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dongara1963のブログ一覧

2013年09月12日 イイね!

UNIVERS(60) 偶然の発見

UNIVERS(60) 偶然の発見おはようございます どんがらです。

 その昔 技術開発の舞台では セレンディピティー というのがはやった。 一つの訳語は 偶然の発見。多くの技術や発見が 偶然によって生じたが それは多くの人の前にあるにもかかわらず 特定の人のまえだけにその姿を現すのはなぜか といった議論なのだが。おおくの有名な学者の発見談から共通項を見出し そのしんずいについてぎろんしただけなのだが まあ 言葉遊びの領域だ。

 こういう抽象的な議論は細分化してゆくと たくさんできてくるのは自明。

 あるとき 隣の研究室の訳知り顔のおとこが 自慢げに言った。

”カミンスキー触媒なんて 偶然に発見されたんだぜ!”

”実験手順を間違えて 有機アルミに水加えてもうたんだ。間違ったまま気づかずに重合してみたら 塊ができてもた。分析したらポリマーだったんだ。特徴的なポリマー、、、、”

うっとうしくなったので 一撃で仕留めることとした。

”それはちがう。1980年代にフェロセンの3D構造が解明され このあたらしい 芳香システムにペンタセン(5員環 共役2重結合系)が 配位することによって ヒュッケルルールが満足すると言う この3D共役システムについて おおくの有機化学者はその可能性を見たのだよ。 そして、鉄と同様の元素たち 所謂3sと3pと3dが混成する軌道を形成するやつら 遷移金属と呼ばれる元素をいろいろ試してみたのだ。鉄の4つ前 この系列の2番目のやつ が面白い触媒活性を示した。地球上でも容易に回収できるこの元素をイオン配置し、3価と2価を入れ替えさせれば 強い触媒能をしめしたのだ。かぎはこの課数の変化をどのように行うか?定法にしたがい 有機アルミ化合物がいろいろ試された。そしてメチルアルミノキサン。実際、禁水性物質であるこいつに注意深い有機化学者は空気中の水さえふれさせない。しかし おそらく1滴の水滴がくわえられてしまっていたのだ。このミヅはガラス器具の内壁に乾燥不足で残っていたのかも知れない。スパチラについていたのかもしれない。実験者の汗かもしれない?
 しかしできてしまったポリマーは現実。先生はおそらくこの学生に徹底的に状況説明させただろう。実験ノートだって詳細に覗いたし 実験器具の配置すら詳細に検討しただろう。天気や気温湿度までも調べたかもしれない。

偶然の発見は確かにそのきっかけとなった行為自体を刺してそう呼ぶが、その状況は必然的に仕組まれたもの。新しい科学の発展のなかで 発見した成果をその可能性の広がりをいち早く取り込んで新たな発見としようとしたトライの果てに生まれたのだ。単に あんたみたいにのほほんとして 新しいことも学ばず いっ著前の議論だけしている人には決してこの偶然は起こらないのさ!

 かれは黙ってしまう。

 多くの発見はある意味先達たちの世かの上に立つので すべてが見方によってはこの構図に当てはまることとなる。そういう視点に立てば 偶然の発見 自体がすべて必然的に起こった時代の流れなのだが、、、。ようは 私とあなたの立場の入れ替え。主体と客体。観察者とされるもの、、、。傍観者には何もおとづれない。積極的にトライし 行動し 注意深く巻子つし直した者たちにだけ 神は偶然を与えるのだよ。何もしない奴には何も起こらないのが道理。だから 動け! Can you do it! I can do it!!!!!

 発見したら学者は学会で発表し 論文を書く。会社付の学者は同時に特許を用意する。論文を投稿する前にしてほしいのだが、学者にとっては論文こそ命なので ふなれな特許は自分で書いてくれない。しかたがないので 詳細な実験の内容を聞き データももらって その背景や発見のポイントなどを聴取し そして会社で特許化への書類を作る。できるだけ早く。できたものは 先生にもネットで送るが 同時に特許化にも送っておく。先生のGOがでたら 特許化にもGO。スピード勝負なのだ。

こうやって取った特許もお金になるかどうかは難しい。偶然の発見は結果論からの抽出なので 成功談しか表示されないし 発明にかかわったことがないものには その定量的な意味は分からない。1つの発見の前には1000個の失敗があるし、本当の製品になるのはさらに10倍以上の試行錯誤が必要なのだが、、、、。だから、学者が特許を取らずにいっぱんに広く公開するのは その発明の社会適応性を見るための方策としては早い良い選択なのだ。関係各所がいっせいに実験を始め 技術に昇華してゆく。周辺特許を押さえてしまえば ものがかなりのレベルなら必然的に市場が開ける。デフェクトスタンダードにいち早くしてしまえれば 事実上の市場独占。手続きだけは慎重に行っておかなければ 訴訟に発展することもあるので注意が必要だ。

こんな感じでわたしがかかわったおおくの偶然の中で 市場にはなたれたものは10個くらい。いきのこったのは1つ。ゼロではないところがみそだ。26年でこんだけ。しかも別に自分が発明したわけではないし、、、。こう考えると 企業研究員なんかやるもんじゃない 技術者なんてむなしい存在だ とおもうかもしれないが 全然違う。こんなことは 適当にやっとる趣味みたいなもの。本業は ひそかな自分の楽しみの実験 研究そのものなのだ。会社に黙って バックグランド 研究する 実験する。ひそかだから成果は問われない。もちろん表の仕事も適当にやっておく。重要なことはこのバランスを崩さないこと。アンダーグラウンドの実験を一時企業も社員に推奨したが そんなものは推奨されてやるもんじゃyないので 全然はやらなかった。しかし どんがらはずーっとやってきた。わるだから。なんにも拘束されない趣味の研究は面白い。これこそ わたしが生きてゆく上での必須のことだったのかもしれない。
そして いま装備を取り上げられてショムニ 科学実験はできないから思考実験に移る。しかもなお趣味でだ。

だから わたしのこの長い文章のシリーズのカテゴリは日記ではなく趣味なのだ。

すきなことをすきなときにすきなだけするのが きっと人生。本田宗一郎氏の本の題名が浮かぶ

 ”やりたいことをやれ”

どんがら 日経平均は高止まり このまま7年もオリンピックまでつづくのか?
Posted at 2013/09/12 06:54:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雨の土曜日 | 日記
2013年09月12日 イイね!

UNIVERS(59) 走る者たち の まんが について

UNIVERS(59) 走る者たち の まんが についてまだくらいけど おはおうございます どんがらです

 なんとなく 頭の中に ケンタウロスの伝説 が浮かんできたので こどものころから看てきた アニメとか漫画とかで 自動車関係(バイク関係)のやつを思い出してみることにした。

(1)マッハ Go!Go!GO! :主人公のゴーくんが 愛車マッハ号で疾走し ライバルをやっつける 勧善懲悪がた アニメ。マッハ号にはやまほど秘密兵器がついていて ハンドルの中心部にいっぱいボタンがあった。代表的な装備は ジャンプ。ボタンを押すと車体下部からジャyンプ用の水上艇の浮きみたいな装備が飛び出してきてジャンプsできる。オープニングでも サバンナで像たちを飛び越えるシーンがあった。

(2)仮面ライダー 1号 2号 V3 アマゾン かぶとむし ほかほかほか
 基本的に スズキの380ccをベースにカウルを付けてロードをはしる。オフロードは似たデザインのカウルを付けた オフロード(250ccか?)。二台あったのだが こどものころのどんがらには 一つと思われていた。一文字隼人は自分の750ccに乗りながら変身していた。

(3)キカイダー 01
 キカイダーは細身でかっこいい。サイドカーをドリフトさせて敵の中に割って入る。01は太陽電池で動く。ハイブリッドなのかどうか知らない。共通の敵は はかいだー。やつは銃を持っている。単車には乗らない。なぜかは知らない。たまには黒いカウルのやつに乗っていたか?

(4)サーキットの狼
 風吹ユウヤの物語。ロータスヨーロッパで大排気量マシンを凌駕する。ライバルはポルシェ(早瀬左近)。ずるがしこい外人はいろいろ高性能マシンで迫ってくる。姉貴の恋人はトップドライバー ミウラで追う。沖田は警察官なのに身分を隠してディノで逆ドリフトをカマス。いろんな戦いの中で 一匹狼だった風吹がチームをひっぱる。マシンはランチアストラトス。最後はF1.でも 公道GPのころが一番盛り上がったんじゃないかと思っている。

(5)ケンタウロスの伝説 
 ケンタウロスは実在したバイクチーム。脚色はされているのだろうが一応事実に基づいているとのことだ。箱崎修二のおとうと ケンちゃんが主人公。ライバルはアーサー 芸国海軍からの脱走兵。ベトナムに参戦したおぞましい記憶から逃れられない 技術兵。ここにレディーが加わり ボスやキム、イージーなんかがくわわる。600マイルブレンドは いきなりボスの合図で始まる。”珈琲のみにいくぜ!” 横浜から西へ。巻き込まれたケン坊も自分のZ400でついてゆく。高速走行。途中のスタンドでアーサーがケンちゃんにひとこと。
 ”チェーンも締めとけ まだまだ走るぜ!”

 夕刻 神戸の小さな山間の喫茶店に到着。駐車場に巨大なバイク軍団が停車している。中に入るとボスたちが珈琲を飲んでいた。”もう帰るところだぜ。あんまり遅いんで、、、、”帰路へ向かう軍団。宵闇の中 ヘッドライトがケン坊の眠気を誘う。集中力が落ちている。ボスたちはもうはるか前方。アーサーばかりでなく RZ250のレディーさえ はるか前方。たったいっぱいの珈琲を飲むために往復600マイル(960km)走る男たち。ケンタウロス。
 最後は雨のレース。MPが取り囲む異常事態の中 ピット裏の駐輪場から 板を外されたアーサーがさけぶ。 ”I will winn!! すでにTZ全盛のなかで TR3で走るアーサーは鬼人の速度。最後尾から追い上げ そして トップを捕らえる。トップの沢田は若い。馬力のあるTZでアクセル操作をミス。雨の中転倒。そして 初優勝したアーサーにMPがせまり 手錠。MPのボスが敬礼する。アーサーも敬礼で答える。そして 逮捕され護送されるMPのジープを取り囲むように追走し並走するケンタウロス。遠くで見つめるレディーは旅に出るようだ。
 伝説となったケンタウロスはいまでも横浜にあるのだろう。ボスの店の名でもあるのだから、、、。

(6)バリバリ伝説
 高校生ながらCB750Fを操る郡の成長物語。ライバルは秀吉。カタナで正確無比なコーナリングをこなす。峠では群もかなわない。鈴鹿4耐がひとつの分岐点。けんかしたままチームとなったちびとでっぱ。ものすごいラップを繰り返すグンを最新の注意でマシンをいたわりながらポジションを失わないひでよし。ポップヨシムラが呟く。”二人の天才がチームを組んでいる。あのGSX400Rが勝つ!”。そこに カシオトライアングルへの侵入。意図的にラインをふさぎに来るこの男はかつてグンにコテンパンにやられた過去がある。秀吉転倒。カシオトライアングルからピットまで何かにつかれたようにマシンをおしてくる。押しながら ”こんなことをしてもなにもならない。4耐で転倒したらそれでリタイア。、、、のはず”しかし、炎天下の中500m以上おもいバイクを押してきて マシンをグンになげつける。 ”受け取れ のっぽ!!!”
 グンの速度は鬼人のう領域をも超える。ノービス最速の男(この男もパートナーの転倒を追い上げているが)についにおいつくグン。残りワンラップ。1分半以上あったトップとの差がなくなる。もんどりうって デグナー?に三者並走して飛び込む。インへ。インノインをつく松井。勝ったと思った瞬間 ゼブラゾーンに乗り上げながらそのインに飛び込むグン。バランスを失った3車はコースオフ。トップだった男は転倒。そして先行するグンと追う最速の男。最終コーナーを立ち上がる。
 ”のどが渇いたぜ!”

(7)頭文字Dについては多くは語らない。こないだ連載が終わった。

(8)湾岸ミッドナイトはふたたび復活するのか?

まだまだいっぱいあると思うがさいごに 軽シンのことにちょっと触れておく。軽シンはわたしの大学生のころかなりはやった。大学の連れでこれにはまった奴もいたが 恋愛に無頓着だったおいらにはかっこいい車で勝負するシーンが好きだった。じろーのスカイラインターボをみるくの928で追う主人公。勝負がつきかけたとき 目がかすむ。さっき次郎に殴られたからか と思ったら対向車の大型トラックのライト。928は谷底、、、。GTSRはガードレールにこすりながら停車。大爆発の前で死んでしまったのかと思ったら 崖を這い上がってくる男。
彼の愛車はジープ。カメラマンということだ。いっしょについてきた ちいさなカリフラワーはイラストレーター。そこにはいろんな恋愛が様々な形で描かれており 当時の理系の恋愛音痴にはいいバイブルとなっていたのだろう。たがみよしひさはその後行基になってしまう。主観と客観の議論が好きだったこの男は 20年後くらいに一度復帰するが まもなく音沙汰がなくなる。感性豊かなのだろうがつよくはないのだろう。ジャンボーグエースに幸あれ。

どんがら
Posted at 2013/09/12 02:46:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雨の土曜日 | 趣味

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「シェルビーさんが2019に出す新型 SSC TUTARAだって!

1247kgで1750bhp 何じゃこの数字は?

飛行機より H2よりすごい馬力荷重じゃあない?

500km/hくらい出るのかなあ?」
何シテル?   08/28 11:52
dongara1963です。よろしくお願いします。  元企業研究員。専門は分析化学。大学では 固定化酵素電極センサーの開発を担当  早期リタイア中。...
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