コスマのブログ一覧

（作業日・平成２４年４月）









　【作業の経緯】

　前回、ヨシムラ８８キットを取り付けて、パワーが上がった分トルクに負けてクラッチが滑るのと、10,000rpm以上回転が回りませんので、クラッチを強化することにしました。
　
　【作業開始】

　・エンジンを降ろします。


　・純正クラッチ等を外します。


　・ミッションのシャフトを変えるためクランクケースをばらします。


　・後はマニュアルのとおり組み立てて完成です。


　【ご注意】
　１．ノーマルミッションを使用される場合は「１２Ｖノーマルミッション用メインシャフト」が別途必要です。
　２．潤滑油系の強化のため、純正オイルポンプを「メガオイルポンプ」に交換が必要となります。

　【感想】

　クラッチも滑らず、エンジンの回転も10,000rpm以上回るようになって更に動力性能が上がりました。

　（作業日・平成２２年７月〜８月）









　【作業の経緯】

　ＸＲ６５０Ｒの純正メーターは（スピードメーター）しかありません！さみしいかぎりですね！
　そこで、エンジンの状況を把握するために（タコメーター及び水温計）を取り付ける事にしました。

　【作業開始】

　・計器を購入します。

　＊オシリス製タコメーターと水温計です。
　（タコメーターは設定回転数になるとランプと音で知らせるようになっていて、水温計は設定温度になると冷却ファンを制御出来るようになっています。）

　・計器を固定する土台を作成・


　・計器の制御ＢＯＸを作成


　・付属する配線類を作成


　・計器ＢＯＸと制御ＢＯＸを固定する金具を作成


　・純正スピードメーターを４cm右へオフセットします


　・水温計のセンサーを取り付けるサーモケースを加工します

　（純正サーモケースとセンサーを取り付けるフランジです）

　・サーモケースにフランジをＴＩＧ溶接しました

　（作成したサーモケースとセンサーたち）

　・センサーを取り付けます

　（計器用のセンサー及び冷却ファン用サーモスタット）

　・配線しサーモケースが完成


　・メインキーを移設します



　・制御ユニットは全面に移設



　・計器周りが完成しました


　・夜間の見え方を確認します


　【感想】

　やっぱり計器があると良いですね！状況が解らない時のような不安感はなくなりました。

　（作業年月・平成２１年７月〜８月）









　【作業の経緯】

　元来、この車両はレーサーのため、市販車の状態でのヘッドライトの明るさが車検をクリアするギリギリの光量しかありません。
　「原付バイクと同じ３５Ｗ１灯・・・・・涙ものですね！」
　そこで、この際ジェネレーターや電装を調査して大型バイクと同じ光量があるＨ４型「５５／６０Ｗ型のバルブ」に強化をする事にしました。

　【現状の把握】

　・純正ジェネレーターを調べます。

　純正ジェネレーターは１２極の単相交流発電機です。
　（局数の割合）
　１．エキサイターコイル（点火系）＝２極
　２．ライト及びブレーキ（ＡＣ系）＝４極
　３．ウインカーその他　（ＤＣ系）＝６極
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　合計　　　　　　　　　　　１２極

　・発電能力を調査します。

　調査の結果、１極あたりの発電能力は？

　１極＝約１３Ｗ／２５００rpm（ＭＡＸ１５Ｗ／４０００rpm）

　上記を元に計算すると！

　１．ＡＣ系＝５２Ｗ／２５００rpm（ＭＡＸ６０Ｗ／４０００rpm）
　２．ＤＣ系＝７８Ｗ／２５００rpm（ＭＡＸ９０Ｗ／４０００rpm）

　【強化の対策】

　・目標とする電力を計算すると！

　（ＡＣ系）
　１．ヘッドライト　＝６０Ｗ
　２．テールランプ　＝　５Ｗ
　３．ブレーキランプ＝１５Ｗ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　小計　　　　　　８０Ｗ

　（ＤＣ系）
　１．計　器　類　　＝１０Ｗ（ＥＴＣ含む）
　２．冷却ファン　　＝３０Ｗ
　３．ウインカー　　＝１５Ｗ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　常時使用のもの　　　１０Ｗ
　総合　　　　　　　　５５Ｗ

　また、純正ジェネレーターを改造し発電能力を上げて得られる能力は５〜２０％です。

　そこで、ＡＣ系の発電機の能力を出来るだけ上げて利用率を突き詰めて１００％に持って行く事でＤＣ系に余力を持たせたいと思います。
　また、耐久性と過負荷特性を向上するために「エナメル線（マグネットワイヤー）」は耐熱性・耐久性・耐薬品製の高い「ポリアミドイミド線」（モンキーＢＡＪＡの作業日記Ｎｏ．３を参照）を使用します。

　【作業開始】

　・巻き替え用のジェネレーターを部品として購入


　・巻き線をばらします。


　・耐久性の高いエナメル線を巻きます。

　＊今回巻き替えたエナメル線の太さ（ＡＣ系＝０.８→１.０mmφ）へ上げて電流容量の増加に対応し巻数は純正と同等にします。

　（極数の配分）

　・ＡＣ系のジェネレーターの容量を１００％に近い値とするために計算します。

　（極数）＝８０÷（１３×１.２）＝５.１２（総合）
　（極数）＝６５÷（１３×１.２）＝４.１７（ヘッドライトとテールランプのみ）

　よって、極数を５極で巻き付けます。

　・ＤＣ系のジェネレーターは以前の６極から５極へ減少しますので、出来るだけ容量を落とさないよう巻き線の太さを同じ０.８mmφで巻数を同じとして出来るだけ高密度に巻き付けます。

　（想定される発電容量）＝１３×１.２×５＝７８Ｗ（２５００rpm）

　よって、ＤＣ系で使用される最大をクリア出来ます。

　・出来上がったジェネレータを取り付けます。


　＊ヘッドライトのレンズユニットは高容量のＨ４型に対応していませんので、同じレンズ外径でカワサキから出ているレンズユニットへ交換しました。

　・早速明るさの確認をします。

　（薄暮時・ＬＯＷ）


　（薄暮時・ＨＩ）

　【感想】

　明るさが上がって良く見えるようになりました。
　結果に満足しています。　
　

　【作業日時】

　・平成２４年２月１０日









　【作業の経緯】

　思うところの切っ掛けとして車格から来る不安感（小さいが故に見落とされること）を払拭したいがゆえに「少しでも目立たせる事が出来れば良いネ〜！」て事で、ホーンの音を迫力を増したいと思います。
（但し！「厳カワイイ」をコンセプトにしていますので、逸脱しない事が条件ですが・・・・？）

　そりゃ〜もう！今までのホーンの音なんか

　「ヒッヒ〜〜・・・・」！

　「ピ！」っじゃ無く「ヒ！」ってな具合の電子音なんです。

　ホーンの目的は第三者への警告音や確認及び認識です。
　確かにコンセプトの１つに「カワイイ」がありますが、あまりにも「カワイ過ぎて警告音としてはどうかと・・・・！

　そう言った事で、どうせやるのであれば大型車並の音にしてやろうと思いました。

　【作業内容】

　ホーンを「電子音」改め「ディスクホーン」への交換です。
　今回は、制御配線の改善に伴い、併せて改善する事にしました。

　・ライトガードステーを外し、純正電子ホーンを取り除き

　・ホーンを取り付けステーに固定（ＰＯＳＨのディスクホーン（Ｈ／Ｌ））



　・ステーをライトガードへ溶接して取り付け


　・車体に取り付けて完成です。


　

　【作業日時】

　・平成２４年１０月４日〜平成２４年１０月１６日






　【作業の経緯】

　・モンキーＢＡＪＡのコンセプトに『厳カワイイ』を掲げていますので、以前から厳つくするためにアンダーガードを作りたいよね！って事で、作る事にしました。


　【作業開始】

　・先ずは、クランクケース下面側から作っていきます






　・フレームが出来ましたので塗装をします

　・シリンダー側の取り付けは直接ボルトで固定しますが、クランクケース側はゴムのラバーで固定します

　（振動による破損を防止します）



　【平成２４年１０月５日の作業】

　・クランクケースからのスペーサーを追加してアンダーガードをゴムラバーで固定します


　・シリンダー側のボルトを取り付けてアンダーガードの固定が完了です。



　【平成２４年１０月１０日・１５時〜１８時の作業】
　
　＊前回のアンダーガードは、フレームのみの作成でしたので、引き続きアルミのガードを作成します。

　・型枠を作成します


　・叩き出す形状にアルミ板をカットします


　・板で固定しホットブロアーで加熱し叩きます。


　・ともかく、加熱しながら叩きます


　（約１時間叩きました！）

　・形になってきました



　・縁を成形します


　・状況確認のため、フレームへ取り付けて見ます。



【平成２４年１０月１６日・１５時〜１８時の作業】
　
　＊本日は、アンダーガードのガードを仕上げました。
前回は、アルミのガードを作成しましたが、このままでは、インパクトに欠けますので、さらに「厳つく」するためにアルミのガードの前面に真鍮のガードを作成します。

　・先ずは、前面に貼り付ける真鍮の板をカットします


　・カットが終わりました


　・曲げ加工や縁を蝋付けして形を整えてアンダーガードへ取り付けます。





　・車体へ取り付けます。





　・完成です。






　【感想】
　
　＊コンセプトとして『厳カワイイ』を掲げていますので、厳つくなっていいですね！
　これで一応完成です。