セリカちゃんの嫁入り修行 53時限目(アニキも愛用、POR)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
わーい!今回は自作だーっヽ(´∀` )ノ
鉄板の厚みは1.2mm、そろそろプラズマカッターが欲しいなぁ・・・
2
3
だいたいの位置で、シフトレバーホールを開けます。
グラインダーを掛けやすいようにするのと、角の強度を出すため、まずドリルで角にあたる穴を開けます。
その穴〜穴をグラインダーで切り込み、『角の丸い四角穴(矛盾してる?)』とします。
・・・言うほど角が丸くならなかったけど・・・
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シフトレバー周辺はともかく、その後ろのセレクターシャフトの逃げ辺りなど、図らずも破れるように開いてしまった箇所は、変形し過ぎて、グラインダーでの切り込みも左右対称になっていません・・・
そこで、もう纏めてフタしてしまえ!と、こんな形にしました。
5
ただ、ここの土台となる形状が、シフトレバー周辺は水平、そこからなだらかに後方へ降りていき、さらにその先端は円い山状となっている、一枚板から整形するには手強い相手です・・・
6
シフトレバー周辺の平らな箇所は、開口部となっているため、非常に剛性が弱い、しかしそれは、修正もし易いと捉え、後で何とでもなるとて、先に後方円山部の整形から始めます。
鉄板のロールベンダーなんて持っていたら、さぞ捗るのでしょうが、無いなら頭を使え!
頑丈な丸いパイプか何かを当てながら曲げる・・・
コントロールアームのブッシュ抜き取りSSTの側面を活用します。
中央を、キッカケ程度でも円い山状にできたら、後は万力で曲げてはずらして、曲げてはずらしてを少しずつ進めます。
都度、作業部長に判断を仰ぎます。
7
一方車両側。
平ら面からなだらかに降りてくる辺り、まだ荒れています。
曲がりが急過ぎないように整形しながら、鉄板も当てて現車合わせします。
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さて、今回の鉄板固定方法は・・・?
ゴツいの用意しました、燃料タンクで一大ブームを呼んだ『ハンダ溶接』にするか!?
・・・実は、当初そのつもりでいました。
シフトレバー周辺の平らな箇所は、溶接“しろ”も面積が広いので、かなりガッチリくっつくと見ていました。
ただ・・・その後方の降りてくる辺りが、土台と板の溶接“しろ”が広く取れず、また、ほとんど斜面になるので、呼びハンダ付けも難しいと思い・・・断念しました。
で、結局毎度の溶接機頼みです。
ついに車内で溶接、溶接グローブで覆いながら点付けするので、よほどアチコチにスパッタが飛び散ることは無いでしょうが(アンダーコートは、普通に燃えます)、念のため、水とタオル(溶接箇所近くに広げておきます)も用意しています。
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さて、そのシフトホールは、2枚の鉄板が貼り合わせてありますが、切断した箇所の都合上、溶接は外れて(切除して)いました。
とりあえず、ロッキングプライヤーて挟み、点付けして、一体化させました。
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既に歪みで、完全なシンメトリーではないので、あくまで現車合わせでトリミングしていきます。
左下の辺りは、切り過ぎましたが・・・
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双方溶接箇所の塗装を剥がします。
鉄板の方はせっかくのボンデ鋼板(電気亜鉛メッキ)なので、一部剥がさずに残します。
位置を決めて、ロッキングプライヤーで固定・・・いざ!
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点数を多くするも、あくまで点付けにしました。
ガッチリ付けようかとも思いましたが、双方板厚も薄いので、私の腕では、またやらかす・・・
のと、もう一策考えました。
その前に、左下の方は、もう少しフロアに合わせたい!
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軽く叩いてもう一反らしして、後は熱で合ったとします。
・・・
なんだろな・・・どこかで既視感が・・・?
右足用スリッパ?
・・・!!
野球盤!
フォークが開いている状態!
前目で捌けば、レフト/ライト線を破る長打にできますよね。
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わーい、久しぶりにシフトガチャガチャ〜!
クリアランス、左右は5ミリ弱です・・・いや、これは狙ったのですが(拡大なら、後でもできます)。
この日は、ここまで。
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そして、平日の仕事帰りに・・・
車内なら、夜でも雨(屋外駐車、カバー付き)でも、作業ができまっせ!
ここでもう一策を。
点付け溶接の間隔は、かなり詰めたつもりですが、多少の隙間はあります。
フロアの方も、できる限り平面を出したつもりですが、多少波を打っています。
パーツクリーナーを吹き込むと、吹き抜けます。
そこです!
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液体を流し込みます。
POR(液体)を流し込むつもりでしたが、ここで少々欲が出て、より残留しやすい(隙間を埋めやすい)半練りを選択します。
【PORパッチパテvsパネルボンド】
さらに色気出しまくり、パネルボンドを採用!
最近、ミキシングノズルなんて使っていません(昔に比べて、随分安くなりましたが)、計量された量が出てくるので、後はマニュアルミキシングするだけです。
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ヘラで圧を掛けながら、隙間に向かってしごき込みます。
む・・・さすが半練り、液体ほどの浸透力はないのか・・・?
え?失敗?そそそんなことありませんよ!
少なくとも、点付け溶接間の隙間は、深くまで潜り込まなかったとしても、点接着から面接着になりましたよ!
線接着?
うるさい!
え?ミキシングノズルの先端を、点付け溶接間の隙間に向けて打ち込めば良かったのでは?
うるさい!
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シフトレバーホール内側から見てみると・・・
この隙間に打ち込んで、バイスで摘めば完璧なんだがなぁ・・・
それ以上に、当然塗装は焼け爛れているので、錆止めのためにも、再塗装が必要です。
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―後日―
「錆びさせるわけにはいかないんだあぁぁぁ!!」
「お、落ち着け、分かった・・・」
仕事早退して、久しぶりにジャッキアップします。
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塗装は一周、焼け爛れています。
薄っすら浮き錆びも出てきているかな?
よかった、急いでよかった・・・
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今度は裏側から対策を。
今度こそPORを塗り込みます。
もちろん、内側から鉄板同士の隙間にも浸透させる狙いです。
今回は、クリアーを用意しました(クリアーと言っても、やや飴色です)。
ミッションを搭載したままですので、当然狭い・・・
筆のリーチ頼みに、塗料が落ちてくるのを警戒しながら、少し盛るように、そして、その盛った塗料が落ちる前に横へ横へ押し延ばして、隙間に擦り込むように、一心不乱に筆でしごきながら塗コツン、ドプッ
ん?何が頭に当たった?
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ひぃえぇぇぇぇぇー!!
もったいない・・・
あぁあぁあぁあぁあぁ・・・スマホのカバーにぃぃぃ・・・
絆創膏もダメだ、もったいない・・・
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「ちょっとぉー、早く拭き取りなさい」
ダメだ!!拭くな!!掬え!!何のためのアルミマットか!回収!!
ハアハアハア…被害は最小限に食い止めました。
もう、モチベーションガタ落ち、いちおー塗り込んだし、もういいや・・・
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―翌日―
テカテカでパリパリです。
スマホ本体の被害がほとんど無かったのが、せめてもの幸いです・・・
さすがPOR、あんなにクタクタだった合皮が、形状記憶合皮になりました。
折り曲がりますよ?
ちゃんと折り曲がりますけど、応力抜群です。
・・・
なんだろな・・・どこかで既視感が・・・?
!!
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ア、アニキ!!
もしや貴方の、その赤いマフラーはっ・・・!?
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