J160(アルテッツァ6MT)の可能性を探る 中編
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
毎度安定の遅刻投稿ですが・・・
まさかこんなに早く梅雨が明けるとは!
まさかこんなに早く暑くなるとは・・・
仕事が急激にしんどくなり、早くも第1期夏バテ発動中です。
家に帰れば既に気力もなく、作業も進まぬばかりです・・・
の中で寄せ集めた、2週間分の作業内容です。
前回の製作部品を仕上げていきます。
要らない突起を削り落としたり、穴埋め用アルミバーの切断なり、切削なり、実に苦行です・・・
2
そのアルミバーは、エクステンション部の凹部に埋めます。
エクステンションの凹部も、削って整えてあります。
3
固定はボルトかボンドか・・・
今回も、ボンドを頼ってみます。
(もはやミキシングノズルは)蓋を外して、2液をよく混ぜ塗りたくります。
4
アルミバーを嵌め込み、クリップで挟んで放置します。
5
バッチリ固まっています。
本当に期限切れなのかな?
アルミバー、少し厚過ぎました・・・10ミリを選択、結果8ミリでも良かったかな?
がんばって切削だぁ!
6
ある程度高さが合ったら、簡単に平面を出して(オイルストーンがそんなに万能というわけではありませんが)、ベースとなる板を貼る準備をします。
今やらなくても良いのですが、削りカスを洗浄するので、ついでにネジ穴もタップ掛けで整えておきます。
7
概ね平面化しました、ここにベース板を“貼る”・・・
そうです、ここでもパネルボンドを採用します。
正直、液体ガスケットでも問題ないのですが。
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本来一体化している箇所をくり抜いて大穴にしているので、ベース板に強度確保の意味合いも持たせます。
そのための、パネルボンドです。
そりゃー、溶接がベストなのでしょうが・・・
アルミの溶接が自在にできるなら、トップクラスの『底辺の仕事』なんて、やってねぇよ!!
それに、大きな開口部でアルミ溶接だと、歪みで変形しかねないので・・・
という言い訳です。
ボンドは、下面だけでなく前後にも、適量を塗り接着させます。
9
エクステンションとベース板の“塗り代”に不足無いよう、盛りました。
位置関係も、コレで良いでしょう!
ボルトを仮留めして、密着させます。
また、放置〜
10
そして今週・・・
今日、雨だったんだ・・・
しかも豪雨とは、しかし、そのおかげが籠もり作業には、幾分快適でした。
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ベース板も、バッチリ接着しています。
ぼちぼちオイルシールも抜き取り(なぜ始めに外さない)、いよいよシフトレバーハウジングの固定を目指します。
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ここに、1つキーポイントがあります。
このシフトレバーハウジングの角度です。
よくあるHパターンシフト(例えば、センターをニュートラルとして、左上が1速、右下がリバース等)の場合、センターから、左右に『1コマずつ』動くだけで済みます(この際、前後は無視します)。
そのため、シフトレバーハウジングの固定は、センター(ニュートラル位置)が水平にある状態になります。
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ところが、今回のミッションは6速、パターンとしては、ニュートラルから、左“左”上にリバース、右下に6速と、『片側2コマ、反対側1コマ』の動きになります。
そのため、このミッションでは、センターを0度(水平)より、少し傾けなければなりません。
例えば1コマ傾けるのに15度傾くとするなら、片側には30度、反対側には15度となります。
そこで、5〜10度ほど傾いた状態をセンターにする必要があります。
と、長々と書きましたが、ある程度は『乗り手の好み』でもあります。
「リバースなんて使用頻度は低いから、1〜6速のポジションを優先」
も、間違いではありません。
ただし、傾き角度が大きくなるということは、シフトレバーの先端が、シフトレバーハウジングから“抜ける”方向に向かうので、『脱落』という最悪の事態に近づきます。
トラブルフリーな角度を目指します。
ちなみに・・・
裏技として、シフトレバーリテーナー(支点)自体を、センターからオフセットする手もあります。
たぶん、内装を着けたときに、違和感があるかと思いますが・・・
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以上を踏まえて、固定ボルトを付ける位置を見出します。
油分を落とした上で、赤ペンでポチッとな、外してセレクターシャフトの赤ペン印が残っているのを確認・・・しました。
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このシャフトの加工は、ミッションに刺さったままでもできなくはないのですが、何せ相手は『超硬』です。
外した方が無難です。
外すのも割と簡単、ボルトとロールピンを外せば、簡単に抜けます。
ロールピンは、ピン抜き工具をカローラの工具箱に入れているようなので、この豪雨の中、駐車場まで取りに行くのは億劫!
テキトーなボルトで代用しました。
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ボルトもすんなり回ります。
抜き取れば、コッチのもんだーい!
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ピンポイントで、垂直に、穴を開けます。
・・・が、何せ相手は丸シャフト。
安定しません。
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そこで、僅かにグラインダーでキッカケを付けます。
また、ドリルも長いとブレやすいので、ショートドリルでキッカケ程度の穴を開けます。
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ここからは、地道に1ミリずつ拡大させていきます。
この程度の設備では、2ミリ飛ばしなど、できそうもありませんでした・・・
このシャフト、内部はそれほど超硬ではないのですが、表面の2ミリほどは、恐ろしく硬いです。
『何とか処理』的なヤツでも施されているのでしょう。
徐々に削れ、やがて(まさに)断末魔を上げながら、穴が開いていきます。
ようやく6ミリ貫通!
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最後は7ミリで貫通させます。
いや〜〜〜・・・
・・・手強かった・・・
たぶん、ステンレス用とか、コバルトハイス等、上物ドリルを使えば、こんな無駄な時間をかける必要も無かったんだろうなぁ・・・
21
7ミリなのは、はい、そうです、M8のタップを掛けます。
表面に突起があると、シフトレバーハウジングが通せないので、バリ取りを兼ねて表面を整えます。
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試し付け、こんな感じです、ボルトは低頭にしなければなりませんが。
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テンショナーを仮付けして、奥まで押し込んだ際に、どの辺りまで来るかを確認しておきましょう。
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ん〜〜〜〜〜・・・
ちょっと奥すぎたかな?
まあ、ベース板やエクステンション側には、まだ削り代があるので、そちら側で整えるとします。
さあー、この先シフトレバー装着のためのリテーナー作り、さらにはシフトレバーブッシュ製作も・・・
『後編』1本で、纏められるのだろうか・・・
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あ、蝶(たぶん蛾かな?)は、空に戻って行きました。
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