2009年07月21日
2000km突破
走行距離が2000kmを超え、車にも段々慣れてきました。
その中で分かってきたことや気になることなどもぼちぼち出てきたので
適当に書き綴ってみます。
・エンジン
乗り始めた直後は低・中回転で線の細さを感じることが多かったのですが、
最近は慣れてきたせいか「まあこんなもんかな」という印象。
もしかすると電制スロットルの「学習」が進んだのかもしれませんが。
※スバルの電制スロットル搭載車にまつわる話で、
アクセルペダルを深く踏み込む運転を繰り返していると
ECUが学習してスロットルが早く開くようになり
レスポンスが良くなると言われていたのだ!
慣らしが終わって全開にする機会が増えたからでしょうか?(笑)
高回転は相変わらずの迫力で、4000rpm~7000rpmあたりが美味しい回転域のようです。
レッドゾーンは8000rpmからですが、さすがに7000rpmを超えると
明らかに息切れ気味になるので7000rpmを目安にシフトアップした方が速そうです。
ブースト計を装着してみたところ、ブーストはオーバーシュートで1.5くらい、
基本的には1.3かかるかどうかといったところでしょうか。
回転の上昇と共に上がって、ある程度上がったところからだらーっと下がります。
ノーマル制御なのでこんなところでしょうね。
いずれにせよレガシィより上の伸びがよいです。
・水温・油温
とりあえずノーマル状態でどんなコンディションなのかを把握するために
水温計、油温計に加え油圧計も装着しました。
水温計はラジエターアッパーホース、油温と油圧はオイルエレメントの付近にセンサーがある状態です。
この時期、油温が常に100~110℃程度になるのは予想していましたし、
油圧からみても特に問題なさそうです。
それより水温が簡単に100℃を超えることにびっくり。
外気温20~25℃で、峠の上りをちょっと攻めたらすぐ100℃超えです。
走行風が当たる高速道路はまだマシですが、
それでも外気温が30℃台だと少し飛ばせば100℃を超えます。
いずれも少しアクセルを抜いてクーリングしてやればすぐに90℃台半ばくらいまで下がりますし、
純正の水温計は微動だにしないので一応は問題ない範囲のようですが、
「水温は100℃超えたらダメ」というのが常識だと思っていたので驚きました。
問題ないというだけであって理想的かどうかは判断しかねますが…。
・シャシー
前も同じことを書きましたが、やはりリアサスの出来が今までとは段違いだと思います。
ステアリングがクイックなので鼻先の入りが速いのですが、
そこでリアが負けることなくしっかりと追従してくれるスタビリティの高さがあります。
トラクションがきっちりかかり、LSDの効きもB4より強いため、
アクセルオンで車の向きを制御しつつ4WDのトラクションに任せた素早い立ち上がりが可能です。
かつて試乗したGDBFではコーナー立ち上がりでパワーオンによる
テールスライドが発生したことがあったのですが、
GRBではパワーを全て前に進む方向に使えます。
タイヤがGDBのRE070からRE050に(グリップ的に)レベルダウンしていることを考えれば、
GRBの基本シャシー性能の高さは目を見張るものがあると思います。
峠でちょっと遊ぶ程度のレベルなら、ノーマルでもほとんど不足はないでしょう。
それでいて街乗りでの乗り心地もほとんど不満がなく、
純正の足回りとしては非常に良くできているのではないでしょうか。
高速道路でも直進、コーナリング共に安定性が高く、安心かつ快適なクルージングが可能です。
とはいえ、気になるところがないかと言えばそうでもありません。
ロール量はともかくロールスピードが若干速く、グラっと傾く感覚が多少あります。
また、大き目のギャップを高速で乗り越えると、意外と上下に大きく煽られることがあります。
もう少しフラット感を出せれば個人的には好みですし、安心感もさらに増すのですが。
・ギアボックス
ガチャガチャした手応えでいかにも競技用といった風情だったGDBの頃から比べると
適度に角が取れてまろやかな手応えになったように感じられる6速MTですが、
節度感はちゃんとあるので操作性にはほぼ問題ありません。
ただ、5速から4速へのシフトダウン時に何故かガリッと鳴ることが多いです。
ギアは入るには入るのですが…。
B4にはSTIのクイックシフトが入っていたのでその感覚で操作すると合わないのかも。
つまりノーマルだと意外とストロークが長いということでしょうか。
今回はクイックシフトの導入は見送ったのですが、
いずれ導入を検討してもいいかも知れません。
リングを引き上げて入れるRポジションは操作性が心配でしたが、
まったく問題なく操作できました。
・ブレーキ
サーキットをガチンコで攻める方々にはあまり評判がよろしくない気がする純正ブレンボですが、
レガシィの片押し2ポットに比べれば断然安心感は高いです。
お山でそれなりに酷使してもフィーリングに変化がないのはさすが対向キャリパー。
これでフルードとパッドを交換してやれば、
私のようにたまにしかサーキットに行かない(行けない)人間には十分ではないかと。
・ラゲッジルーム
B4より奥行きが減っているのは全長が短くなった分のしわ寄せということで仕方ありませんが、
フロアの下にサブトランクくらいはあるのかと思ったらスペアタイヤと工具があるだけで、
他に収納スペースがほとんどないのは予想外でした。
4WDでリアデフがあったりするのを考えれば仕方ないのかもしれませんが。
三角停止板などを入れておきたかったのですが、それすらも入らなかったので、
量販店でリアシートの裏に吊り下げるポケットを買って来て装着しました。
・質感
内装の質感は思ったより良いですが、ドアの内張りに傷がつきやすいのは難点。
それと、ボディのいろんな所に結構スキマが開いているらしく、
洗車した後にどんなに丁寧に拭き上げても、ちょっと走ると
ドアミラーの付け根の裏やリアゲートのガーニッシュの裏から水流が…。
更には、雨が降った後に乗り込もうとすると
サイドシルとドアの隙間に溜まっている水が流れ出してきたり。
B4ではそんなことはなかったのですが…。
やはりレガシィよりベース車的にはワンランク落ちるのかな(笑)
・燃費
燃費は大変に悪いです。
B4と同じような乗り方でも平均して1~2km/L以上は悪いと思います。
高速道路で流れに乗る程度のスピードで走っても
瞬間燃費計は7~8km/L台しか表示してくれないのです。
カタログ燃費が10・15モードで10.4km/Lなのでそんなものといえばそんなものかも知れませんが…。
性能の代償ってヤツでしょうか(汗)
色々書きましたが、GRBを選んだ最大の理由である「走り」については
想像以上に素晴らしいものがあり、今後サーキットに持ち込むのがとても楽しみです。
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GRB | クルマ
Posted at
2009/07/21 15:31:19
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