2010年03月21日
中学時代からの友達と久々に会いました。
彼は今までトヨタMR2(SW20型、こだわりのNAモデル)に乗っていたのですが、
今日の彼はMR2の後継車たるMR-S(後期型の6MT)で待ち合わせ場所に現れました。
昨年何度かメールで「MR-Sってどう思う?」などと聞かれていたので
なんとなくそんな気はしていましたが、本当に乗り換えるとは。
彼はこれで最初の愛車であるホンダ・ビート、
2台目のSW20に引き続き今回のMR-Sまで3台のミッドシップ車を乗り継いだことになり、
免許を取ってからミッドシップしか乗ったことのない筋金入りのミッドシップ好き。
最初のビートでミッドシップ好きになり次のSW20に繋がりましたが、
3S-GEエンジンは良かったもののやはりビートに比べると重いのと、
オープンの開放感が忘れられなかったとのことで、MR-Sに乗り換えたそうな。
是非運転してみて欲しいと言われ、好意に甘えてちょっと運転させてもらいました。
お台場のメガウェブでもシーケンシャル仕様のMR-Sに
乗ったことはありましたが、6MT仕様は初めて。
ギアを入れてクラッチを繋ぐと、走り始めの軽快感にびっくり。
ミートポイントが分かりやすく、またMR-Sに搭載されている1ZZ-FEというエンジンが
もともと実用車向けユニットのため低中回転トルクが豊富であり、
加えて何といっても車検証値で980kgの軽量ボディがモノを言います。
昨年SW20も運転させてもらい、その時もGRBとの軽快感の違いに驚きましたが
MR-Sは更にワンランク軽い動き。
走り始めるというよりも転がり始めるといった方が印象としては近いです。
発進からある程度までの加速ならGRBより断然機敏で速いと感じます。
CR-Zの感想で「感覚的には2リッターNAクラス」と書きましたが、
CR-Zより100kg以上軽いMR-SはテンパチNAながらCR-Zを上回る加速のパンチを感じさせます。
高回転域はCR-Zと同様、さすがにパワフルとは行きませんが、
日常域限定で考えればトルクフルなエンジンと軽量ボディとが相まってキビキビ動き、楽しめます。
これに乗るとやはりCR-Z、というより現代の車は
ボディの重さがちょっとありすぎるのかな、と感じます。
ミッドシップらしくノーズの動きも軽い感じですが、
マニアックになりすぎないセッティングなのでエッセンスだけ適度に取り込んだ感じです。
何よりオープンの開放感は格別ですね。
今日は天気がよく暖かかったのでオープン状態で走りましたが、とても爽快でした。
やっぱりオープンカーにはちょっと惹かれるものがありますね。
MR-Sは2007年で残念ながら生産が終了しましたが、
ロードスターでさえ1100kgを超える3ナンバーボディになった今、
仮にMR-Sが復活したとしてももうあの軽さを味わえる車にはならないんでしょうね。
確かにボディ剛性などもハッキリ言ってしまえばユルいですし、
衝突安全やら何やらを考慮すると仕方ないのかもしれませんがちょっと残念かも。
友達もそんなことを言っていて、MR-Sはこれからずっと乗り続けたいとのことでした。
私も、「インプレッサWRX STI」という車の次期モデルは
もうないんじゃないかという気がなんとなくしているので、
できる限りGRBに乗り続けたいと思います。
杞憂に終わることを期待していますが。
それにしても、最初の車から一貫してミッドシップに乗り続けてきた彼の
ひとつの終着点がMR-Sというのは、
私ほど速さや限界の走りを求めない彼らしくて良い選択だと思いました。
Posted at 2010/03/21 01:39:00 | |
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