マリーナデフのオーバーホール①

ACマインズのバーゲンセールで手に入れたケータ４速用マリーナデフ。

これをオーバーホールして使います。

現状調査その１

バックラッシュ測定してみると　基準値０．１０～０．１５ｍｍ以内に対して０．２～０．３ｍｍもある。

現状調査その２

リングギアの背面の振れを測定。

基準値０．０７ｍｍ以内に対して０．１０ｍｍ。

これではバックラッシュのバラつきも抑えられません。

現状調査その３

念のためデフケースの回転軸の振れをみると０．０３～０．０５ｍｍで問題なし。

つまりリングギアを取り付けているフランジ面の平面度不良でした。

分解して修正します。

分解その１

マークをつけてベアリングキャップを取り外し。

ちなみにシムはギア側が１．００ｍｍ（０．５ｍｍ×２枚）
反ギア側は１．１４ｍｍ（０．５ｍｍ×２枚＋０．０７mm×２枚）
でした。

分解その２

コンパニオンフランジを外して、オイルシールを取り外し。

へら状の道具で外します。

分解その３

ソケットを使ってネジ部を痛めないようにハンマリング。

ピニオンギアのベアリング（Fr)を外してピニオンギアを取り外します。

分解その４

大まかに分解。

刃当りが変わると素人には調整しきれないのでピニオンギア用ベアリング（Rr)はそのまま再利用。

その他のベアリングは交換の予定です。

パーツクリーナーで洗浄し、防錆剤を塗布しておきます。