
色々あった・・・
今季初優勝! でシーズンオフ・・・
走りのことだけ書くことにします。
JMRC東京/茨城/栃木合同主催のイベント。
昨年は都県戦の参加者のみが参加できるフェスティバルでしたが、今年はは誰にでも門戸を開いてくれたのでした。
今回のもてぎの南コースはマルチコースより遥かに広大でハイスピードな設定が可能、コースレイアウトも自由自在な場所です。JAF非公認の場所であるが、クローズドイベントとして関係各位のご努力で貸し出していただけることになったそうです。
なかなか経験できない楽しそうなイベントということで、先週SSPでぶっちぎられた
わかTYランサーさんや、
ひでさんがわざわざ東北からエントリーしてました。
地元での開催でパイロンコースとくれば負けられないでしょう・・・ってオラも全く走ったことないす(汗)
広大なスペースを真ん中で区切り、左右に同時に走行するというスタイル。
ゼッケン奇数と偶数に分かれて、左右のコースを2本ずつ走り、それぞれの速いほうのタイムを合計したタイムで勝敗を決定します。パドックで並んでいる隣同士がまったく別の方向を見ているわけでなんか同じコースを攻めている気がしないイベントでした。
今回は光電管ではなくシグナルスタートということで前日から入念なチェックしていました。今回は事前練習に参加したの当日入りの選手達よりはスタートに対する慣れはできるはずでした。前日は光電管不調でフライングし放題だったんだけどね・・・
本番のコースは1回の走行時間が50秒ほどの設定でした。
2本分で1分40秒前後と、通常のジムカーナ2本走行より少し長めな設定。
実質100台で2台同時走行するから、自分の順番まで50台待ちであるから進行は結構早い。でもジムカーナ屋さんの恐ろしいところは4本も走れば大体の傾向を見切ってしまう輩ばかり・・・4本走行ってなかなかいい本数です。
隣にいたのもお友達の
ワニさんでした。
タイヤチョイスでしばし談笑。前日048G/Sでぶっちぎりのタイムだったワニさん・・・
私も帰宅して048引っ張り出してこようかと思ったのですが、妻サービスの必要性があり断念しました(汗)
コース図はリンクした
越後屋さんのブログを見ていただくことにして。
私が当日考えていたことを少し・・・
私は奇数だったので午前中は左のコース。
1本目はもうとにかくアクセル踏まなきゃと突っ込みすぎなれど
かろうじてトップ。
2本目
練習魔人にタイムを出そうと意識して抑えた走りになってたよと鋭い指摘をされました。
困ったことにタイムも大幅にダウン・・・路面温度が上がり、タイヤのグリップは上がっていたはずなのに・・・こういうときは単純にメンタルの問題ですな。
お昼の慣熟歩行にでかけます。
コース攻略についてしばし会話。
いや事前にトイレに車で行きながらホイール暖めようとしてブレーキ引きずって走ったらリアパッドが育っちゃってテールハッピーになっちゃったよと弁解してみたものの・・・練習魔人の言うとおりだと反省しました。
慣熟歩行から帰ってくると
かっちゃん70さんがなにやらゴソゴソ・・・
サイドが効かないと一生懸命調整している。
事前に運転させてもらってサイドブレーキのコンディションをよく知る私は、もう少しパイロンの近くまで曲がり始めるの待ってからサイド引いたほうが良いよとアドバイス。
じつは、他人にアドバイスしているようで、自分に対するお経を唱えているようのでした。
名人は的確に向きを変え脱出方向へのトラクションのかけ方が抜群に上手い。
私もなるべくロスを少なくすべくイメージ作りをしていました。
3本目、今度は右コースを走行。
ダブルエントリーでタイヤの温もった名人とスタート。
ターンの折り返しで向こうの姿が見える。やはり速い・・・意識してしまい、その後のS字で車速を落としすぎてしまった・・・平凡なタイムに終わる・・・
名人はベストタイムを更新してきました。
やはり下馬評どおり。ワゴンに負けてしまうのか・・・
パドックに戻り妻と会話。どこが悪かった?と聞く。
どうもS字を抜けたあとのラインが大きく膨らんでいたと指摘。
もちろん理由がある。次のクランクの進入に向けて車速を落としたくないのです。
しかし越後屋さんは1本目コンパクトに走ってタイムを叩き出していました。
パワーで劣るインプレッサが速いとき、ランサーはコーナリングし過ぎです。
つまりタイヤが食わないのでコーナリングスピードはあまり稼げないのであろうと判断。
次はコンパクトに走ってみようとこの時点で漠然と考えました。
4本目前、ちょうど真ん中で撮影をしていたひでさんと会話、
あるごんさんの走りを撮影していたので応援しながら走行を拝見しました。突っ込み過ぎでパイロンから離れるも必死でコントロールしている姿が見えました。ずいぶん手前からサイド引いてるなあ・・・突っ込み番長スタイルですなあ・・・
あとでお話を伺ったらフロントLSDも入っていないが、自分なりのレギュレーションで楽しく走っているという・・・
車もRSなのにステッカーがあまり貼っていない地味な感じではありましたが、腰を落ち着けてじっくりとイベントを楽しんでいる姿勢がうかがえました。やはり参加型イベントのジムカーナはこうでなければとひしひしと感じることしきり。
すぐにNTクラスの赤いランサー2台が走行開始しました。エボ6らしいコンパクトなターン。やはり最短距離走行で行こうと心に決めました。
いつも仲良くしていただいている全日本SA2チャンプ、
渡辺NSXが左コースを走行開始し、私が午前中に出したタイムを抜いてきました。全日本でSA2のタイムを上回らないとN4では10位以内に入れないというのが私の持論。目標タイムを提示された気がしました。
いよいよ私の出番。コース走行を漠然とイメージしつつ、スタートをいいリズムで通過しそのあとに繋げたいと考え、スタートの練習を繰り返す・・・ってシャドーボクシングみたいなもんで、実際にゼロヨンスタートみたいなことをパドックではしていませんので念のため。
前走者のスタートシグナルを見ながら、シャドースタート練習します。
次は私の出番というところで練習したら、隣の名人も同じことをしていました。
ああ、考えていることは一緒だなと思ったら、なんだかとても楽になりました。
いよいよ最後の4本目スタート。
スターターが準備はいいかいと指を刺してくるので、OKとサムアップしてみました。
にやりと笑ったスターターがシグナルボタンをおします。
スタートが絶妙に決まります。半クラが上手くできました。相手の姿は気になりません。
ここからの走行はよく覚えています。
2速でコーナリングしていたところは下り坂で戻ってきにくいと咄嗟に判断し、R2を1速でクリアしました。
そして再び外周へ。外周を2速でブレーキを短く済ませ、リリースした刹那、フロントタイヤをゆっくりと切ります。次のターンをなるべくコーナリングスピードを落とさないように回転半径を小さくしないように心がけます。
そして再び2速で外周からS字、R3で1速に落としていた箇所を2速のままスラロームすることにしました。車速を落としたくなかった・・・そしてR6からR7を最短距離走行します。バッチリサイドを決めトラクションをかけました。
R7からR9まで、ドアのそばにパイロンがある感覚は越後屋練習会の最終セクションで訓練済みです。
最後の270度に向けて加速する瞬間、名人も猛然と向かってくる姿勢が目に入りました。もうここまできたら意地です。270度ターンインを決めるともうアクセル全開で無理やり回しました・・・・
結果はこの日唯一の47秒台突入。
オーバーオールで勝つことができました。
長々と書いてしまいましたが、自分がベストタイムを出せたのは仲間との会話から引き出した自分なりのお経のおかげなのです。
そう、越後屋さん、練習魔人、ワニさん、ひでさん、あるごんさん、渡辺NSX、うちの奥さん、そしてぬるい自分に渇を入れてくれた名人・・・。
つまりみんカラ友達を含めた現場で出会った人々とのやり取りがなければ、ここに書いたような思考にはなり得なかったということなのです。
ジムカーナって面白いですよね?
こんな楽しいイベントの灯を消さないように微力ですが頑張っていきたいと思います。
あ、わかTYランサーさん、リベンジ来年もよろしくです~♪
ところで私の走行動画、誰かもってませんかねえ・・・?
うちのビデオカメラ、CCDがイカレちゃったんです(泣)
この記事は、
2007JMRC東京茨城栃木ジムカーナフェスティバル について書いています。