N/の特徴の一つサウンドマッピングシステムについて知ってる範囲で説明です。
僕はデザイナーで、音響担当ではないので浅くしかわかりませんが、
N/に興味を持ってる方に特徴を伝えたいので、知ってる範囲で書いてみますね。
サウンドマッピングシステムは8スピーカー+1サブウーハーの組み合わせの構成です。
特徴的なのはこのフロントシート前のセンターに位置する
バックロードホーンウーハーです。音を売りにするのに、
重低音は欠かせません。なので、このバックロードホーンが重要でした。
普通の車のスピーカーの大きさだと目標とする重低音が足らない。
重低音を足らすには荷室など、車のスペースを使って、
スピーカー空間を作らないとなりません。空間の少ない軽でそれをすると、
狭くて売り物にならなくなります・・・。悩んだ末にFOSTEXと言う会社から
バックロードホーンシステムが提案されました。
イメージをちょっと描いてみましたが、こんな感じです↓
図のスピーカーの後ろで音を圧縮、出てきた音は矢印にそってシート下を通る
メガホンのような管で増幅され、最後はスピーカー下で両側出てきます。
これがバックロードホーンシステムです。
わかりやすいのはメガホン使って声を遠くまで伝えるのと同じ感じです。
提案してきたFOSTEX(FOSTER)という会社は東京の昭島にありまして、
世界の車のスピーカーの3割を作っているというすごい会社ですが、
働く人はスピーカーマニアのこだわり派が多く。
話をしていてもその熱が伝わってくる個性派ぞろいでした。
その人たちと一緒になって造ったのがこれ↓このバックロードホーンです。
そして、その重低音を出せるバックロードホーンに見合うように、
高級車に使われる音のひずみが小さいアルミドームツイーターが4個と
ケブラーコーンスピーカーが4個装備されました。
片側のフロントドアにアルミドームツイーター1個と、
17cmケブラーコーンスピーカー1個。片側の後ろのピラーに
アルミドームツイーター1個と、12cmケブラーコーンスピーカー1個。
両側で8個のツイーターとスピーカーがつき、さらにスピーカー1つずつの磁石が
強化され、アンプも力強いものが装備されました。
こうして出来上がったのがサウンドマッピングシステムです。
相当なアイデアと知恵を駆使して、空間を邪魔せずに創った
ホンダらしいチャレンジングな音響システムです。
ぜひ試乗車で臨場感を体感してください。大好きな曲を持って行くのを
忘れないでくださいね。
ここに書いてあることが間違っていてもディーラーやHONDAにクレームは
NGです。あくまで個人のブログと言うことを忘れないでくださいね。
よろしくお願いします。
Posted at 2014/12/28 18:12:11 | |
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