あいぽろさんが
ここで書いてる新型インプの1.5リッター、
実は私も乗らせてもらいました。今日の昼過ぎから1時間半ばかり。
こんな一件があったのでインプの1.5にはある意味興味があったわけですが…
まあ何というか、
死ぬほど遅いです(汗
インプ1.5ユーザーの皆様ゴメンナサイ
もうちょっと詳しく書いてみましょう。
新型インプは、2リッターターボのS-GTには2度試乗しましたが
NAモデルには初めての試乗です。
自動車雑誌などのインプレではNAモデルのバランスの良さを評価しているケースも多いですね。
乗り込んでドラポジを合わせようとしてまず気になったのは、
S-GTにはあったステアリングのテレスコピック機構がこの15Sにはないこと。
私が比較的小柄ということもあるのでしょうが、
ステアリング位置がペダル位置に比べて相対的に遠いです。
これは私のB4も程度の差こそあれ同様の傾向で、
(さらに言えば大半の国産車がこういった傾向にあるように思います)
ステアリングで合わせればペダルが近すぎ、ペダルで合わせればステアが遠い。
どちらも合わせようとするとシートバックが立ちすぎて座りにくい。
今回はペダル位置に合わせてポジションを取りましたが、
この位置だと私の体格ではステアリングの12時の位置を持ったときに
腕がほぼ伸びきってしまい、とても理想的な運転姿勢とは言えません。
この点、欧州車では小型車でもテレスコを装備している車も多いですし、
国内メーカーでもトヨタなどはカローラクラスでもテレスコを装備していて
(さすがにヴィッツでは一部グレードのみのようですが)
より適正なポジションを取りやすくなっています。
シャシー性能が自慢のスバルですが、
そのシャシーを味わおうにもドライビングポジションがこれでは…。
調べてみると15Sと20Sではテレスコはパッケージオプションの模様。
全車標準にして欲しいような…。
ドラポジの話だけでずいぶん長くなってしまった
エンジンは上にも書いたとおり(そしてあいぽろさんも言っている通り)
かなり非力です。もともとショートストロークの水平対向エンジンは
低速トルクを稼ぎづらいという弱点がありますが、
その弱点が絶対的な排気量の小ささによって浮き彫りになっている感じです。
Dレンジで巡航中、ちょっとでも勾配が現れるとすぐにキックダウン。
そうすると同じアクセルの踏み代でも加速してしまうのでアクセルを緩める羽目に。
と、今度はそこでシフトアップされて失速、
速度を取り戻そうとアクセルを少しでも踏むとまたキックダウン。
せわしない事この上ありません。
4速ATにはマニュアルモードが付いており、
結局乗っている間中ほとんどずっと手動変速していました。
ATの意味が全然ない(笑)インプの1.5に乗るなら断然MTでしょうね。
CVTにでもすれば多少は違うのでしょうか。
ちなみにサウンドはなかなか良いです。
またエンジン音の遮音は結構よくできていると思いました。
足回りは今回のインプのハイライト(多分)
ストロークがたっぷり確保されソフトな当たりで乗り心地は良好、
路面への追従性も高い印象です。
最初はちょっとグニャグニャ感がありますが、しっかりとコシはある乗り味。
レガシィの乗り味が硬質で締まったドイツ車的なものだとすれば
インプの乗り味はしっとりソフトなフランス車風味、
とかいうような事がどっかに書いてあったような…。
S-GTのときはパワーに比べてちょっと締まりがない印象がありましたが
15Sではパワーや細いタイヤとのバランスがいいようです。
コンパクトカーらしいキビキビ感こそ薄いものの、
ステアリングの切り込みに応じてリニアにロールして
コーナーを抜けるところは確かにちょっと上質っぽい感じ?
ただ、飛ばすとちょっとロールスピードが若干速すぎる感も。
装着タイヤのヨコハマASPECは、絶対的なグリップ力は期待できませんが
サスペンションのこういった特性を考えるとバランスは取れているのかもしれません。
その他に気になった点としては、
水溜りや段差を通過したときの足回りからの音の透過が大きいこと。
1時間半乗った中での感想はこんな感じでした。
印象深いのはシャシーのセッティングです。
個人的な好みとはちょっと違いますが、
あのソフトな乗り味は一種独特な世界を演出しているのは確かだと思います。
ただエンジンはやはりどうにも非力すぎ。
20Sの方がより全体的なバランスがいいのかも?
それにしてもSTIはどうなるんだろう。
STIまであんまりソフト志向にはしないで欲しいなー。
やっぱりそこそこハードじゃないと落ち着かない(笑)
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素人インプレ | 日記
Posted at
2007/10/08 23:05:20