VVT凶騒曲3 終わりの始まり・・・
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
カローラに搭載した迷・・・名機『2GR』。
それなりに走ります(いや、恐ろしい加速します)が、本来の実力を発揮しきれていない・・・
VVTです。
稼動させられていなかったのです。
VVTのセンサーが信号を読み取らず、まあ、問題なく走る(いや、走り過ぎます)し、ウヤムヤのまま・・・1年以上、放置していました。
「VVT、動かしましょうよ」
みん友の『パスタ大好き』さんから、気にかけていただき、さらにその方の盟友『ふーらぃにん』さんも交えて、ご教授いただいたところ・・・
『配線“位置”が違う』
という結論に至りました。
なので、変更します。
自作コンソールを外すと・・・配線の森とオーディオに囲まれて静かに眠るリンク〜、リンク・フューリーが現れます。
2
配線の変更とは?
入れ替えをします。
配線表を確認しながら、コネクター側で抜き差しします。
コツを掴めば、この程度の工具(あとはラジオペンチくらい)で十分です。
入れ替え、具体的には・・・
センサーの読み取りには、デジタル入力を使用するのですが、このエンジンは、いささか特殊で・・・
4カムシャフトの2GRには、4つのセンサーが付いていますが、内1つは、『エンジン始動用カムポジションセンサー“兼”VVTセンサー』となっています(近年、カムポジ兼用は増えているそうです)。
つまり、VVTとしては、残り3本接続すれば良いのです。
ここまでは、今までもそのようにしていました。
ここで肝心だったのが、“位置”です。
VVT駆動には、8本あるデジタル入力の中で、1〜4限定なのですが、私は1〜3に接続していました。
ここで、リンクのヘルプを読むと、
『VVTセンサーの接続は、センサー位置と、VVTソレノイド(実際にVVTを動かすアクチュエーター)の位置と合わせることを “推奨” します』
とありました。
【推奨】
あることの良い点を挙げて、人にすすめること。
強制ではない。
整理しましょう、まずは結論から。
センサー アクチュエーター
1.カムポジ 出力1. 左IN
2.デジタル2 出力2. 右IN
3.デジタル3 出力3. 左EX
4.デジタル4 出力4. 右EX
コレが正解です。
そして、この段階では
センサー アクチュエーター
1.カムポジ 出力1. 左IN
2.デジタル1 出力2. 右IN
3.デジタル2 出力3. 左EX
4.デジタル3 出力4. 右EX
↑ ↑
このようにしていました。
ここの数字(つまり位置)を合わせるのが正解では?というのが、パスタ大好きさんと、ふーらぃにんさんの見解でした。
3
というわけで、
デジタル1→2に、
デジタル2→3に、
デジタル3→4に、
デジタル4→1(未使用となる)に入れ替えです。
コネクターは、A、Bと、2つあります。
そっくりなので、毎度混乱します。
4
この束の中から、配線を引き抜くだけの、簡単な・・・お仕事・・・指、入る?
コネクターの白い部品(端子ロック)を、マイナスドライバーで押し込むと、カチッという音とともに配線のテンションが緩みます。
端子側から、サイズの合う棒状の工具(サイズさえ合えば、何でもイケます。多少加工した爪楊枝でもイケます)で押し出します。
5
すると、配線側から浮いて抜けてきます。
抜いた配線は、判りやすいように、印を付けておきます(これ、判りやすい?)。
6
3頁にあるように、片側のコネクター内での入れ替えであれば、近いので、ほとんど苦にならないのですが・・・
デジタル3を4に移すのが唯一、隣のコネクターへ飛びます。
コレが手強い!
というのも、このセンサー線には、シールド線(センサーの信号に、ノイズが入りにくいように、シールド込みの被膜がされている)を使用しており、その被膜から外に出した配線を、長めに取っていれば、然程苦労もしないのですが、かなり短めに組んでしまっているので(こんなに短くする必要もなかったのでしょうが)・・・
自由が利かないのです。
そこで、纏めていた(上画像、紫○印)電源線(5V)をいったん分解し、延長線を設けて(下画像、黄矢印)、再び纏めます。
7
このVVTセンサーは、電源(5V)、信号、アースの3本(厳密にはセンサー用のアース、また、シールドもアースするので、4本ですが、アースとシールドは纏めます)です。
電源は、延長線で確保しました、つぎにアース線は、同コネクターに・・・
存在します。ノックセンサーに、アース線があります。
電源線同様、そこから分岐させ・・・
たいのですが、また隙間が小さい・・・
(><)
ところがなんと、周囲の配線を探っていると、センサーアース線の束が、奥から出てきました。
どうやら以前、『いつか使うであろう』と、短縮加工で余った配線を予備として設けていたようです。
良いぞ、過去の私!今こそ使わせてもらうよ〜
8
さあこれで配線は成った、あとはコネクターへの格納です。
抜き取った手順と逆に、後方から差し込んで、コネクター手前まで収めたら、端子ロックを戻します。
が・・・
9
当然また、配線樹海に侵入します。
真ん中辺りなだけに、よけいに厄介!
2連灰色の左側・・・既に穴は見えない!
ラジオペンチで端子を挟み、手探りで・・・
ここかな?ここの穴かな〜?
ここか〜?ここに入れて欲しいんか〜エヘエヘエヘ
[みんカラ運営警察]
いっ、いえっ!わわ私は!そんな!
配線の事ですよーーーっ(´∀`;)
ヤベエ、マッポダ唯一、隣のコネクターに飛ぶことになったデジタル入力4、つまりEX右側線のみ、電源とアースが若干延びましたが、最小限に抑え、無事、コネクターに収まりました。
万が一、他の3本に比べて、レスポンスが遅れる事があったとしても、私にそれを感じ取れるセンサーが無いので、問題ありません。
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そして再び、コンソール裏に配線を押し込み、押し込み・・・
押し込み!
クサイ物に蓋をします。
出してる配線は、他事に活用する物です。
11
さて、設定変更無しで作動するとは思えないけど、とりあえずエンジンをかけてみると・・・
あれ!!信号反応している!
これで解決か!?
喜び勇んで、VVTソレノイド出力をONにしたりすると・・・
NG出ました(><)
意気消沈(いや、設定を整えていませんよ)、ここからは、画像がありません。
結局、あれやこれや試し、ヘルプも何度も読み直し、チョコレートでも食べながら、死に絶えた脳細胞に糖分を送りしながら、遂に・・・
12
センサー、反応しましたーーー!!
結果的には、リンク自体に自己診断機能のような物があり、センサーの判定ポジションのような物が判るようになっていました。
VVTセンサーの判定角度が検出される、いくつかのパターンを試し、どれか正解になるようでした。
当然4カムシャフトそれぞれにセンサーが設置されているので、1つずつ、正解を見出して、設定に入力していきます。
パターン数が多いので(恐らく、しっかり意味を把握できている人は、一発で判明するのでしょうが)、繰り返し設定入力、変更するため、少々“めんどくさい”だけでした。
13
最終設定、VVTソレノイドも、それぞれにONにして、反応をみると・・・
はい!動きました!
極々簡単な、VVTマップを作り、またセンサー信号NGが出やしないかとヒヤヒヤしながらも・・・
成功!
そして、試走・・・
!!
違います!
これがゴール・・・ではありません。
ようやく、スタートです。
パスタ大好きさん曰く、
「このVVTセッティングこそ、無限の泥沼ですよ〜・・・!」
これから私も、ズブズブですよ〜
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