新型インプレッサに
デビュー直後に試乗して
あんまり釈然としなかったという話は以前書きました。
あれから約一ヶ月が過ぎ、ほとぼりが冷めてきた今、
改めて試乗するとどのように感じるのか?ということで
再び新型インプレッサS-GTに試乗してきました。
今回の試乗車は前回とは違って4速AT、ボディカラーは白。
前回の青もなかなかでしたが、白も結構いい感じです。
さて、前回と比べて印象が変わった部分などを述べます。
・トランスミッション
4速ATはシフトショックも少なく、低速での踏み始めのレスポンスもそこそこ。
ただしある程度車速が乗ってくるとやはりレスポンスに難あり。
トルコンがスリップしているような感触で、ちょっとダイレクト感に欠けます。
ギア段数が4速しかないのも含めて、
今どきのATとしてはいささか古臭い印象は否めません。
スポーツモードの変速スピード、レスポンスも普通。
S-GTという車全体の味付けから見るとむしろ
MTよりもATの方がマッチしているようにも思える(この辺りは後述します)ので
これでもう少しいいATが載れば魅力も増すだろうに…と、
ちょっと惜しい気がします。
・エンジン
静粛性の高さは前回も感じましたが、
今回の試乗車は前回の試乗車のようなターボの段付き感がなく、
スムーズさが増しているように感じました。
体感的な加速の迫力という点では若干劣りますが
全体的なフィールという点ではこの方が好ましいと思います。
ATとの相性がいいのでしょうか。
・ブレーキ
今回一番印象が変わったのがブレーキでした。
前回の試乗車はペダルタッチがフニャフニャしていて失望したものですが、
今回の試乗車は「普通のモデル」としては十分にしっかりしたペダルタッチで、
初期制動の立ち上がりも良くなっていました。
もっとも初期の食いつきがいい割にその先では
パッドが上滑りするような感覚があり「パッド交換は必須かな」という印象ですが。
それにしても随分印象が違います。個体差でしょうか。
前回の試乗車はフェードしてた…なんてことはないでしょうし(笑)
・足回り
乗り心地はやはりいいです。
突き上げも少なく、適度に締まっているので
直線での乗り心地は良好だと思います。
一方、コーナリング性能にはやはりちょっと疑問が。
ロールの大きさ自体は特に問題ないと思うのですが、
特にコーナリングの途中から急にロールが速まるような、
腰砕け気味の挙動になるのが気になります。
具体的には加速体勢に移ろうとしたときに
アウト側のリアがぐにゃっとへたり込むようなイメージ。
ターンインはなかなかいい感じなだけに残念。
あとはやはり舵角を保持するような場面でステアリングの手応えが若干薄いです。
この辺の感覚からいっても、
MTでガンガン走るよりはATでゆったり走るのに向いている印象。
・ボディ
何故か前回より剛性感があるように思えました。
なんでだろー。
MTとAT、2台のインプレッサS-GTに乗った感想は大体こんなところです。
全体的に大人しめで洗練されたS-GTのキャラクターには
ATの方が合っている印象ですね。
いずれにしても個人的にはSTI待ちという結論は変わらず(笑)
Posted at 2007/07/07 14:07:05 | |
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