その履き替えホイールは恋をする
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
今年は早い梅雨入りですね。いかがお過ごしでしょうか。
晴耕雨読などと申しますが、雨が降ってもできることはある!
晴レストア雨リペアと行きましょう、ホイール、手掛けます。
今回用意しましたのは・・・
『エンケイ・アパッチⅣ』、14インチ7Joff+5!
こんなダセェ(意見には個人差があります)メッシュ、履かせるの!?
どこまで演出できるか、挑戦です。
もちろん中古品、それにしてもこのヒドイ汚れ、塗り誤魔化し・・・何てことしてくれたんだ・・・
2
4本中、1本だけは、比較的塗装がキレイですが・・・ガリキズ多数!
ジャンクですから〜
3
軽い歪みもあります(耳だけですが)。
まあ、使えない程ではない、再び生を吹き込んでやりましょう。
それにしても、ピアスボルト、ナットに刻まれた年輪に、暗雲立ちこめる・・・
4
飛騨の山中に篭ること十余年、編み出したるこの技、名付けてホイールバサミ!
ピアスボルトなど、たちまち回し倒してくれるわ!
折れるって・・・(><)
5
ふはははは!多少折れようとも、ホイールバサミホールドの前では、ピアスボルトなど一網打尽・・・
ナメるって・・・(><)
※カズ〜ヤは てつのこなを てにいれた!
6
順当に外していきます。
ザグリ(ボルトが収まる穴)には、アルミ製のワッシャーまで入っており、コレがアルミだけに、程よく潰れて、それが穴内径に食い付くように座っており、外すのが一苦労・・・
再使用可能なボルト、ナットは、一組、いや、1個たりともありませんでした。
この酸化鉄群の活用法は、あるのか・・・?
土に埋めたら除草剤になるとか(土壌汚染)。
7
フゥ~、ようやくスッキリ。
さて、リペアメニューとしては、当然、お色直しは必須です。
ただ、塗装状態は深刻で(画像のホイールは、唯一マシな1本です)、その上塗りでは、輝きを出せません。
剥離します。
8
ホネホネロック?沙羅曼蛇?(【昭和50年男】より抜粋)
こんなの試してみます。
この『スケルトン』銘柄、酸性、中性、アルカリ性とあるようですが、中でも最強の酸性をチョイスしました。
ジャンキーは、強い矯正力で正してやりましょ・・・
“モワッ!!ツーーーーーーーン!!”
うっっっっっ!!
お酢過ぎる!!
フタを開けると、脳をも剥離させそうな強酢酸スメルが襲いかかります。
<これ、飲んだら死ぬぜ・・・!>
ま、私の脳には、剥離するほどの記憶も教養もないので、問題ありません。
9
とろみのある原液を筆塗り、一周塗る頃には・・・
もう剥がれとる!?
プックリと浮かせて、ある程度塊のままスクレーパー等で割るように剥がす・・・かと思いきや、容赦なく溶かす、溶かす、溶かす・・・
酸、怖えぇぇぇ・・・
10
ダセェ(愛情を持って)メッシュのデザイン上、ヘンテコな凹みが多数ありますが、何せ溶かすので、剥がしやすい!というか、掻き出しやすい!
使い古しの歯ブラシ(最後のお勤め)が大活躍、コレで後顧の憂いもなく塵となれるね!
再利用したい筆の方は、痛みが激しい・・・
酸、怖えぇぇぇ・・・
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水で中和します。
といっても、ダメージはあります。
何とかホイール2本分が寿命かな?
12
あまりに激しく溶かし落とすので、裏側も掛けてしまいます。
どうせ見えないのだから、放っておいても良いのに・・・
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溶かすだけあって、時間が経つと、今度はダマになって、落としにくくなってきます。
酸も強過ぎるし・・・いったん水洗いして、リセットします。
2回目突入かと思いましたが、細かい溝にダマが残っているだけなので、細いマイナスドライバーでほじくり出して、もう一洗いで良いでしょう!
14
スケルトン、ありがとん。
いぃ〜い(激)薬です。
【Caution!】
室内施工は、生命に関わります。
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アルミ肌の鈍い銀色も味がありますが、ただでさえダセェ(想いを込めて)メッシュ、輝かせるにはポリッシュ、ポリッシュ!
いきなり青棒やピカールだと、目が細か過ぎてなかなか地が出てこないことを学びました。
今回は、ちょっと粗目に白棒スタートします。
おお!なかなかの輝き!
しかしながら、それでも地を出すには、時間がかかります・・・
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そこで1度リセット、もう一度荒ら剥がしから始めます(なぜそこから始めなかった)。
そして今度は、より粗目のサイザー46からスタートします。
46・・・乃木坂的な?
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おお!強い!
やはり正しい材料選びが、作業性を向上させます。
ただ、平面はまだしも、曲面にはディスクを当てにくいためか、なかなか地を出し切れません・・・
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ならば、つおーいディスクを導入します。
初めて使います、サイザルディスク!
え?だって高いんだもん・・・
ホームセンターで購入したら、1枚で2〜3000円ですよ・・・そんなの買えすか!
ネット購入、5枚セットで6000円くらいでした。
トラスコですよ、もうネット購入しかできないよ・・・
ゴワゴワです。・・・干乾び切った、密度の濃いヘチマたわしのような?研磨剤の保持力が高そうだ!
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とりあえず、既に研磨剤がこびり付いている箇所に簡単に掛けてみると・・・
つ、強ぇぇぇ・・・
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硬いながらも、柔軟性も程よくあるので、曲面でも掛けやすいです。
一通りサイザー46で粗磨き〜中磨きとし、後にフェルトディスクにて、白棒磨きに移行します。
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ダセェ(そろそろ正直になりなよ)メッシュホイールですが、ディスクはお酢の力でスッキリ、リムは・・・
私史上、最鏡面仕上がりとなりました。
というか、白棒磨きなので、まだ中〜仕上げ磨きなので、もう一声行きたいところですね。
ディスクを何色で染めようか!
こんなダセェ(ごめんね素直じゃなくて)メッシュで、赤いセリカちゃんを着飾る・・・
我が方のセンスが問われます・・・!
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