セリカちゃんの嫁入り修行 48時限目(余りタンクだって・・・言ってたじゃない!?)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
さあ、タンク本体を仕上げて行きますよ。
用意しました・・・水!
と、薬剤少し、されど毎度お馴染みサンエスK!150グラム(一袋500グラム)くらいしかないけど・・・
そうです、内部洗浄・・・もさることながら、さらにもう2役担ってもらいます。
・・・シンプルに水だけでも良いのですが、この弱りきった鉄板に真水投入は、心が折れます。
その俯いた心にサンエスKがそっと寄り添・・・え、もういい?ドサッ、ゴポゴポゴポ
2
エア抜きパイプやキャニスターパイプ等には、サイズの合ったシリコンキャップを嵌め、3開口部(給油口、センダゲージ口、フューエルポンプブラケット口)には、テープをしっかり貼り付けて養生します。
内部も確認したいので、梱包用テープで耐えてもらいます。
あ!パーテーション用の透明アクリル板、こんな時に使えますね!
きっと、GhostOfMottainaiも、成仏できることでしょう。
え、下のダンボールが濡れ過ぎ?水投入の狙い外し過ぎ?
裏のドレンが付いてなかったんです。投入直後の、一番搾りを溢しちゃった☆
―その夜―
「「「Mottainai〜、Mottainai〜」」」
ひえぇ!Mottainaiお化けだぁ!
3
さて、ここでフューエルポンプを用意します。
これ、モノはGX100のポンプASSYですが、画期的?な『インタンクレギュレーター』です。
かつては、燃料タンク↔エンジンルームの間には、“行くパイプ来るパイプ”とありました。
エンジンルームに来た燃料は、エンジンの状況次第で不要な分をタンクに戻す、その制御を行うのが(フューエルプレッシャー)レギュレーターですが、この場合、フューエルパイプが2本必要となります。
「わざわざ行って、『要らない』と言われて出戻りするくらいなら、要る分だけ送ってやれば良くね?」
となると、パイプは1本で済む、エンジンルームで温められた燃料が戻って来ない等、さすがトヨタ、実にケ・・・合理的なシステムとなります(始祖がトヨタかどうかは知りません)。
画像の緑矢印がエンジン行き、エンジンが不要としたら、赤矢印先の古いUFO(新型って、どんなデザインでしょうね)のような部品が出口を調整して、逃します。
4
5
6
ふぅ、満足♪
これは使えますね、音が酷いけど・・・
たぶんガソリンなら快適に回ってくれるでしょう。
それよりも急ぎ外し、内部洗浄します。
ドボンま、真水!?いーのいーの、洗うだけ〜
7
このレギュレーター先に付いているフィルター?どう見てもダンボーーーーールに、お薬たっぷり滞留してます。
これはヨク効クね。
ただ、洗浄が大変・・・エアーで吹き付ける度に、ヤクが浮き上がってきやがるゼ。
どんだけ摂取してやがるんだ・・・
おかげで体内スッキリ!うん、どう見てもダンボーーーーールです。
スッキリさせたら、ひたすらにCRCを充満させておきます。
これで大丈夫じゃないですか?
8
そしてさらに1役、コレが本題です。
漏れ探索です。
そもそも、ピンホールだらけのタンクでしたので(厳密には、ピンホールだらけにしてしまった)、多少の補修はしましたが、もっと実践的な探索しま・・・
ほらー・・・
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今回は、ガラスマット+POR塞ぎではなく、令和のトレンド、ハンダ補修を行います。
とってもスマート!何で始めからこうしなかったんだ・・・
まだ漏れていなかった箇所を見つけては、ハンダハンダ♪
うっ、そこもか・・・
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ここで、いったん排水します。
内部の汚れもさることながら、たぶん溶接時のスパッタや破片等も、タンク内に入り込んでいたので、その清掃媒体としても、ヤク溶水を活用しました。
まーーー・・・やって良かった。
再度、濾過したヤク溶水を投入、補修痕からの漏れは・・・無し!
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そして、角度も変えて探索します。
以前のガラスマット補修からも、漏れは確認されませんでした。善き哉善き哉。
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さて、本体+蓋の溶接痕&ハンダカバーからの漏れも、大変気になるところです。
逆さに・・・すると、テープ養生からもれなく漏れるので、ダンボール濡れ確認がし難くなります。
ので、あまり液漏れが飛び散らないように、静かに傾け、しばらく様子見、その後、目視手探りで探します。
漏れ・・・無さそうです。
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そして、前回の光確認で穴を確認した給油口周辺です。
こちらもショボ養生にて、勝手に漏れますが、目視手探りで確認する限りは・・・漏れ無し!
本来は、満タンにして、圧もかけての漏れ確認が必要ですが・・・ま、それはおいおいにでも(あ、コイツやらねぇな)。
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これでもうヤク溶水は不要、というより、ヤク抜きしなければなりません。
真水投入、タコ踊りシェイク、排出すすぎを、2回ほど行い、ヒートガンにて乾燥させ、ひとまずの完成とし・・・
ません!
この先に、とどめメニューがあるのです。
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その前に、内部確認。
薄っすらサビ肌はありますが、さすがヤク溶水、進行はさせません(そりゃ短時間ですから)。
薄っすらサビは良いの?
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ここで、トドメ策です。
PORタンクシーラー、投入します。
投入しま・・・また蓋の固着かっ!
も〜、PORはいっつもいっつも・・・
このタンクシーラー、いったん全量を投入して、タンク内に巡り渡らせ、全ての鉄板に付着させたら排出することで、もちろん少しずつ減りはしますが、案外数タンクに施工できてしまうんです。
きっと、POR社は考えたのでしょう。
社長「商売上がったりだ!再使用でき難くしろ!」
開発「戻したばかりに、缶が開かなくなるってのは、どうですか?」
社長「おお!!名案だ!『使い切らないと、また缶封印されて、Mottainaiお化けが出ちゃうなぁ』と、ユーザーは思い知れ!」
3タンク目で、閉店ガラガラします。
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その代わり、漏れが心配な箇所に、重点的に流しましたよ。
もっとも固まるまでは、PORにしてはかなりシャビシャビなので、時間差で同じコースを巡らせるのがポイントです。
「その者は縦横無尽に走り回り、遂に力尽き、その場に倒れ伏すので」コラそこで固まるな!!
合掌・・・
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このタンク、こうなったら徹底的にPORに忖度します。
社長!貢献しまっせ!燃料漏れ止めてね!
外側全て、POR塗装してしまいます。
ここで、問題。
―そもそも、ハンダに塗料は乗るのか―
乗せてみせろ、ミッチャクロン!
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乗せたーーーっ!!
・・・のか?
そもそもPORって、“塗料”じゃないよね・・・
まあ、コーティングぐらいにはなったでしょう!たぶん。
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うーん・・・
元の塗料を剥がさずに塗ったのは、失敗でしたね・・・ちょっと浮いています。
ただ、浮いている箇所には、ミッチャクロンを塗布しておらず、塗布したハンダには、多少流れ落ちた分はあるものの、しっかり絡んでいる感じです。
さすがミッチャクロン・・・恐れ入りました。
「彼は全ての力を振り絞り、這ってまでも前へ、前へと進」変な通路状になってんじゃねぇか!!
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只今センダゲージ通路の確認中〜
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そしていよいよ・・・
既に装着していた上物タンクを、まさか外すことになろうとは・・・
そうだ、燃料ポンプが着く、室内側も確認してみよう。
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ここに、ポンプブラケットのパイプが飛び出る・・・けっこうギリギリの設計ですね、何かしら妥協が必要かもしれません・・・?
タンク外し、装着の際に苦労しただけに、コツが掴めました。
痛めた腰に優しいノウハウ、その重要性、もっと若い頃に気づいていたなら・・・
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純正の燃料パイプ(フロアのパイプとは、セパレート)を抜き取っておきます。
3本ありますが、これが2本になるのだから(フューエル、キャニスター)・・・
そりゃ、そうしますよね。
この純正パイプを、加工して装着を考えています。
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装着していたタンクに付けていたゴムインシュレーターを移植します。
ちなみに、純正ではこんなゴムなど無く、ボディ側に直付けボルト固定です。
タンク本体に、車体剛性アップを求めたのか?
よーし、(成否はともあれ)形になってきました!
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