
おはようございます どんがらです
今朝のニュースで 市橋真理ちゃんがでとるとおもっていたら ちがった。小保方さんという30歳の若手研究員。STAPとかいう新型の万能細胞の作り方を見出したのだそうだ。ES iPS につづくともくされる 第3の日本の矢。いろいろ記事を読んでいると 苦労談がいっぱい。まあ 新聞とか報道関係者がよろこびそうなことだいな。事実上の発想は2008年にハーバードへ留学し議論から得られた細胞そのものが刺激にどう反応するかという基礎的考察に端を発してるんだそうだ。つまり 植物の細胞は刺激によってリセットされることもあるのに、、、動物は、、、、できないの? って感じみたい。初期の実験はすでにこのころにあり 論文書いてネーチャーに送ったら
たわけ! 生物学を愚弄しとるんか きみは!
って感じで突き返されちゃった。
まあ こういう例はいっぱいあるので 審査員も怒り心頭だったんだろうと思う。なぜなら ほとんど99%以上は本当に愚弄する論文が投稿されるのだから 審査員もたまったものじゃない。とくに 日本人のええ加減な英語だし(すいません 彼女の論文読んだことはないのですが?)。
しかし彼女は粘り強い。新聞記事から類推すると まだ ドクターコースの学生さんだったと思われるけど 丹念にいろんな実験をして なんども 処理した細胞がいろんな細胞に分化してゆく様を追いかけた。こうかくと 1つやったら1つ答えが出るように感じるかもしれないけど その成功率は 特に初期は ほとんど0なので やまほとやって 弁化した細胞が1個あったら それをどう考えるかについて考える。はたして 自分がエッセンスとしてあたえた 刺激によってことは起こったのか? 統計的に優位となるデータなのか これまでの蓄積と矛盾しないのか、、、、、。否定し始めたらたまらないのだけれど 研究者はできるかぎりの否定をしてみてなお残ったわずかな真実と思われることだけを なぜそう思われるのかという論理思考とともに 論文に書く。
そこに 日本のベテラン細胞学者が手を貸してくれた。もちろん彼女の実験の正確さとか 研究に対する態度とか いろんなことから これは十分いけると判断し 支援したのだけれど 、、、。そこで 日本人の学者は世界のアメリカの学会がどうなっているのか どうすれば投稿した論文が採用されるのか はたしてジャッジする先生は誰なのか なんてことを経験から知っているので 戦略を練る。冷静に見て十分再考に値すると考えられるデータをわかりやすく説得力あるように並び替え 審査員が疑問に思うところを予測しその回答を考察に加えときには新たな実験データを加えて そして 場合によっては段階的にいくつからの論文に分けて 一斉に投稿したりもする。
そのことによって ぱっとみ ふざけとんのか と一蹴された論文も どういう発想によってどういう流れの中で どういう位置づけで 実験したら こうなったという背景が理解され そして その論文の主張の意味が十分謙虚であることを理解したら 言語を超えて それは公表に値する あるいは 公表してもよい と 判断される。
実際 ネイチャーやサイエンスにのる論文の多くは そのごほとんど実用にならない。あまりに先端的でかくしん的で その結果は検証すら非常に難しかったりするからだが大概はもっと具体的な実験は ほかの専門誌に投稿されてるので 本当に興味のある論文に対して それを読んだ人は孫引きをして その当行の意味を理解しようとする。
あいかわらず ながいまえふりだった。
2008-2010ころの研究をベースに博士号をとった彼女は 理研のチーム(ユニット)の長となり部屋をピンクに塗って すっぽんを飼い かっぽう着を着て 実験した
たゆまぬ努力によって 周囲の理解を得 そして 論文を何度も書き直したようだ。なぜ自分の主張がこんなに十分なでーたがあるのに認められないのか?なんども涙したのだそうだ。まあわからんではない。
そして 周囲の先生方の支援を設け やっと2014。1.29 お堅い英国科学界もそのねばりにまけて 論文を掲載 いきなり ときのひとになったのだが、、、。
まだ30歳だから いっぱいいろんなことができる。これからは共同研究者もいっぱいあらわれるだろう。マウスに対する実験をひとに人の細胞に適用しようとするまでにはまだまだ足掻い道のりがあると思うけど まあ 何とかするんでしょ。
再生医療というやつは いつから 我々にも適用できるようになるのか? どうも おいらのいきてるうちはきびしそうだいな。やるとしたら 自分でこの世界を開拓に行くのか?生物学や医学の知識はたいしてないので たいしたことはできないと思うけど チームに参加したら まっとうな生物科学者や生化学者や医学研究者に 刺激をあたえることはできるかもしれない。
そして その刺激が pH5.3なら 彼らの中に確率的に30%で 新生万能細胞STAPが30分で生まれたら そいつが分化して 心臓になったり 杯になったり 筋肉になったりするだろうか?研究ユニットがこうやって刺激によって新たなステージに高まることはいいことだ。そして いろんな文化細胞が自由自在につくられた時 あるいは制御していかされるようになったとき おいらは レプリカントになれるかもしれない。
って ふぃっリップ K ディック なら らりらりしながら 考えるのだろう
どんがら
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Posted at
2014/01/30 08:19:31