今年も「偉大なる草レース」ことニュルブルクリンク24時間耐久レースの日になりました。
既に市販型が発表されているレクサスLFAはどのような結果を残せるのか、
予選1~4位を独占したアウディR8は今年こそポルシェ911GT3の牙城を切り崩せるのか、
などなど注目ポイントはいろいろ。
そのニュル24時間に、昨年に引き続き今年もSTIチームのGRBインプレッサが参戦。
昨年のニュル24時間に参戦した車両に装着されていた一部のパーツは
その後R205に採用されたりしています。
今年の参戦車両からはどのようなフィードバックが行われるのか楽しみなところ。
で、個人的に今年の車両を見ていて気になったのはフロントバンパー。
詳しくはリンク先を参照していただければわかりますが、
フォグランプの位置が市販車と異なってやや内側に寄っており、
その外側にダクトが設けられています(ブレーキ冷却用?)。
市販モデルのGRB(標準車)ではいちばん外側にフォグランプがあり、
その横の一見ダクトに見える部分はダミーではめ殺しになっています。
また、右側のフォグランプ周りのカバーを外すと、その裏に牽引フック取り付け用の穴があります。
(どんな感じかは先日の仙台ハイランドに行った時のブログを見ていただければ)
つまりレース車両では、市販車における牽引フックの取り付け位置にフォグランプがあるわけです。
代わりに牽引ベルトがその上のバンパーに設けられた穴から出ているというレイアウトです。
さらに昨年の参戦車両を調べてみると、形状こそ違いますがレイアウトは今年の車両と同様で、
牽引ベルトではなく牽引フックがバンパーの穴から露出している状態でした。
なぜこれが気になるかと言いますと、GRBの冷却系の改善を考えているからです。
3月にオイルクーラーを装着し、先日のハイランドでは非装着時より
ぐっと油温上昇が抑えられることを確認しましたが、
装着位置がグリル裏のラジエター直前であるためか水温上昇が早いのは相変わらず。
お世話になっているショップのデモカーでは右ヘッドライトの下あたりのバンパー内に
収めているらしいのですが、その位置に取り付ける場合
フォグランプの取り外しが必要なのだそうで。
正直なところフォグランプは別になくても困らないのですが、
個人的にGRBはフォグランプありの方がカッコイイと思っているので
もしフォグランプを外さずに冷却性能をアップさせる方法があればその方がいいなー、と。
で、このレース車両と同じレイアウトにすればイケるのでは?と。
ただこのレイアウトにする場合、やはり牽引フックが問題になりそうではあります。
昨年の車両のような牽引フックでは明らかに突起物扱いで車検NGでしょうし、
今年の車両のような牽引ベルトは通年風雨や雪や日光に晒したら風化しそうで怖いし…。
そもそもこのレース車両はどこにこのベルトやフックの根元を取り付けているのでしょう?
そもそもGRBは熱がシビアすぎるのではないかと思わなくもなかったり。
レガシィB4も同じようにラジエター前にオイルクーラーを設置していましたが、
夏のサーキットで全開にしても水温100℃を超えることなんてなかったのに。
レガシィよりブーストが高くてパワーが出ている分熱もたくさん出るってことでしょうか。
Posted at 2010/05/15 18:05:31 | |
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