フロントブレーキパッド交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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前回はフロントブレーキローターの交換でしたが、今回はブレーキパッド交換です。
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今回もリアと同じく曙ブレーキ製です。
フロントの適合は1500cc、1800cc、2000cc、ディーゼル・ガソリン、MC前/後全車共通で同じです。
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今回のスターティングメンバー工具さんたち。
・ウォーターポンププライヤー
・ハンマー
・13mmレンチ
・13mmソケット&ラチェット
いたってシンプル。
これに加えて、お好みで50〜200番くらいのサンドペーパー(紙やすり)があると良いでしょう。
それから、いつものように、ジャッキ、ウマ、十字レンチ、車止めストッパーを用意します。
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ジャッキアップしてタイヤ&ホイールを外したら、作業開始。
まずは左側から手をつけました。
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丸印のブレーキピストンの下側のボルトから外します。
13mmです。
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こちらは、最後まで緩めて外しちゃって大丈夫です。
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丸印のブレーキピストン上側のボルトを軽く緩めます。最後まで外さないように。あくまで少しガタつきが出る程度に緩めるだけ。
こちらも、もちろん13mm。
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ピストンを下から上にはね上げます。
硬いけど、少し力を入れて引っ張れば上がります。
キャリパー側のボルト穴がスプリングで縮められるようになっているので、下側の方を縮めてやるとスムーズです。
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上側のボルトを外さないまま、下から上にはねあげました。
キャリパー本体も外さずにすむし、ブレーキホースも傷つける心配がないので作業が楽々です。
キャリパーもピストンも外してしまえば、圧倒的にブレーキパッドの取り付けはやりやすいんですが、その分工程と手間も増えてしまうのでこのアプローチがいちばん効率よく作業できるんじゃないかなと思います。
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パッドをコジコジして、外します。
ローター外側方向から持ち上げるようにしながら引き出していくと段々外に出てきます。表側は簡単なんですが、裏側は見えにくくて手が入りにくいので、いやーっ!イライラするっ!😖となりそうになっても落ち着いて気長にやりましょうw
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使用済み純正パッド、だいぶと減ってるけど、まだ厚さ的には使えそうですね。
ブレーキパッドの面がまだボロボロになってないので、もう少し使用にも耐えそうです。約11万キロ無交換でこの強度。純正すごい!
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ただ、摩擦面をみてみると、それなりにボロボロ。触るとポロポロ落ちてくるようなことはないけど、ここらへんで限界なのかもしれんと思いました。
どっちにしても純正すごいわー。
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次に、パッドの摩擦面を「面取り」します。粗めのサンドペーパーで全体のペーパーがけしたあと、摩擦面のフチ(カド)に沿って研磨していきます(金属用ヤスリを使うのでもOK)
初期のなじみが良くなるので、早く馴染んでパッド本来の性能を発揮しやすくなるのでおすすめです。ただ、砂を噛みやすくなるので、そこら辺はお好みでというところでしょうか。
※リアブレーキパッドの整備記録の時は写真を撮ってなかったけど、今回は忘れんかった。
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写真ではあまり分かりくいんですけど、カド(フチ)がとれてるかなと思います。もっと目立つくらい削りまくる猛者もいるらしいですが、僕はこのくらいで。
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新しいパッドを装着します。
表側は、パッドを斜めに傾けながら切り欠きの形に沿っていれていくと装着しやすいです。
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裏側用のパッドは表側とは違ってどうやら装着の向きがあるので注意したほうが良いです。
外したパッドと同じ形状のパッドをつけましょう。
裏側は特に傾けたりしなくても、水平垂直にいれていけばスコっと入ります。
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取り付けられました。
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取り外したパッドに着いていた鳴き止めプレートをパッドに取り付けます。
グリス(リジカラなどに付いてる銅グリスでもOK)をパッドかプレートの裏面につけておきます。
プレートがない、もしくは使い物にならない場合は新しく買い直しておきます。
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僕のこれまでの経験(数台)では、なくても困りはしませんでした。
つけなくてもそんな極端なキーキー音がしたことがないので、まあ、予防接種みたいなもんかなと思ってます。
プレートを取り付けたら、あとはピストンを戻しましょう。
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ピストンはそのままでは元に戻せないので、縮めて引っ込める必要があります。
もちろん手では無理なので、専用工具か、なければウォーターポンププライヤーをつかって縮めます。
僕はいつもウォーターポンププライヤーを使ってますがホームセンターで安価に売っているのが魅力です(できるだけ大きいサイズが良いです)
CX-3のピストンはプライヤーで大きな傷がついたり変形するほどやわではないので、必要十分。
まあ、プライヤーは画像でご覧の通りの噛み方をするので、少しの傷はピストンシリンダーにはつきます。
本来は専用工具を使うほうがいいんでしょう。
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ボルトを締めて戻して、装着完了。
これをもちろん反対側もやります。
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ホイールナットを軽く締めてからジャッキダウン。ナットを増し締めして脱落しないようにトルクレンチなどで確認したら、作業完了!
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余談ですが、(知ってる人は知ってると思うんで読み飛ばしてください🙏)ホイールナットの締め方にも順番があるんですよね。
例えば、写真の1番からナットを締めるとすると、程々に締まったところで対角線上にある2番へ、2番を軽く絞めたらその対角線上の3番、次は4番、5番、そしてまた1番へ戻ってと、星形を描くように順々に締めていくと均一にトルクがかかるのでブレにくく装着できてハブボルトにもやさしい、というわけです(電動インパクトを使う時ももちろん同じ)
4穴ホイールも対角線上にあるナットを締めていくのは変わりません。
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できました、これにて完成!
作業自体はそんなに難易度高くはないんですが、ブレーキ周りは重要保安部品なので、くれぐれも自己責任で!m(_ _)m
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