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2009年10月19日 イイね!

お客様感謝デイ&新型レガシィB4試乗

週末はスバルディーラーのお客様感謝デイでした。
せっかくダイレクトメールを頂いたことですし、
先日仙台ハイランドでコースアウトした際に
復帰する時にダートと路面の段差にリアタイヤを
横から引っかけたような感触があったので、
足回りにダメージを負っていないかチェックしてもらうのも兼ねて
土曜日にちょっとお邪魔してきました。
できればアライメント測定もしたかったところですが、
11時ごろに到着した時点で既に無料10ポイントチェックが
90分待ちという状態だったので、とりあえずリフトアップして目視で
アーム類の損傷などがないかだけチェックしてもらいました。
結果としては目に見えるような曲がりや損傷はなかったとのこと。
走行フィールにも特に違和感はないので、
ダメージはそれほどでもないようで一安心。

90分の待ち時間の間、担当さんのご厚意で
新型(もう現行か)レガシィB4に試乗させていただきました。
デビュー直後にも一度乗っていますが、その時は雨だったため
晴れの時にもう一度乗りたいと思っていたのでラッキーでした。
グレードはもっともスポーティな2.5GTのSパッケージ、5AT。
SIドライブはずっとSモード固定で乗りました。

以前乗った時も思いましたが、BLより随分静かな車になったような気がします。
BLとてノーマルではそれほどうるさい車ではありませんでしたが、
BMはエンジンだけでなくロードノイズ等の侵入もだいぶ抑えられたように思います。
エンジンも2.5リッター化された恩恵で
従来より低い2000rpm前後から太いトルクを発生するので、
エンジン回転を上げなくても十分に交通の流れをリードできます。
このエンジン特性も静粛性に貢献しているのでしょう。
試乗車は既に4000km以上走行していたので遠慮なくブン回してみましたが、
高回転でも静粛性は十分に保たれていました。

反面、どちらかというとフラットなトルク特性のため、
高回転まで引っ張ってもパワーの盛り上がりや伸び感は薄く、
回す楽しみはあまりないように感じられました。
ターボの効きも割とドッカン気味だったBLと比べると非常に穏やかで、
回してパワーを引き出すエンジンではなく
トルクの余裕で走るエンジンといった印象。
もっとも、これは私が乗っていたMTのBLとの比較なのでMT同士、
あるいはAT同士で比較すればもう少し違った印象になったかも知れません。
いずれにせよ全体的に大人しめの味付け。
GRBの方がパワーの盛り上がりは感じられます。

足回りはもっともスポーティなSパッケージでも乗り心地が良好で、
GRBと比べても更に突き上げの少ないしなやかな乗り心地。
路面が少し荒れているような場面ではやや揺すられ感もありますが、
同乗者から不満が出るようなことはまずないでしょう。
コーナリングは他車が多くてあまり大したことは試せませんでしたが、
背が高くなった割にグラっと傾くような事もなく比較的素直な挙動に感じられました。

ただ、ステアリングフィールには個人的に若干の違和感を覚えました。
センター付近が不自然に重いのと、
路面からのフィードバックが今一つ希薄な感じがするのです。
実際、前方がクリアになったところで少し速めにコーナーに進入したところ
まったく予期せぬタイミングでフロントタイヤから悲鳴が上がりびっくりしました。
GRBの限界に慣れ過ぎたのかも知れませんが、
BLの頃はもう少し手ごたえがあったような気もするので気になるところです。
直線でわざと左右に急なレーンチェンジを繰り返してみると、
ステアリングを切ってからノーズが反応するまでに若干のタイムラグがあり
ダイレクト感は薄いです。
しかし前後の連携は取れている動きで、安定性は高そうでした。

コーナーでもう一つ気になるのはシートのショルダー部のサポート不足。
GRBのセミバケと比べるのはさすがに酷だとしても、
BLのノーマルシートでももう少ししっかりしていた気がします。
正直なところ、交差点でも少し心もとないです。
しっかりサポートを得るためにはシートバックをだいぶ起こさなければならず、
そうすると今度はヘッドレストの位置が合わないという。
シート形状の問題でしょうか。

シートを以外のインテリアについては、デザイン的にはより現代的になりましたが、
メーターパネルのデザインと質感だけはどうにも高級感がないような。
BLの方が雰囲気的にはマッチしていたように思います。
それと電磁式パーキングブレーキのメリットが今一つよく分かりませんでした。

ブレーキと言えば、フットブレーキは効きこそ十分なものの
初期の制動力がやけに強く立ち上がり、いわゆる「カックンブレーキ」なフィール。
踏み始めに気を使えば普通に効かせられますが、ちょっと違和感あり。

BLより一回り大きくなったボディサイズについては、
今回の試乗で気を使うような場面はありませんでした。
感覚はさほど掴みにくくないので、ちょっと走ればすぐ慣れる程度だと思います。

最後に燃費ですが、車載の燃費計では
400kmあまりを走ったTRIP Aの平均が9.5km/L、
新車時からずっとリセットされていないと思われるTRIP Bが8.5km/Lでした。
実際の燃費とは多少違うのでしょうが、
燃費にいい条件で使われているとは思えない試乗車でこの燃費は、
2.5Lのターボ車としては優秀な部類なのではないでしょうか。

というわけで、前愛車の後継車に乗ってみたわけですが、
全体的にGT的性格が強まっているような気がします。
静かで乗り心地が良く車内も広く、
燃費も良さそうなのでロングクルーズには向いていそうですが、
積極的に峠に通ったりサーキットを攻めたりといった使い方は
もはや似合いそうにありません。
そういう意味では、スポーツ性をインプレッサに任せて
レガシィのあるべき路線をより強化したモデルチェンジという感じがします。
ただ、内装の質感や走行フィールなどまだ煮詰める余地はありそうなので
今後のブラッシュアップに期待したいところ。
いずれにしても、GRBという選択はやはり正しかったと思います。

ところで、工場ではこの方のBPがリフトアップされていたのですが
ご本人はどちらにいらっしゃったのやら…。
その後工場の人が乗って試走に出て行くところまでは見たのですが。
Posted at 2009/10/19 19:10:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 素人インプレ | 日記
2009年02月24日 イイね!

インサイト

インサイト今話題の日本車といえばホンダのハイブリッドカー、インサイト。
今まで事実上プリウスをはじめとしたトヨタ製モデルによる独占状態だった
国産ハイブリッドカー市場に一石を投じるべくホンダが送り出した車。
今までの国内向けホンダ製ハイブリッドといえば、専用ボディを与えられるも
2人しか乗れず実用性無視で完全に売ることを諦めていたとしか思えない初代インサイトや
実用性はバッチリだけど普通のシビック(フェリオ)とほとんど同じという
地味すぎる見た目がアダになって(?)今一つ存在感を示せなかったシビックハイブリッドなど
トヨタハイブリッド軍団に完敗という印象でしたが(オーナーの方すみません)
今回の2代目インサイトはプリウスのやり方を学習したらしく
実用性も兼ね備えた5ドアハッチバックの専用ボディ。
フォルムもプリウスにそっk
メカニズムは1.3リッターエンジン+モーターのパラレル方式。
小排気量エンジンをメイン動力にしつつモーターをアシストとして使う方式で、
言うなれば電気ターボ?
ある程度の高速度までEV状態での走行ができるなどモーターを積極的にメイン動力として使うプリウスとは違い
比較的簡易なシステムという印象で、カタログ燃費もプリウスの方が勝っていますが、
複雑なシステムゆえに価格が高くなりがちなプリウスに比べて
低価格であることを最大の武器として猛烈な売り込みをかけているようです。
実際プリウスのベース価格が233万円のところ、インサイトは189万円。
その甲斐あってか、既に受注1万台を超えたとか。
ストリームが切り開いた市場をウィッシュに食い荒らされた仕返しとばかりに
プリウスが作った市場をインサイトで食い荒らすのでしょうか(笑)

初代プリウスの初期型は一時期実家でも乗っていましたし、
2代目はレンタカーを借りて乗ったことが何度かあります。
初代モデルは正直なところまだ未完成な部分が多々見受けられ燃費もぼちぼちでしたが、
2代目は私が乗ってもリッター25kmという素晴らしい燃費を記録してくれた上に
普段乗る車としての完成度も高まっている印象。
そこに挑むインサイトはどんな感じの車なのか気になったのでちょっと試乗してみました。

向かったホンダディーラーの店頭にはシルバーの現行プリウス。
「お客さんの車かな」と思いきや、よく見ると「わ」ナンバー
レンタカーでした。わざわざ比較対象用にディーラーが借りたようです。
そこまでやるか。どうやらかなり本気で売り込んでいるようです。

さてインサイト。
写真で見た時は「プリウスに似すぎ」と思ったスタイリングは、
実車を見ると写真ほど「似ている」という印象ではありませんでした。
3ナンバーのプリウスに比べて5ナンバーサイズと小型なのも一因かも。

室内に乗り込んでもやはりプリウスより小さい車であることを感じさせます。
内装の質感はフィットと同程度でプリウスよりは明確に落ちますが、
価格差を考えればこんなところでしょうか。
ただしディーラーOPの木目調パネルは非常にショボい…。
インパネのデザインはプリウスとは違って良くも悪くもフツー。
しいて言えばデジタルスピードメーターだけナセル上に移したメーターが特徴的(これについては後述)。
ステアリングにテレスコピック機構があるのは良心的だと思います。
後方視界はエクストラウィンドウがあるので上下方向はまずまずですが、
クォーターウィンドウがないので斜め後方視界がちょっとよろしくない印象。

エンジンスタートは普通にキーをひねる方式。
最近の新型車はプッシュスタートばかりなので一瞬戸惑ってしまいました。
自分のB4はキーなのに…。

燃費重視の「ECONモード」をONにしてスタート。
走り出しはモーターによるアシストの恩恵で1.3リッターの一般的な感覚より力強く、
1.5リッターのフィットRSやインプレッサ1.5iよりも力感がある印象です。
またエンジンの回転数が上がりすぎないためパワートレインの騒音は小さく、
50~60km/h程度の巡航ではエアコンの風の音にかき消される程度。
その分ロードノイズなどの侵入が耳につく場面も。
エンジン停止や再始動はスムーズに行われ違和感はありません。
ただし、モーターで加速中にエンジンが始動した時だったのか、
一度だけターボ車のブーストがかかり始めた瞬間のような加速の段付きが生じた場面がありました。
といってもドライバーしか気づかないような些細なものではありましたが。
基本的には普通のガソリン車に近いフィールです。

大きく気になったのは2点。
まず回生ブレーキのフィーリング。
インサイトの回生ブレーキは違和感が少ないとの評価ですが、
個人的にはまだ違和感が残っているような気がします。
たとえば55km/h程度の巡航状態から軽くペダルを踏むと比較的強く減速するのですが、
停止直前のようなごく低速域でのブレーキングでは軽く踏んだだけではほとんど効かなかったり。
そもそもプリウスの回生ブレーキも巷で言われているほど違和感のあるものではないと思いますし、
この辺が回生ブレーキの限界なのかなーという気も。

次にCVT。30km/h前後の低速域で非常にスナッチが出やすくギクシャクしがちです。
同じホンダのCVTでもオデッセイやフィットではスナッチが出たことはなかったため
インサイト特有の現象なのかも知れません。となるとハイブリッドとの相性がイマイチ?
プリウス比マイナス40万円のしわ寄せというわけではないと思いますが…。

さて、スポーツカーの室内にスポーティな雰囲気が必要なように、
エコカーにはエコな走りをしたくなるような雰囲気の運転席が必要です。
プリウスで個人的に評価しているのはそういった燃費運転をするための雰囲気作り。
全車標準装備の大型モニターでエネルギーモニターを表示すれば
今どんな動力源で走っているのか一目で分かり、
自然となるべくモーターで走るようなアクセルワークをするようになったり
回生をうまく使おうとしたり、そういう気分を作りだして
結果的に私のようなアクセル踏むの大好き人間でも
リッター20kmを超える燃費を容易く叩き出すことができる。
それが従来の車と一線を画すプリウスという車の楽しみ方であり、
燃費運転を苦行にせず、むしろ楽しみとして昇華させたプリウスの凄さだと思っています。

ではインサイトはどうか。
価格設定の都合上プリウスのような大型モニターを標準装備していないインサイトは
メーターパネル上にエコドライブを支援するような情報を表示するわけですが、
正直に言ってあまり見やすいとは感じられませんでした。
特に上下二段に分かれたメーターの上段にあるスピードメーターは
ステアリングのチルト位置によっては完全にステアリングの裏側に隠れてしまいます。
事実、試乗車に乗り込んだ時点ではちょうどステアリング位置がスピードメーターを隠す位置に来ていたので
ディーラーの人に思わず「スピードメーターはどこですか?」と聞いてしまいました(笑)
ホンダの人はこれが見やすいと本気で思っているのか甚だ疑問です。
現行シビックも似たような構成ではありますが、
上段のメーターが全体的に大きかったのでインサイトほど見づらい印象はありませんでした。
そのスピードメーターは走り方のエコ度によって背景色が変化してエコドライブを支援するとのことでしたが、
実はそのことを知ったのは試乗後で、
試乗中はろくすっぽスピードメーターを見ていなかったので気づきませんでした(笑)
下段にはモーターのメーター、タコメーター、マルチインフォメーションディスプレイなどがあります。
中央の大型タコメーターの内側にあるマルチインフォメーションディスプレイに
様々な情報が表示されてエコドライブを支援してくれるわけですが、やや小さすぎる感があります。
いくらエンジンがメインとは言えハイブリッドカーで大きなタコメーターが必要なのか疑問です。
どうせCVTのみの設定なのだし、タコメーターはもっと小型化するかいっそ廃止しても構わないのではないかと。
その分モニターを大型化してほしいと思いました。
たとえそれで車両価格が10万円アップしてもプリウスに対する価格面での優位性は確保されるわけですし。
オプションのHDDナビを装着するとより詳細なエコ情報が表示されるのでその方がいいかも知れません。

そんなこんなで、総合的には色々な意味でハイブリッドらしさの薄い感じがする車でした。
価格は確かにプリウスよりかなりお買い得ですが、
低速でスナッチの出るCVTやフィットと同程度のインパネなど、
乗り味や質感の差を考えるとそもそもの車格がプリウスとは違う印象です。
だからプリウスと直接比較することにはあまり意味がないと思いますが、
価格などを度外視して単純にどちらが好きかといえば私はプリウスですね。
プリウスのドライブフィールは従来の車とは違った方向性の楽しさを打ち出せていると思うし、
従来の車の基準で評価しても現行型はなかなかいい感じの走りをしてくれると思うので。

と、今インサイトのカタログを眺めていて気付いたのですが、
インサイトは全グレードでVSA(スタビリティコントロール)が装着可能ですね。
これは良いことだと思います。
Posted at 2009/02/24 01:13:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | 素人インプレ | クルマ
2008年08月29日 イイね!

GT-Rここが気になる・ここがイヤ編

前回2回はGT-Rのすごい・良いと思ったところを書きましたが、
今回は気になったポイントを挙げてみます。

・車体サイズと重量
いろんなところで散々言われていると思いますが、やっぱり全幅1.9mはちょっと大きすぎます。
ボディの左側が感覚的に遠く、街中や高速の料金所で思いの外左に寄ってしまい
ヒヤリとしたケースは1度や2度ではありません。
性能上必要なサイズだったのかも知れませんが、せめて幅があと数cmでも小さかったら
もっと手の内に入りやすくてもっとシチュエーションを選ばず
気持ちよく走れたのではないか、という気がしてなりません。
重量に関しては基本的にはそれを忘れさせるほどの走りを見せてくれるのですが、
ある程度タイトなコーナーや高速で飛びこむコーナーでは
やはりほんの僅かに車体が重さに引っ張られて外に膨らみそうな気配を見せることが。

・ブレーキ
基本的には効き・コントロール性・ブレーキング時の姿勢いずれもハイレベルですが、
重量とパワーがあるだけにもっと強烈な効きを期待してしまいます。
ポルシェやフェラーリが採用しているカーボンセラミックブレーキがないのは
コストの問題でしょうか。いずれは採用してほしいところ。
軽量化にも貢献しますしね。
あと、多少ハードに走った後には少しばかりペダルタッチの変化が感じられました。
公道レベルではまだしも、サーキットでの連続ラップはやはりノーマルでは厳しそう?

・スロットルレスポンス
ターボにしては健闘しているとは思いますが、
やはりターボラグを感じる瞬間が皆無ではありません。
それと、アクセルペダルのストロークがちょっと深すぎるように感じられます。

・低速域でのMモードの使い勝手
前回街中ではAモードがいいと書きましたが、その理由は自動変速がスムーズだからというほかに
低速域ではMモードが使いにくいから、というのもあります。
実は街中を走る程度のペースではMモードの変速レスポンスが恐ろしく悪いのです。
パドルを引いてから実際の変速が行われるまで1~2秒かかるケースも。
理由はわかりませんが、やはりハイパワーに対応させるのは大変なのでしょうか。
それと、パドルがステアリングコラムに固定式なので
交差点を曲がっている最中のシフトアップがやりにくいという側面もあり、
街乗りではAモードを積極的に利用するのが無難そうです。

・コンフォートモードの使用速度域
前回「街乗りではコンフォートモードにすれば快適」と書きましたが
逆に言うと街乗り以上のスピード域ではコンフォートモードは不適かと。
硬いバネに対してダンピングが不足してしまうのか、
一般道の流れに乗る程度でも常時フワフワと上下に揺れる感じで落ち着かなくなります。
あくまでも街乗り用のモードなのでしょうね。

・不整路面は苦手?
さすがにタイヤ&ホイールが重すぎるのか足が硬すぎるのか、
荒れた路面のコーナリングではタイヤが路面を追従しきれないような一面も。
段差の大きさによっては結構大きく突き上げて跳ねるような動きに。
加えて、斜めに横切る段差や路面のうねりなどを通過すると
ステアリングが瞬間的に左右にとられるような動きを見せます。
ドライバーの操作にダイレクトである反面路面の状況にもダイレクトなのでしょうか。
ただ、いずれの場合も収束が早く安定性が損なわれるまでに至らないのはさすがです。
清水和夫氏のブログのLF-Aによるニュル24時間参戦関連の記事で
「どんな状況でも跳ねないというのは不可能」といったことも確か書いてありましたし、
むしろ跳ねた後の挙動がどうなるのかが重要なのかもしれません。
そう考えるとGT-Rのスタビリティはやはり素晴らしい。
タイヤサイズを考えればワンダリングも許容範囲か。

・ステアリングホイールの握り心地
ハッキリいってこれはひどいです。革の手触りがよくない。
手になじむというよりはペタペタと手に張り付くような感触で、
「本革じゃなくてビニールレザーなのでは?」と疑いたくなります(笑)

・ステアリングからのビビり
時折ステアリングにビビるような感触が伝わることがあります。
アテーサE-TSでフロントに駆動配分する関係でしょうか。

・シート
これもあまり評判が良くないポイント。
ドライビングポジション自体は日本車では異例なほど取りやすいのですが、
シートそのものの出来があまりよろしくないようで腰が痛くなりました。
素直にレカロでも導入すればよかったのでは。調整機構は手動でいいので。
むしろメモリー機能のないパワーシートよりそちらの方がありがたいかも(笑)
軽量化にもなりますし。
それと、着座位置が高くて普通のセダンのようです。
友達のSW20に乗った後でR35に乗ったらまるでハイデッカー?
普段乗りでは確かに見やすくていいのですが、スポーツカーらしい雰囲気はあまりしないですね。

・エアコン吹き出し口の使い勝手
デザイン性とコストダウンを両立させやすいのか最近この手の吹き出し口が多い気がしますが、
GT-Rの吹き出し口はその中でも操作性最低クラスに入るのでは?と思います。
途中で180°回転させる操作が必要になったりして
思い通りの方向に風を出すのにとても苦労します。
走行中にいじることもあるのだからもう少し操作しやすいものにしてほしいところ。

・ホットなセンターコンソール
中にシャフト2本が通っているせいかマフラーのせいか、
センターコンソールが結構熱を持ちます。
ここにはドリンクホルダーもあるのですが、
冷たい飲み物はたぶんあっという間に「ぬる~い」になります(笑)

・キースロットの位置が分かりにくい
スマートキーを格納するスロットがあるのですが、ステアリングコラムの左下、
ダッシュボードのかなり低い位置という分かりにくい場所。
もうちょっと分かりやすい・抜き差ししやすい場所にしてほしかった。
ついでに言うとキーそのものの基本デザインがマーチのものと一緒って…(笑)

・燃費
私が乗ってた限りずっとリッター5km/L台でした…。
真夏でずっとエアコンON状態だったのである程度は仕方ないかもしれませんが…。

・ガソリンが入りにくい
タンクのエア抜けがよほど悪いのか、ガソリンがうまく入らないようです。
通常有人式のGSでは満タン近くまで自動で給油されますが、
GT-Rの場合すぐにストッパーが作動してしまいます。
そこからは店員さんが手動で入れることになるのですが、
自動で入る量より手動で入れなければならない量の方が絶対に多いです。
必然的に給油のためのストップ時間も長くなってしまいます。
店員さんには申し訳ないと思いつつ、R35では絶対にセルフGSには入らないと誓いました(笑)
GSの店員さん、もしR35が来ても嫌がらないでくださいね!

と、ここで思い出したのですが。
GT-Rは仕事がある父に代わって私がディーラーで受け取りました。
その時点でガソリンはほぼカラだったので、そのディーラーが普段使うという
近所のGSで満タンにしてもらったのですが、
その時は何の問題もなく満タン近くまで自動で入っていました。
その後は高速のSAや市内にある別のGSを複数カ所利用したのですが、
毎回店員さんが苦労するハメに…。
となると、最初に入れたGSの給油機が特別なのか、
はたまたそのGSの店員さんが何か特殊な給油テクを持っているのか…。

・ス●ードリ●ッター
いらん!(笑)

気になるポイントの方が数的には多くなってしまいましたが(笑)、
どちらかといえば車の本質にはあまり関係ない些細な部分が多いですし、
逆に考えれば前2回で挙げた「ここがすごい」ポイントに
これらを余裕で跳ね返すだけの魅力がある車であるとも言えると思います。

とりあえず1000km程度走らせた感想ということで、
今後距離が進めばまた印象が変わってくる可能性もあります。
次に乗る機会は結構先になりそうですが、その時はまた新しい発見があるかも。
Posted at 2008/08/29 22:07:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | 素人インプレ | 日記
2008年08月29日 イイね!

GT-Rここがすごい・ここがいい編2

昨日の続きのGT-Rインプレ。

・トランスミッション
世界初の独立型トランスアクスル4WDということでリアに搭載される
トランスミッションは専用開発のツインクラッチ式。
数年前にフォルクスワーゲンがDSGという名で市販車の世界に送り込んだツインクラッチは
その後三菱やBMWが続々と採用、先日はついに大元の技術を生み出した
ポルシェも自社の市販車に搭載し徐々に搭載車種が広まってきています。
我が家にもDSGを搭載したゴルフGTIがあり、その完成度の高さには驚いたものです。
はたしてGT-Rのそれはどうなのか。

結論から言うとかなり完成度は高いと思われます。
Mモード(マニュアル)での変速の素早さとレスポンスの良さ。
高回転高負荷でのシフトチェンジを行ってもシフトショックが皆無。
この手の自動クラッチをもつトランスミッションは特にハイパワー車の場合
街乗りでの自動変速でギクシャクしがちだと思うのですが、
GT-RのトランスミッションはAモード(自動変速)でも
基本的に発進から停止までスムーズ。
街乗りならAモードに入れっぱなしでOKです。
(というか街乗りではAモードの方がおすすめです。理由はまた後ほど)
DSGや三菱のSST、通常のトルコンATと比べるとクリープの動きがないなど
若干フィールが異なりますが、すぐに慣れるレベル。

これは個人的な好みですが、高速域での「キィーン」というギアからの共鳴音?も
レーシングカーのようでなかなか楽しいです(笑)
音量的にはさほどでもないのでロードカーとしての使用に支障をきたすこともありません。

・乗り心地
昨日もシャシーのところでチラッと書きましたが、
高速域では基本的にダンピングの効いたフラットな乗り心地を提供してくれます。
ではタウンスピードではどうか。
可変ダンパーをコンフォートモードにすれば、ある程度の突き上げは免れないものの
それなりにショックの角が取れてスポーツカーとしては常識的な範囲の乗り心地だと思われます。
ただ、この車は20インチのランフラットタイヤという乗り心地の面からは
不利な要素しか見当たらないタイヤを装着しています。
(特にブリヂストンのタイヤは重くて硬い傾向にあるように思われるのですが)
それを考慮すればむしろ大健闘といえるレベルではないでしょうか。
これも強靭なボディのおかげでしょう。

・マルチファンクションディスプレイ
有名ドライビングゲーム「グランツーリスモ」を制作するポリフォニーデジタルの手による
マルチファンクションディスプレイ。
立ち上げるとゲームのOPで見慣れたロゴが現れるのはご愛敬(笑)
これは水温・油温・油圧・ブースト圧などといった基本的な情報から
横G、加速G、減速Gといったお楽しみ的要素、
最近の車ではお馴染みの燃費・航続距離計まで様々な車両情報を表示できるもの。
見やすいうえになかなか楽しいです(笑)注視しすぎに注意。

・メーターの視認性
GT-Rのメーターパネルはセンターに大きくタコメーターがあり、
340km/hスケールのアナログスピードメーターは左に追いやられています。
こちらのメーターはハッキリいって目盛の刻みが細かすぎて使い物になりません(笑)
しかしタコメーターの右下にある液晶パネルにデジタルメーターは表示も大きく、
タコメーターと同じ枠に収まっているので視認性がとても良いです。
タコメーター右上に表示されるギアポジション表示も同様。

・威圧感(笑)
よほど威圧感があるのか、高速道路の追い越し車線を走ると前方を走る車が
何もしていなくても次々に避けていきます。普通のペースでも。
おかげでこちらはパッシング等の行為をしなくてもスマートに追い越しが可能です(笑)

ひとまずこんなところでしょうか。
次回は「ここが気になる・ここがイヤ編」の予定です。
Posted at 2008/08/29 20:37:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | 素人インプレ | クルマ
2008年08月28日 イイね!

GT-Rここがすごい・ここがいい編

GT-Rここがすごい・ここがいい編前回からずいぶん間が空いてしまいましたが、
そんなわけでうちの父が買ってしまいました、
日産R35GT-R
まさか買うとは…。

仕様はブラックエディション、ボディカラーは写真の通り黒。
大柄なR35のボディを引き締めて見せてくれる感じでなかなか良いと思うのですがどうでしょう。
汚れは間違いなく目立ちますが(←現在進行形で経験中)。

さて、実家にいる間1000km弱乗り回してみた感想をぼちぼち述べてみたいと思います。
今回は「ここがすごい編」ということでGT-Rの感心したポイントなど。

・エンジン
480psと60kgmを発生するVR38DETT型3.8リッターV6ツインターボエンジンは
ついついそのスペックに目が行きがちですが、
フィールも素晴らしいエンジンです。
V型エンジンにありがちなビート感を全く感じさせず、
目の詰んだスムーズな回転フィール。まるでモーターのごとし。
BMWの直6のようなエモーショナルなサウンドや盛り上がりこそないものの、
組み立て精度の高さが窺えます。

ちなみに納車時のディーラーの説明では慣らし不要との事だったので
500kmを超えたあたりからぶん回していたのですが、
その後GT-Rを特集したムック本を読んだところ「2000kmは慣らすべし」との一文が…。
ここはエボ8のエンジンを組んでもらった某有名チューニングショップの
「どのみち完成後に一度レブリミットまで回しているし
 少し丁寧に扱う程度で十分」という証言を信じることにします(笑)
実際、回すようになってからフィールが悪化したということもなく、
むしろ納車直後のバリが残ったような感じや硬さが取れてきてどんどんフィールが軽くなったので
よほどのこだわりがある人でもなければそこまで神経質になる必要もなさそうですが…。
ただ逆に言うと最低でも500kmくらいは慣らした方がいいですね。
出荷前にテスト走行をしている(ちなみにうちの車の納車時の距離は30km強でした)
といっても納車の時点ではまだ各部が馴染みきっていないようで、
どこか硬さや渋みが取りきれていない感じです。
これは後述の足回りについても同様。

パワー&トルクのすごさは説明の必要もないでしょう(笑)
最近のターボエンジンらしくほぼ全域でフラットにトルクを発生します。
レスポンスも基本的にはいいので乗りやすいです。

・剛性
ボディからステアリングやペダルの取り付けに至るまで剛性感たっぷりです。
高速クルージングでダンパーを最もハードなRモードに設定するとフラットな乗り心地が得られますが、
その見事なダンピングを見せる乗り心地もこのボディあってこそのものでしょう。

・シャシー
まず感じるのはスタビリティの高さ。
しかしながら安定一辺倒でドライバーの操作に対してダルかったり
何をしても曲がってくれて誰が乗っても同じような車なのかといえばそうではありません。
むしろ僅かなアクセルの踏み加減の差でも車の鼻先の向きが変わり、
荷重移動やアクセルコントロールなどといった基本的なことを
きっちり行ったときはきれいに曲がってくれ、
それらをサボったり失敗すればイマイチふやけたコーナリングになったりと
(もちろん限界が高いうえにVDCがあるので最終的には車がある程度助けてくれます)
スポーツカーらしくドライバーがコントロールを楽しむ余地がしっかり残されています。
AYCで鼻先を強引にインに引き込み、まるでレールに乗っているかのように曲がる
ランエボよりもよほど(いい意味で)古典的でナチュラルなコントロール性を持っています。
しかもコーナリングスピードは抜群に速い。
マルチファンクションメーターの横Gモニターで瞬間的に1Gを記録するのは簡単です。
ロールは量も少なくスピードもよくチェックされていて不安感は皆無。
1.7トンの巨体であれだけのコーナリングが可能なのは
半ばSタイヤのようなパターンを持つポテンザRE070Rの力も大きいのでしょうが、
やはりそのグリップ力をいかなる時も最大限に発揮できるシャシーの基本性能あってこそでしょう。

個人的にR35のすごさを思い知るもう一つのシーンは車線変更です。
高速での車線変更は一種のコーナリングだ、という話もありますが、
GT-Rはこれをまさしく「水平移動」でこなします。
ステアリングを切れば即座にヨーが発生し、戻せば即座に収束。
ロールについても同じようなことが言えます。
ドライバーの操作からボディが動くまでの間にタイムラグがない。
「戻し」の操作をした時にボディのムダな動きがまるで残らないのです。
こう書くとガチガチの足回りと超クイックなステアリングを持った車のようですが、
実際のところは硬いながらもよく動くサスによるフラットな乗り心地と
自然なレスポンスのステアリングで快適です。
父がR35の購入を決意したのは、高速道路で父のGTIをブチ抜いていったR35の
車線変更時のそれまでに見たことのないような動きに
ショックを受けたからだと言っていましたが、分かる気がします。

長くなったので一旦ここで切ることにします。
次回は気長にお待ちください(笑)
Posted at 2008/08/28 18:07:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 素人インプレ | クルマ

プロフィール

「ラストアタック http://cvw.jp/b/172302/33129908/
何シテル?   05/17 21:44
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2010/09/03 00:59:02
 

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