13万558キロ バッテリーの復活作戦(サルフェーション除去作業)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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走行は13万558キロ、私の住んでいるここイギリスは2020年10月31日からコロナウィルス感染者数増加のため、2度目の全国ロックダウンが実施されました。
ロックダウンとは不要不急移動を一切禁止するもので、家で仕事ができる人は家で、それ以外は必要最小限の買い物のみの外出が認められ、違反した者は法的に罰せられるというものでした。
そのため車の使用頻度は一気に下がり、1週間1度の買い物へのチョイ乗りが続きました。
季節も季節というわけで、バッテリーの負担は大きく、だんだん弱ってきました。
バッテリーは車の購入時に装着されていたもののため、どれくらい古いかなどは不明ですが、ちょい乗りが多いため、完全に充電されることはなく、しまいには1週間経つと始動できなくなりました。
手持ちの充電器で充電すると始動できるようになるものの、1週間すると始動は無理になりました。
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そこで、サルフェーション除去機能のあるバッテリー充電器を購入しました。
色々調べた結果、このNocoとCtekが主な選択肢です。その他にも、サルフェーション除去機能を謳う製品はありますが、このためには通常より高い電圧をバッテリーにかける必要があり、実際にそれができているのはこの2社くらいでした。
で、なぜNocoにしたかというと、リンクを貼った動画に分解し説明したものがあるのですが、Nocoの方が設計がよく耐久性があるのです。Ctekは作りが雑で故障が多いようで、値段は結構するためNocoに決めたわけです。
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Nocoとはいえ、バッテリーの充電器にサルフェーション除去機能がついているだけですので、接続は通常の充電器と同じです。
ただ、サルフェーション除去機能を使う際は、先述した通り高電圧をかけるため、バッテリーは車から降ろす必要があります。
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サルフェーション除去中はバッテリー内が高温になり液が沸騰しガスが出ますので、火気厳禁で圧力を逃すためキャップも緩めておきます。
記録用にサルフェーション除去前の状態の内部。
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こちらがサルフェーション除去後の状態の内部。
サルフェーション除去プログラムは6時間くらいかかりました。
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通常の充電器として使う場合は、このように充電状況が表示され、完了したのがわかります。
様々なプログラムがあり、12V供給プログラムもあり、これは車のバッテリー交換時にオーディオや時計のメモリーが保持されるので便利です。
で、肝心のバッテリーの方はどうなったかというと、めでたく復活しました。
従来であれば、バッテリー交換となっていたものがこうやって復活することは環境にも財布にもやさしいことになります。
ちょっと裏話になりますが、この充電器、やはりロックダウンによりみんな同じような状況だったためか品薄で在庫が入るまでしばらく待ちました。
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