全く違うものではあったけれど汗。あれはBMWだけのものなのか?エンジン音が特に素晴らしいわけでもなく出足からトルクモリモリな訳でもなく、イマイチありがたみを感じられず。あと、減速時にマイルドハイブリッドのエネルギー回生の音が耳障りなものとして侵入してくるのが気になった。最初、救急車が接近してるのかと思ってミラーで後方を確認したほど汗。これはなんとかして欲しいところ。今回の試乗では試乗前に先に営業マンが運転して機能を体感して欲しい、というデモが設けられた。KPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)というタイヤの制動を制御することでスムーズな旋回とロールを無くすというもの。以前のベクタリングコントロールの別バージョンらしい。余談だが、このような初めて聞いても絶対わからないような名前を社内で勝手に盛り上がって自己満で命名してしまうようなところもマツダの「なんだかな。。」と思うところ汗。閑話休題。この大きな車体のモデルであっても走りに妥協は許さないマツダの熱い思いを感じた次第。その機能のおかげもあってか、確かにCX-60はその大きさをデメリットに感じさせない運転のしやすさで、ディーラーに戻る頃には普通のSUVを走らせる感覚で運転できていることに気付いた。ただ、そうまでして開発されたこの大きなSUVを選ぶ意味は一体何なのか、についての答えは出ないまま。。大きいから車内もゆっくりできるのかと思いきや直6エンジン縦置きのFRなので後席も広くはない。営業マンも「狭くはないです」と説明するくらい汗。いや、こんなデカいクルマなのに狭くはないって言い方はおかしいやろ笑。同じ理由で荷室もさほど広くはない。さすがに幅はあるので前席の運転席と助手席の間隔は広くてゆったりはしている。けどこのクルマを選ぶ理由ってそれだけ?汗。大きいクルマならではのロングドライブでの疲れにくさとかそういうところか?いや、だったらそんなカーブを攻めるための機能(KPC)もそんなにアピールいらないのでは?と、いろいろとよくわからなくなってくる汗。結局はそんな理屈はどうでもよくて、デカいクルマでオラつきたいから乗る!って結論が一番シックリくる笑。いや、別にそれが結論でも全然構わないけど、もしそうだとしたらKPCを理由に客がこの車に食いつくとは思えない汗。そんな走りに拘るタイプが選ぶクルマとは思えないんだが。。まあ仮にそんなタイプがSUVを選ぶとしてもCX-5がギリギリのサイズだろう。加えてCX-60はドア開閉で感じる重厚感や密閉感が高くない。高速をゆったりクルージングする時の盤石な安定感をなかなか想像しにくいのも残念なところ。マツダはいろいろと考えて技術陣も含めて頑張ってるんだろうとは思うが、どうにもチグハグ感が拭えない。どのような人たちがこのクルマを購入するのかは興味深いところ。売れ行きに注目したい。









シトロエンC5XとDS4に試乗。最近立て続けに販売が開始されたフランスの新型車。ディーラーに寄ったついでに試乗。C5XはC5の後継となるワゴンのようなSUVのような。。といった出立ち。まあ、スバルのアウトバックみたいな位置付けか。クラウンも最近似たような形での新型車が発売されている。フェラーリからも似たようなのが出るとのことで調べてみると「プロサングエ」なる観音開きのSUVが発表された模様。これまでの流行りはもう少し背が高めのクロスオーバーだったがこれからはワゴンよりのこの形が流行りになるとかならないとか。。(シトロエンの営業談)。C5Xは全長4.8mでサイズ的には大きなクルマだが実際にはあまり大きさを感じない。リアウインドウが大きく傾斜してお尻をつきだしたような独特なフォルムのためか。フロントは新型C4からのシトロエンの新しいデザイン(そのC4は最近受注停止となったらしいが)。乗り込むと横長のオーディオディスプレイが鎮座。ドアには随所にヘリカルギアのデザインがあしらわれている(日本人デザイナーが担当)。新しいサスペンションが話題となっているが乗ってみても、、よくわからず汗。いや、確かに当たりは小さく穏やかにはなっているが、そんなに騒ぐほどのものなのかは不明汗。続いてDS4に試乗。さすがにC5Xと比較すると洗練されたデザイン。エアコンルーバーなんかも雰囲気を壊さないように工夫されたデザインとなっておりこのあたりは流石といった印象。先に発売されたDS3クロスバックは小さくてなんとなく個人的には高級なおもちゃといったイメージ、対してDS7クロスバックはちょっと大き過ぎて持て余すサイズ感だがこのDS4はちょうどいいサイズ。デザインもフロントこそ似たイメージだがリアはDS3クロスバックとちゃんと作り分けされており、より未来感を強く感じさせるデザインとなっている。走らせて惜しいのは静粛性で1.5Lディーゼルのエンジン音が盛大に車内に入ってくる。いやいや、新型308の試乗ではその静粛性に感心したばかり。DSの車体作りに問題があるのは明らか。こういうところを見てしまうとどうしても高級ブランドとしての行く先に不安を感じてしまう。立ち上がったばかりのブランドで仕方ない部分もあるかもだがやはり盤石の他メーカー(いわゆる独車)に対するような安心感には程遠い印象。DS4はだいぶいいセンをいっているモデルなだけに残念なところ。ではディーゼルではなく価格的にも手の届きやすいガソリン車ならどうか?と気になるところだが、DS4のガソリン車は現在受注停止となっている模様(しかも昨年10月に発注した車がまだ納車されていないらしい)。なんだか色々と惜しい汗。





























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