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日本での登録台数ランキングといえばフィット・カローラ・ヴィッツ、もしくはエスティマのようなミニバンというのが常連ですね。これは日本人が車を生活の中でどういう位置に置いているかというのの現れだと思います。偏った意見になるのであまり書きませんが、事実として100万円～200万円の車が売れているのがよく分かります。
それに対してドイツでは、スピードこそ最重要みたいなところがあり、それに対応するエンジンや安全性、長距離移動における快適性、そして最近は燃費と自動車に求められる要素がかなり日本とは違います。その象徴が以下の結果です。

１．VW　ゴルフ･ジェッタ（214,367台）
２．VW　パサート（105,308台）
３．BMW　３シリーズ（100,559台）
４．AUDI　A4　（84,092台）
５．Opel　アストラ（83,048台）
６．Opel　コルサ（79,098台）
７．Mercedes Benz　Cクラス（78,253台）
８．VW　ポロ（76,683台）
９．VW　トゥアラン（73,081台）
１０．AUDI　A3　（70,517台）
１１．Mercedes Benz　Aクラス（62,193台）
１２．Ford　フォーカス（57,546台）
１３．Mercedes Benz　Eクラス（56,695台）
１４．AUDI　A6　（55,361台）
１５．BMW　１シリーズ（55,105台）
１６．Peugeot　206/207　（51,877台）
１７．Mercedes Benz　Bクラス（51,484台）
１８．Ford　フィエスタ（50,806台）
１９．Skoda　ファビア（50,328台）
２０．BMW　５シリーズ（50,024台）

ちなみに日本車最上位は28位、トヨタ・ヤリス（日本のヴィッツ）でした。

まずはVW強し、です。日本の輸入車販売台数でもスゴイですし、TSIの登場で盛り上がってます。日本車でいうカローラ・オーリスのサイズですが、このクラスの車はドイツで非常に売れます。OPELもデザインと価格で頑張ってます。

そして３vsA4vsCの戦いはドイツで顕著ですね。A4はモデル末期、Cクラスも2007年の途中モデルチェンジなので2008年はこの順位は崩れそうです。特にA4が上にくる感じがします。AUDIの勢いがとにかくスゴイので･･･。実際BMWユーザーがみてもカッコイイですよね。

ドイツでなぜこんなに（10万台も）３シリーズのような少なくとも3万EURO（480万円）の車が売れるのかというと、恐らくカンパニーカー制度のためだと思います。大体の企業は、マネジャー以上になると会社が車を給料の一部（？）として提供（といっても丸々くれるわけではなさそう）してくれます。各ディーラーはカンパニーカー向けの魅力的な装備や、カンパニーカーとして許される最大価格を狙った値下げなどを行い、販売するらしいです。
聞いた話では、馬力制限が150馬力のランクがある会社があり、BMWは320dをデチューンして販売、それが受けがよくて318dになったといううわさも聞きました。
あとはレンタカーがものすごく使われるので、長距離乗るために３シリーズぐらいの車が必要なケースが多いのも理由っぽいです。

最後にメーカー別のランキングでは　1位VW（19.3%）、2位Mercedes Benz（10.4%）、3位OPEL（9.1%）、4位BMW（8.1%）、5位AUDI（7.9%）でした。

2008年はBMWとAUDIが逆転でしょうか!?

なにはともあれ、BMWが今のような企業理念で、今のような車とエンジンを作り続けてくれることだけは、やめないで欲しいですね☆