今更ながらですが、前々から気になっていた
ランボルギーニ ウラカン LP610-4に試乗させて頂きました。
今回お世話になったのは新しくオープンしたランボルギーニ横浜さんです。
何故ここのお店にお願いしたかと言いますと、いつもお世話になっているポルシェセンター横浜さんとランボルギーニ横浜さんはグループ会社でして、ポルシェセンター担当さんにランボルギーニの担当さんを紹介して頂く形で試乗が実現しました。
ウラカンは458スペチアーレを購入する前に候補にあがっていた1台でして、先代のガヤルドからはあらゆる面で進化していて完成度が高いという評判だったところに、2駆モデルのLP580-2が発表され本気で購入検討をしました。
結果的に現在所有している458スペチアーレと出会った事から縁がありませんでしたが、スペチ購入後もずっと気にはなる存在でした。
試乗する前にいろいろウラカンについて説明を受けたのですが、スペチアーレを所有しているという事で話題にでてきたのは
「ペルフォルマンテ」です。
社内向けの資料を見せて頂きいろいろな説明を受けましたが、少しのパワーアップと空力だけでニュルをあんなタイムで走ってしまうというのは、それだけ素性の良さがまずは有るからなのでしょうね!
新開発の空力デバイスは凄いですね。実際にあのシステムを一般公道で試す事は難しいとは思いますが、サーキット走行などでは体感できるかもしれません。
実車の方もいずれは見れるようになるとの事だったので、楽しみに待ちたいと思います!
そしていよいよ・・試乗開始です♪
今回はみなとみらいから首都高に乗り大黒PA方面に向かうコースを走らせて頂きました。
今回試乗させて頂くのは4駆モデルの
LP610-4
本当は2駆モデルの
LP580-2に乗ってみたかったのですが、まだ試乗車が届いていないとの事で、今回はこちらのモデルをドライブさせて頂きました。
このデモカーにはフルバケットシートが装着されていたのですが、担当さんのお話では相当な硬さとか・・。
各種ボタン類は凝った造りで、特にエンジンスタートはご覧の通り。
ランボルギーニはこの辺の演出はとても素晴らしいですね!
男心がとてもよくわかっていらっしゃると思います。
メーターは液晶になっており、いろいろなモードに切り替え可能です。
特に良かったのは

ナビをドーンと大きく表示できるこの画面。
まぁウラカンでナビを利用してお出かけする機会は余り無いかもしれませんが、いざという時にはこのナビはとても見やすく、また操作性や性能もこの手のスポーツカーの中では優れているように感じました。
(スペチのナビと比べてるからそう感じたのかもですが・・)

サーキット走行などのスポーツ走行メインであれば、このようにタコメーターを大きく表示させる事も可能!
この辺はアウディの血が入っている事を感じられる造りですね~。
先日カーグラフィックTVで見たアウディのR8もこんな感じのメーターだったような気がします。
今回はみなとみらいから首都高に乗り大黒PA方面に向かうコースを走らせて頂きました。
走り出してみると、思っていた以上に穏やかなのに驚きました。
通常走行のストラーダモードだとツインクラッチのミッションも変速ショックもあまりなく、排気音もそれなりにはしますが、想像以上に静かです。
速度によってエンジンの片側のバンクを休止させたり、信号など停止時にアイドリングストップしたりするなどエコな部分も持っているににも驚かされました。
高速道路に入ったところでモードをスポーツに変更すると、排気音が大きくなりシフトショックや足の硬さなど変化を大きく感じられます。
ギアを落として加速すると
「クォオオオーン」と気持ち良い
V10サウンドが響き渡ります!
やはりランボルギーニのサウンドはフェラーリも敵わない位最高ですね♪
シフトダウン時にはバリバリ音も健在ですし、これで峠道流したら最高でしょう・・。
スポーツでは先にも書いたように足も少し硬くなりますが、耐えられない程の硬さではなくスポーツ走行では丁度良い感じの乗り味です。
またギア変速時もシングルクラッチのような
「ガツン」という変速ショックも感じられ、いかにもスポーツ走行をしているという雰囲気をだしてくれて高揚感ハンパないです!!
今回はいつも走り慣れているみなとみらい~大黒PAコースを走れたので、自分の所有している458スペチアーレやGT3RSとの違いもいろいろ実感できました。
排気音ではダントツでウラカンが勝ちですね!
兎に角このV10サウンドは本当に気持ちイイです。スペチやGT3RSも良い音はするのですが、このサウンドには負けるかな・・。
乗り心地についてはウラカンとスペチはいい勝負ですね~。
どちらも甲乙付けがたい位に良い出来だと思います。特に跳ねが気になる横羽線でも両車共にスポーツカーにしてはしっかりショックを吸収してくれており、とても好印象でした。
GT3RSは・・乗り心地の部分で言うと、悪くはないのですが上記2台に比べてしまうと硬さは目だってしまうかなー・・という印象です。
ミッションはウラカンかなぁ。スムーズすぎるスペチやGT3RSに比べ、ある程度のショックを演出的に与えてくれているところはシングルクラッチ好きにとっては好印象!
その上変速スピードは他の車種同様に速く、昔のような一瞬息つくような事もありませんから、ウラカンのミッションは良いですね!
と、いろいろな面でウラカンが良いと感じたのですが、ちょっと気になる部分も・・。
まずはやはりシートです。このフルバケットシートはちょっと硬すぎで、折角良い足を持っていてもシートでのショック吸収がないのは辛い・・。特にお尻にはダイレクトに来るので、ちょっと痛くなりました(汗)
もう一つきになったのがヘッドクリアランスです。
ウラカンは車高が低い関係でヘッドクリアランスもあまり取れなく・・私のような背が高くて胴長な体格だとちょっと辛いかな、と感じました。
でも、これら以上に一番辛かったのが後方視界です・・。
今回の車両はOPでリアガラスが付いていたのですが、それでも後方視界はかなり悪いです・・・。
ミラーから見える部分も少しなので、後方に覆面クラウンが付いてきてもこれでは確認は難しそう(滝汗)
このような感じでぐるっと1周させて頂き試乗は無事終了です。
いろいろ感じる部分は多々ありましたが、総じて言えば
「評判通りとても良かった」という事でしょう!
世の中がどんどんダウンサイズターボ化していく中で、この大排気量V10エンジンを作り続けているランボルギーニは本当に素晴らしい。
エンジン音一つでこんなに気持ちよくなれる車は、今では希少ですからね・・。
今後も出来る限りこの芸術的なエンジンサウンドを生み続けて欲しいです。
今回はこのような貴重な経験をさせて頂きランボルギーニ横浜さんには本当に感謝です。
またそんなきっかけを作ってくれたポルシェセンター横浜 Sさんにも感謝感謝です!
次は機会があれば是非2駆のLP580-2、そのスパイダーに乗れたら・・いいな!
そして
ペルフォルマンテ!!実車を是非とも拝見させて頂きたいですね♪