チャコールキャニスター活性炭交換

車下で作業をしているとどこからともなくガソリンの香りのかぐわしさが・・・

キャニスターが怪しいため、パイプを外してノズルから臭いを嗅ぐとビンゴでした。

新品に交換しようとも既に生産終了であるため、ネットでいろんな車種の方々が行っている、内部活性炭の交換で対応します。

底部の溶接部分を切断して内部にアクセスします。逆さ状態で切断しないと中身がこぼれるのと、バネで圧縮されているため、はじけ飛ばないように押さえておきましょう。

バネとパンチングプレート、スポンジフィルターを除去すると活性炭とご対面です。

かなりガソリン臭いです。しかも酸化したそれでは無く、新鮮そうな臭いです。

内部のスポンジフィルターですが、右の大きいのが活性炭底部、左がその下流のキャニスターフィルターへのラインに設置されている物です。本来はどちらも左の様に水色ですが、右はガソリンを浴びて脱色を起こしています。
底部のフタ内側もガソリン中の不揮発分で濡れていたため、タンクから液体の状態でガソリンが流れてきたことになります。

思い返せば、ガス欠症状防止のため、満タンで鈴鹿を走っていたため、横Gでオーバーフローしてしまったのでしょう。

代わりの活性炭はホームセンターで買ったペット用の安物です。
結構粉っぽいため水洗して夏の炎天下に天日干しして完全に乾燥させました。

元の活性炭と同じ高さまで充填します。

最後に底部のフタを接着して復旧です。接着はセメダインのEP001Nを使用しました。かなり強固に接着されていますが、念のためアルミクロステープで補強しています。

これでガソリン臭は完全になくなりました。ただ、元のような有機溶剤吸着用の高機能活性炭ではないため、今後交換サイクルは短くなると思われます。
試しに取り出した活性炭を天日干ししたところ、重量が軽くなり、臭いもかなり軽減しました。
再使用できるかも？