
今回の走行会で一番収穫のあったデータ取りについて。
AZUR星人さまのお知り合いの方が、
GPSデータロガーを開発製造販売しているようで、
この日にデモ体験させていただきました。
デモ体験する前に
開発者さまのサイトで
どのようなモノかを確認していたのですが、
正直、「こんなの使っても無駄かなぁ」なんて思っていました。
所詮素人、猫に小判、豚に真珠、私にデータロガー、
ラップタイムと車載動画で十分では?とも。
(開発者さま、申し訳ないです。陳謝します。)
インストラクター斉藤選手に
単独運転していただくことが出来たので
データロガーを取り付けて、斉藤選手のデータ収集。
ちなみに私の車を斉藤選手が運転するのは今回が2回目です。
次の枠から私のデータ収集。
私の走行後、現地出張されている開発者さまにロガーを渡して
さっそくデータチェック。
各ラップのライン取り、車速、加減速G、などがPCのモニターに表示されます。
斉藤選手のベストラップと、私のベストラップを同じ画面に重ねて表示したら・・・
画像のようなデータだけを表示するのですが、
どんな運転をしているのか、明らかにされてしまいました。
この画像は私の当日ベストラップと1秒落ちラップです。
1、ラインが違う
2、コーナー進入時の車速が4キロ遅い
3、シフトアップのスピードが違う
4、減速Gの掛け方が違う
5、クリップ付近での加減速の仕方が違う
6、コーナー脱出の加速が違う
もう、全てにおいて違うんです。
1のラインが違うのは当然です。同じラインでなくてもいいので
今後もそれほど気にしなくていいらしい。
2のコーナー前の車速が違うのは、前のコーナー脱出速度が違うから。
旋回速度はほとんど同じですが、6の後処理が鈍いのが響いているようです。
3の違いは車速のあがり方で一目瞭然、
私は0.6秒ほど加速ラグがありますが、
斉藤選手は0.2~0.4秒ほどでシフトしています。
この課題はいつまでたっても克服できないんですよね・・・
4の違いはペダル移動(アクセルからブレーキ)の遅さです。
私はブレーキ開始まで空走している時間がありますが、
斉藤選手はほとんど空走時間がなく、すぐに車速が落ちています。
5の違いは私の場合クリップまで減速Gがいつまでも続いていますが
斉藤選手はなだらかに減速Gが減少しています。
つまり、タイヤの横方向を上手く引き出しているんですね。
6の違いはコーナー脱出時の姿勢の作り方が原因っぽいです。
私の場合はいつまでもステアリングを切っているようなので、
タイヤを縦方向に使えてないのが判明しました。
ロガーのデータ表示ソフトは自由にセクタを区切ることが出来るので
4つに区切ってみました。
1セクタ、コントロールラインから2コーナークリップ
2セクタ、2コーナークリップから4コーナー進入あたり
3セクタ、4コーナーから洗濯板くらい
4セクタ、洗濯板からコントロールライン
1セクタ、斉藤選手から0.3秒遅れ
2セクタ、なんと!私の方が0.1秒早かった♪
3セクタ、0.2秒遅れ
4セクタ、0.3秒遅れ
1箇所でも勝てたので舞い上がってしまいました。
開発者さまも「お、これは凄いですね♪」と。
今後の課題ばかり見つかりましたが、
いいことも発見しました。
走行会の閉会式で斉藤選手から声を掛けていただいて(ビックリしました)
しばしデータロガーについてお話させていただいたのですが、
その中で、
斉藤選手の最大減速Gと私の最大減速Gは共にー1.1G
グラフを重ねると、まったく同じ減速が出来ているらしいです!
斉「車の限界(減速のみ)引き出してるよ、あとはコーナーワークだね」
「ステアリングの戻しをもう少し早めにしたら、さらに上にいけるよ」
この
すばらしいデータロガー、欲しくなっちゃいました。
Posted at 2008/11/15 20:53:26 | |
サーキット | クルマ