
今日ニュースを見ているとサッカーが熱い。昨日もやっていた、キリンカップ。日本は強豪ブラジルとイタリアのいる組。勝てる気がしない。でも最近の日本代表はどうどうとしたもの。5部にやれるんじゃないかと思わせる迫力があるが、結果はやはり同じ。世界のトップには勝てない(結果論)。
サッカーについてはあんまり詳しくないので、今の選手も超有名どころの、長友(インテル)とか長谷部(キャプテン)とか香川(超一流マンユウ?)とかおさるさん(本田)(寒い国 ロシア)ぐらいしか思い浮かばない。古いところでは、釜本とか金田とか三浦一義?とか前監督くらいしかわからない。外国ではみんなが知っている ペレとかビアダルおっさん(WCで7人抜きした怪物(アルゼンチン))とかベッケンバウアーとかルムメニゲとかジーコとかぐらいしかでてこない。興味がそんなにないとこんなもんだろう。
現代の日本サッカーは(まあ以前から)ヨーロッパスタイル。ベッケンバウアーらが確立した防御から組織だって攻撃するスタイルが潮流。サイドバックが攻撃時には前線まで駆け上がるシステム。長友、銀河系軍団の怪物(ブラジル代表)とか とにかく 山ほど走ることが要求される。最後は個人技かもしれない。カカとかいっぱいいたので特に名前がでてこない。ネイマールもヨーロッパではこんな感じの選手か?(やつはヨーロッパにでているのか?情報不足。)。
昔から組織の欧州対個人技の南米の図式があった。現代はこの差は以前より少ないと思われるが、それでも最後に決めるやつとそれまでの過程が昔の分類を思い出させる。
みなが知るように、南米ではサッカーは人生に近い。こどものころからはだしでサッカーボールをけり、なければ布を固めたボール風かたまりをドリブルし はだしで駆け回る。こどものころはこれがおもしろくてしかたない。少し成長するとこども同士で試合もする。日々の遊び。そんな中、小学校卒業くらいの年になるとうまいやつは徹底的にうまくなっている。近所では名が通るほどの人物となっている。ブラジルのスカウトマンが1年に1回だけおとづれる。光った才能を見出しにくる。そしてスカウトマンに見初められた若き才能はチームに所属する。似たような子供が100人くらいいる。切磋琢磨。すごい才能の中の本当にのし上がって来たものだけがヤングチームに選抜される。ここでも競争。世代間競争。そして勝ち上がったものはいきなり世界一流。いまではネイマールか???まあ、日本人がどんなにすごくなったといってもネイマールに勝てるやつは出てこない。やつを倒すためには組織戦が必要。でもネイマールはそんな組織をあざわらうかのような個人技で1対1を容易に突破し、3人くらいを自分にひきつけたまま、小さなセンタリング、、、受けた選手は丁寧に上がったやさしいセンタリングをただまっすぐ打つだけ、ヘッドでも足でもとりあえずやさしくシュートする、、、キーパーもネイマール対策で端によっている、しかたがない、あいているところにあわてて戻っても絶妙なタイミングであがっているネイマールのセンタリングで勝負は決まっている。
ネイマールは虚実を使い分け、ときに鋭い突破でチャンスがあれば自らも打つ。この自分で打ったり、センタリングをあげたりするから防御側は対処できなくなる(必然)。攻守ともによくわかっているしそのためのポジショニングとか練習とかは山ほどやる。でもスピードだけはつめ切れない。そんなことは十も承知のネイマールは状況を見ておいていきなりフェイントともにスピードを上げ一人目を抜き去る。2-4人目くらいが迫ってくるのは見なくてもわかる、速度で振り回す、そして、抜群のロケーションを一瞬確認、シュートコースが見えたら体が勝手に反応する。一気に左足を蹴りこむ。その一瞬の判断は恐らく脳を経由しない。状況を見た段階で全体を把握し、俯瞰し、振り回してあるので0.5秒くらいの猶予でシュートコースが広がっている。そして、気づいたときにはコースにむけて自然に左足が振り出されている。ゴールに叩き込まれたボールを見て、ネイマールは今回のミッションも成功したことを確認する。子供のころから人生のすべてをささげてきたサッカー。ヨーロッパ型の組織などものともしない反射力、、、これがブラジル、アルゼンチン、ペルー、コロンビア、その他 南米のサッカー。日本人でなくとも欧州人でもこいつに勝てるやつなど出てくるわけがない。
戦後、作られ続けたVWビートル(初代)は南米でも製造される。最後はメキシコで非公式に作られていたらしい(VWディーラーのひと談)。1990年代のことだ。現代のVWビートルは1.2Lターボ。全回転域にターボが効くように設定されたすごい技術。1.2Lターボでもビートルの車体を最高200km/hまで引っ張る(アウトバーン)。信じられない。ライバルはメルセデスAシリーズ。走りにフッタVW対策とも思われるメルセデスの対抗馬。サーキットでは勝つけれど、ひとつひとつの項目ではAシリーズが勝つけれど、雑誌の総合評価はVWのもの、、、。
第7世代にはいったビートルのことは前にも書いたのでこの程度で、、、。
そしてゴルフの新型が日本でも発売された。最初のラインナップは簡単に言うと1.2Lと1.4L(TSI ターボ)。ディーラーのひとによると1.2Lが安いから買いに来たお客さんもお話しをし装備を考えていくと自然に1.4Lに到達し注文をいれるらしい。6ヶ月待ち。ちょっと待てない。こんなけまっていると恐らくGTIが出る。もうRは出ないかもしれない。現代のVWの技術で2Lターボ、もう手をつけられないパワー、軽量、、、。R32がなつかしい。3.2Lのノンターボエンジンをゴルフのボディに収めた偉業の怪物。もうあんあ排気量は必要ない。W型16気筒も過去の遺物。TSI技術の昇華が2Lターボで爆発する。ポルシェに迫るかもしれない。4WD。アウディクアトロシステムをも凌駕するだろう。メルセデスCやBMW5シリーズもアウトバーンであおられる。GTIは間違いなく売れる。世界中で売れるだろう。1.4Lは環境配慮車。4気筒1.4Lなのに巡航時には2気筒休止する。700ccで走る。なんじゃこの車は、、、。問題は納期。みんな買うからVWの生産は追いつかない、、、。だからわたしには買えない。しかたがない(必然)。
メルセデスやボルボがライバルに上げられるが、国産ではスバルがライバル。アイサイト搭載の安価なマシンが国内では受ける。いろんな点でVWには水をあけられるけど価格だけは強い。国内ではゴルフ以上にスバルが売れるか?1.6LターボSTIが発売を待っている。86の生産に追われた群馬工場のラインにすこしづつBRZが乗るようになって来た昨今、BRZの納期が短くなってゆくとともに1.6LターボSTIインプレッサの姿が浮かび上がる。2L水平対向4気筒はトヨタの販売網にのって86に昇華し、BRZの出番はないまま1.6LターボSTIインプレッサが登場し、BRZを静かに表舞台から遠ざける。そしてBRZはアルシオーネSVXのように幻の名車となる。必然。スバルの上層部もトヨタとの提携が生むプラスの効果は予測できても、リアルタイムのこんな状況は読みきれていなかった。リアルタイムでは状況を把握できるだろうが、すでに遅い。ラインは動き出したら止まらない、止められない、止めてはいけない。動かすときに設定するときによく考えて始めるが、時間発展が初期条件を凌駕し、止められない生産が結果に結びつく。必然。カオス。散逸構造。系の複雑化。単純な効率的な生産システム。
だから、生産設備を設定するとき、他社より2歩くらい前にでていないと車は成功しない。1年以内に他社に追いつかれるようでは生産システムが勝手に吐き出す新車をさばききれなくなる。だからVWの戦略はうまい。他社を1年以上は凌駕してスタートさせる。時間勝負。だから今発売されているゴルフにはナビがオンダッシュでしかつかない。3ヶ月くらいするとVW内部から埋め込みがたのナビが出るらしいが、市販のカロッツエリアとかECLIPSとかはまだつけられない。情報ディスプレーがあって、そこに燃費とかいろんな情報が表示されるがはずすことはまだできない。外すとゴルフ自体のコンピュータが作動しなくなる。日本のサードパーティーにチャンスがおとづれる。ダミーROMの設計のためにゴルフをてにいれておく。そしてテストし、ダミーロムをいち早く発売したところの勝ち。値段は最初とてつもなく高いが、コンピュータのCPUと同じで1ヶ月単位で下がってゆく。6ヵ月後にはVWの純正の価格とダミーROM+カロッツリアの価格はこなれているだろう。VWの純正は急激には下がらないから、必然的にナビパックなる低価格のパッケージが設定される。カロッツエリアの価格の下がりは速い。日々変化する。野菜の価格と同じ。国際市況価格と同じ。出来高しだいだ、、、。
画して どんがらは 眠くなったので 寝ます みなさん おやすみなさい。 あすが梅雨の谷間の晴れならいいな
by どんがら
Posted at 2013/06/21 02:17:35 | |
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