
ION
イオングループは日本最大(?)の商業グループ。ライバルはセブン&アイ ホールディングス。恐らく、そごうや大丸、松坂屋、伊勢丹などでは対向できない巨大なグループ。アリオやユニモは、、、グループ。アピタとは違う。店舗展開の巨大さでは、マツモトキヨシが一歩リードか?WELCIAが追う。SEIMSは昔からある。 ケーズ電器の躍進がすごい。数年前までなら家電量販店はヤマダ電器のものだった はず。最近新しくできた郊外型巨大商業施設にはきまってケーズデンキのあかい看板がある。
話は変わって、イオン。電離体。主に水溶液中の電離した元素の状態をこう呼ぶ。イオンはそれぞれの元素の電子陰性度によって特徴図けられ、強い電器陰性度が完全な電離を導く。
イオン流体はなんか面白い。数年前からいろんな新しいイオン流体の組み合わせが発表されている。
イオン流体はそれ自体が最終的に液体となる物性をもつように 有機的に設計され、合成されテストされる。液体の状態は極めて難しい。いくつのイオン対が一段となっているか、より正確には時間発展とともに平均いくつのクラスターができどんな分布をもっているのかが鍵となる。
ある意味 水と同じ。私の知る範囲では 水の標準状態(20℃ 1気圧)で最大6量体までが存在するらしい。それ以上の理論はいまのところほぼ無意味。スーパーウオーターなど存在しない。水に気を注入したスペシャルドリンクなどなんの意味もない。
イオン結合は共有結合に対して、電気的力の作用がメインなると言う点で異なるものとして表現される(高校 物理I の世界。イオンのイメージだけが教え込まれる。しかし、そのやようきさを聞いてみる。
答えなどない。
化学屋はイオン結合と共有結合を明確に判断していると考えている。
これに対して物理屋は、量子論から迫る。専門家?には イオン結合と共有結語の違いがわからないらしい。なぜならどちらも基本的に同じ扱いをするため。数式上の話。
生化学屋はイオンを立体構造のアンカーと考える。3D構造を安定化させるようにイオン対を配置する。酵素活性中心が、アロステリック部位が、レセプターのアクティブな領域が、膜酵素系の刺激入り口すなわちイオンチャンネルが表層からの化学的信号伝達が細胞内部に届くためのイオンシャワーを導く。イオンは無機イオンから有機体の部分構造に、、、。カルボン酸末端にアセチルCo-Aが接続している。ステロールの水酸基は脂肪酸でエステル結合さている。加水分解するとエステル物よりは不安定になる。何もしなければ標準条件で十分安定だ。しかし、このOHに酸化的脱水反応をかけようとすると不思議な3員環を形成する。1930年代に発見され、1950-60年ごるGCの発明とともに多く研究され構造が特定された。WINDOWSハイドロカーボン。現在のコンピュータのOSと同じなだが何の関係もない。
生物屋はイオンを特には意識しない。カレラの興味は分類。生物学は分類学。解剖学。それぞれの部位の相似性が遺伝単位を想起させる。ダーウインのころから基本は変わらない。ドーキンスが開けた風穴もたいした意味はない。生物屋の分類は古生物にも適用される。マンモスの凍結体からの遺伝子抽出と再生の計画がある。本当にできるのか?丹念に遺伝子が取り出され解析され合成される。足らない部分は哺乳類(象がいいが難しい)から取り出したものと組み合わせられる。SFならジュラシックパークの世界だが原理と実践との間には常に多くの壁がある。古生物学の主要な研究対象はカンブリア大爆発。カンブリア紀に突然現れたとてつもなく巨大な生物圏の大発生。ありとあらゆる国に三葉虫は存在する。カンブリア紀のチャンピオン。カンブリア大爆発の起源については諸説があるが、グールド教授のもと成長した科学者による説が面白い。すなわち、眼の発生。最初は光を感じるだけの器官。徐々に高度化し色の判別や複眼による動的移動体の認識へとつながってゆく。
眼の配置は重要。複眼による動的移動体の追跡が脳のクオリアに叩き込まれる。同じ遺伝情報がよりあたらしい世代に同様に伝わる。そして時間は経過し人間の眼。人間の眼は前方2眼監視体制。二つの眼による立体視を可能としている。哺乳類ならほぼ皆同じ(カモノハシは違うか?もともとやつは哺乳類なのか?)ホモサピエンスにもっとも遺伝的にちかいのは オラウータンとボノボ。どちらも森の住人だ。森の人。風の中のナウシカに登場する 賢者の集団。虫使いが皆ひれ伏す。森の人にも腐海の誕生の意味はわからない。ナウシカは旅立つ。腐海のなぞを求めて。森の人が背後からささやきかける。何かわかったら私にも教えてください。森の人は森の人であるがゆえに森を離れられない。ナウシカに託すしかない。
物理的なイオンは溶液中でないものも取りあつかう。プラズマ。プラズマ流の内部は地獄の様式。電離した電子が、イオン化した元素が、原子化した元素が渦巻いている。1200~3000または6000さらに12000.すでにケルビン温度も摂氏もカッシも関係ない。そんな高い温度は直接計測できない。だから理論と観測から逆算する。プラズマの温度はボルツマン温度。ボルツマン温度にフィッティングした結果の数値に過ぎない。取り扱いは基本的には恒星の光度と色からの推定とたいして変わらない。
そして、原子吸光分析の温度は3000k。物質をばらばらにし原子に還元するための温度が取られる。これを中空陰極ランプで照射し、吸光度を測定する。鍵は中空陰極ランプの陰極素材。目的とする元素のできるだけ純粋なものが用いられる。だから中空陰極ランプの波長は極めて正確。集光するだけでよい。分光の必要がない。だから原子吸光分析は今でも実用に供する。ICP(Inductivery Cuppled Plasma Atomic Emisson Spectroscopy)全盛でICP-MSでもほとんど一般化さえているこの時代にいまでも原子吸光は重要な方法となる。もちろん、ICPのような汎用性はない。だってランプ1個で1元素しか測れないから、、、。でも、これまでに設計されたいろんな系で原子吸光はその精度と場合によっては感度でICPを凌駕する。例としては ガソリンの品質試験に使われる。
主要なガソリンの品質監視には、軽油を混ぜて売っている悪徳スタンドの摘発が上げられる。全国石油協会では、日本各地に支部を持ち、本部は幕張にある。通産省からのキャリア官僚がしきるシステム。各支部の支部長は若い通産官僚。頭はよいが分析のことなど何も知らない。全国の石油会社から出向者を導入する。3名。一人くらい分析化学がわかるひとがくる。ほかのひともいろんな観点で製油所の仕事に従事してきたので、いろいろアドバイスを受けることができる。メンバーはほかに大量のアルバイトが雇われる。各所のスタンドから抜き打ちでサンプリングしてきた試料を丹念に汚すことなく小さな資料館にパスツールピペットで取り込み、分析タグをつける。コンピュータにも試料名やどこのスタンドでいつサンプリングしてきたものなのかを打ち込む。毎日1000検体ほど処理する。10人で1万検体。50台のGCが打ち込まれるのを待っている。100mのキャピラリーカラムが待ち受けている。オートサンプラーは24時間体制で動いている。結果はすべてコンピュータへ。そして、クマリンのピークを発見したら、原子吸光分析にかけられる。クマリンと親和性のよい研究され完成された錯塩が放り込まれる。錯塩にはTiとかFeとか遷移元素が閉じ込めてある。配位結合。遷移元素にクマリンがくっつくと電子状態が変化し、錯塩の配意結合を通して巨大な共鳴系が現れる。感度を問題にしなければ、通常の吸光分析でこの錯塩の電子状態の変化を光子の波長として捉えられる。しかし、軽油へのトレーサーとしてのクマリンの投入量はppmオーダー。さらに通常のガソリンとも混ぜられているので、その感度はppmオーだーを下回ることもある。もちろん、原子吸光にかける際は錯塩は必要ない。やつは高いし。どうせ原子化してしまうので同じだ。
こうして軽油をまぜたガソリンの存在が確認される。しかし、通産省は硬い。容易に摘発してはならない。万一にも間違っていることなど起こってはならない。地方の支部でサンプリングされエラーがでたすべての検体は本部に送られ、ダブルチェックされる。このように本部で確認された軽油含有ガソリンの販売スタンドには行政処分相当との判断がなされ地方の支部にときには本部からの検査員もくわわって、該当スタンドに入る。行政処分 1ヶ月。必死で抗弁する社長も分析チャートと分析結果を前に言葉を失う。こうして、日夜通産の監視の目が日本全国のスタンドにいきわたる。
ICPは誘導結合プラズマ原子発光分析だが、そのプラズマはアルゴンで立てられ、共振周波数としてミリ波が使われる。マイクロ波を使ったものはHeをベースにプラズマとされる。MIP。マイクロ波誘導結合プラズマ。キャビティーは円盤状。コンパクトだ。GCの副次的検出器にも使われている。
プラズマのもっとすごいのは太陽表面で見られる。日食の時には、プロミネンスが目撃されることもあるらしい。恐ろしい温度でうずまく大洋の中を飛び交う龍。巨大なプロミエンスの規模は数100kmを超える巨大さ。温度の傍流。熱の競演。光の発散。生命への系譜。太陽風との兼ね合い。
動的な太陽の姿はすごい。よくあんなエネルギーのかたまりが安定して存在できるもんだ。必然 自然
というわけで イオン 。イオンエンジンが日本の小さな人工衛星を地球上に帰還させる。感動だ!
どんがら
Posted at 2013/07/03 10:58:03 | |
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