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2014年03月21日 イイね!

XR100モタードのジェネレーター強化・No.2

XR100モタードのジェネレーター強化・No.2【作業日時】
・平成26年3月21日09時00分~12時00分

【作業内容】
・前回のジェネレーター強化の仕上げと、DC系の配線などを作ります。


【作業の詳細】
①.DCレギュレーターの取り付け。
②.DC系の電力調査
③.配線の整理(グリップヒーター用の配線の追加など)


【ジェネレーター関係の回路図】

*上記の回路図は、AC系及びDC系は個別のコイルで供給しております。
 主な特徴は、電力の強化ですが、ライトのAC系をDC系から切り離す事で、アイドリングや低回転時のDC系の電力不足を解消する事ができます。


【作業開始】

①.DCレギュレーターの取り付け

 (1)部品の到着したDCレギュレーターをリアフェンダーのアルミ板へ取り付けます。

 ・ このDCレギュレーターは小型バイク用のもので、単相用DCレギュレーターです。

 (2)レギュレーターへジェネレーター(ステーターコイル)からの配線を取り付けます。

 ・今回は、上記の回路のようにAC系及びDC系のコイルは、個別に供給する形態を取っていますので、切り替えが出来るように端子を取り付けています。

 (4)バッテリーを接続し電力を調査します。

 1.アイドリング時の電力
[写真は撮り忘れました]
 ・ジェネレーター出力電流=6.8~7.2A
 ・レギュレーター出力電流=1.0A
 ・レギュレーター出力電圧=14.8A
 *バッテリーへの充電電圧も十分で、ジェネレーターからの出力電流も、当初の設計値(最大電流値6.3A)を上まった電流値が計測されました。

 2.アイドリング時で、DC系の負荷(2A「24W/12V時」)を掛けた時の状況

 ・ジェネレーター出力電流=2.47A
 ・レギュレーター出力電流=2.0A
 ・レギュレーター出力電圧=11.96V
 *アイドリング時の出力電力は24W「12V時」が確認しました。計器類の電力も十分であるのが確認しました。

 3.3000rpm時の出力電力は[負荷電流4A]

 ・ジェネレーター出力電流=4.8A
 ・レギュレーター出力電流=4.0A
 ・レギュレーター出力電圧=13.3V
 *レギュレーターからの出力電力は、上記の状況で「53W」ありましたので、通常使用状態で十分な電力が確保されています。

 4.3000rpm時の出力電力は「負荷電流5A」

 ・ジェネレーター出力電流=6.22A
 ・レギュレーター出力電流=5.0A
 ・レギュレーター出力電圧=12.13V
 *通常使用回転数(3000rpm時)で、最大負荷電流に近い状態で使用された時のレギュレーター出力電力は「6OW/出力電圧12V以上」あります。

 5.4000rpm時で、グリップヒーター(全周タイプ)を使用した時の出力電力は

 ・ジェネレーター出力電流=4.33A
 ・レギュレーター出力電流=4.0A
 ・レギュレーター出力電圧=13.9V
 *上記の状況での出力電力は「55W/4000rpm時」ありましたので、グリップヒーター(全周タイプ)に必要な電力「38W/12.8V以上」を十分確保されています。
 ※グリップヒーターが使用可能であるのが確認しました。

③その他、グリップヒーター用の配線を追加し、ついでにメータ一回りの配線も整理して作業を終わりました。

【感想】
・今回、XR100モタードのジェネレーターを強化しましたが、AC系専用からDC系への転換(社外のレギュレーター「小型用の半波整流用」)を使用している車体でしたので、根本的な電力不足が付きまとっているように思いました。
 また、バイク用の小物の電装品にも対応出来るだけの電力が確保できたと思います。
Posted at 2014/03/21 21:23:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | XR-100モタード | 日記
2014年03月17日 イイね!

XR100モタードのジェネレーター強化・No.1

XR100モタードのジェネレーター強化・No.1
【作業日時】
・平成26年3月17日13時30分~18時00分

【内容】
・友人の「Goma氏」より愛車のXR-100モタードに搭載しているジェネレーター(ミツバ製6極タイプ)について、当方の強化を行ったように作成依頼を受けましたので、作る事に!

*.対象車両=HONDA XR-100モタード


【思い立った動機】
1.小生のモンキーBajaに全周タイプのグリップヒーターを取り付けている情報をききつけ、現在、社外製のレギュレーターによって、DC系の追加の影響で、暗くなったライトを改善するのと、全周タイプのグリップヒーターを取り付け使用できるだけのDC系の電力を確保するために、ジェネレーターの強化を行なう事になりました。

【実施方法及び条件】
1.ヘッドライトは純正のPH7・35/36.5w)を使用。
2.純正ジェネレーター「ステーターコイル」を極として使用する。
3.ヘッドライト「AC系」と、その他を「DC系」に分離独立巻きとする。(コイルの巻き直し)
4.DC系の発電容量をバッテリーレスでも使用できるよう発電容量を確保する。
5.全周タイプのグリップヒーターが使用できるようDC系の発電容量を確保する。
6.テールランプをLEDに変更する。
7.ウインカーリレーをLED対応に変更する。
8.電装類をヘッドライト以外をDC系に変更する。


【今回の施工回路】

1.施工回路



【ジェネレーターを作成する】

1.純正のステーターコイルを外しエナメル線をばらします。


2.配線を通すグロメットの穴を拡大し配線を通します。


3.エナメル線を巻きます。

 ①AC系40W=2極/0.8mmΦ200回巻き
 ②DC系60W=3極/1.0mmΦ240回巻き
 *作成法方は、「小型バイクのジェネレーター強化に関する検証その1-1」を参照ください。
 
4.配線を端子へ取り付けます。



5.出来上がったステーターコイルを本体へ取り付けます。


6.ライトの点灯確認のため、AC系のコイルを元から付いているAC/DC併用レギュレーターのAC系へ接続します。

7.ライトの点灯を確認しアイドリングでも十分な光量を確認しました。

※本日は材料の関係でここまでとします。DC系は後日行う予定です。

【感想】

・ライトの照度(明るさ)について

 1.アイドリング回転付近で、目測ですが、80%の明るさであるのが確認できました。

 2.3000rpm以上で100%の明るさであるのが確認できました。

【小型バイクの電源関係について】
純正で採用されている小型バイク(キャブレター車)の電源関係について説明します。
(回路図)

(回路図の説明)
①この回路図は、原付などのバッテリー搭載車に採用されている電源関係の回路図です。
②部品構成
・ジェネレーター部はミツバ製6極タイプ
・レギュレーター部はSH634A-12(一般的なAC/DC併用レギュレーター)
③回路図の説明
1.ジェネレーターの配置で6極の内、1極は点火系のエキサイターコイルです。
2.残りの5極の内、アースを起点として4極はACレギュレーターによる電圧制御(約13.4~13.8V)に調整されて主にライトやテールランプ関係に供給します。
また、残り1極はライト系へACレギュレーターにより電圧調整された状態から追加昇圧して整流器で整流してDC12V系へ供給します。
※このDC12V系の整流変換方式は半波整流となります。
④注意点
1.このレギュレーターはAC系に電圧が掛からないと内部の制御回路が動作しませんので、整流器側単体で使用はできません。
※整流器側単体では電圧調整されず異常な高電圧となります。
2DC12V用として使用する場合は、整流器が半波整流となりますので、発電電力容量の半分しか使用できません。




【加筆修正履歴】

・平成26年3月18日=「今回の施工回路」の項目を追加しました。
・令和元年5月25日=「小型バイクの電源関係について」の項目を追加しました。
Posted at 2019/05/25 16:35:10 | コメント(8) | トラックバック(0) | XR-100モタード | 日記

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