
今回もたいそうなタイトルに反応し、ブログを覗かれた方には、あらかじめお断り申し上げますが、内容は大した事ありません。
何度も言いますが、大阪と言えども、かなり広域で、あくまで当時、自分が生息していたエリア、またその中での当時の交友関係の中で経験した『狭~い』範囲のみが記載内容となりますので、ご了承下さいませ。
また、内容に関しては一部不適切な表現もあると思われますが、あくまで個人のブログであり、架空の作り話? 等と、軽く流して頂ければ幸いです。
このシリーズはあの時代を駆け抜けた世代の方々と、当時の思い出を共有したいとの思いで書いています。
経験した人ならわかると思いますが、当時と同じ事は今の時代に絶対できませんから・・・
当時の思い出等、色々コメントを頂けると嬉しいです。
その地域や時代によっていろんなドラマがあったと思いますので・・・
またまた前置きが長くなりましたが、今回の話は自分がサイバーCRXに乗り始めて8ヶ月。。。
箕面で大クラッシュし、入院したのが前回のブログ Part9の話。
今回は愛車CRXが廃車となり、新しいマシンに変わるタイミングなので、
いつもと少し違う話題をテーマにしたいと思います。
今回のテーマは
『ナビオ前』 です。
『走り屋とナビオ前って・・・全く関係ないやんけ!』ってご意見の方もおられるとは思いますが、少なくとも僕達はあの場所に関わってきたので、今回はあえてテーマとさせて頂いています。
この部分は当時の大阪の走り屋と、他府県の走り屋と大きく違う点かもしれませんネ・・・(笑)
時代は今から25年前の昭和63年・・・
唐突ですが、皆さん、ナビオ前って知ってますか?
単に大阪の中心部にある繁華街を抜ける道路?、阪急梅田駅の横を通る道路?
違いますよ・・・
走り屋って言うより、自分の世代にとっては特別な場所なんです。
昔、流行った言葉があります・・・
『走りの環状♪ ナンパのナビオ♪』
そのナビオ前とはどんな場所かを簡単に解説してみたいと思います。
まず、位置ですが、この大阪の中心部分、阪急梅田駅の横にあります。
かなり、都会です!
元々、ナビオ前周辺は80年代の若者文化の発祥の地でした。
当時はアメ村より、多くの若者が集まり、周囲のEST-1や阪急ファイブ等、ヤングファッションを多く扱う店も人気がありました。
それに80年代は休日の昼間にホコ天(歩行者天国)として開放されていた為、
ナビオ前には大阪中から多数の若者が集まり、そこではストリートダンスが流行していました。
今の若者のダンス文化はナビオ前が発祥って言っても良いぐらいですね・・・
そんなナビオ前ですが、夜になるとガラッと雰囲気が変わります。
街を行き交う女性を狙い、多くの男が集まるんです・・・
そして、ナビオ前に車を止めて、
ナンパするんです。
この漫画↓でも名前だけ出てきますね(笑)
で・・・
そこでKPとか女性に人気があったのか?って事ですが、正直に言ってKPではムリです(笑)
AE86でもダメ・・・
下手したら、『はぁ?カローラぁ?』とか言われます。(笑)
当時の流行って、皆さんご存知ですか?
そう。。。
ワンレン・ボディコンの時代なんですよ・・・
いくら頑張っても、こんな子を、KPでナンパするのは難しい訳なんです。
しかし、そんな中でもグランドシビックは健闘しましたね。
ただし、対象は限られてきますが・・・
本当に狙いたいワンレン&ボディコンのお姉さんは、当時人気のGX71クレスタやマークⅡに持っていかれます・・・
また、発売されたばかりの4WS搭載プレリュードなんかは強敵でしたね。。。
扇風機の羽みたいなスーパーボルクのホイールやシートにムートンが装備されていると、更に戦闘力が高いんですよ。
彼等はサラっと風になびくヘアー・・・
脇にはレノマやハンティングワールドのセカンドバッグを抱え・・・
爽やかな笑顔でボディコンギャルをお持ち帰りします。
そんな車を相手に直管シビックでは無理ですわ・・・ 勝てません。
なんせ、こっちはトラサルディのジーパン&腰にポケベル・・・
髪型は『パンチ』ですから。。。(笑)
週末は夜12時前になると、各ディスコからボディコンの派手なお姉さんが出てきて駅へ向かうので、それを狙ってナンパをするのですが、阪急ファイブの横にあった、ラジオシティ♪や、DDハウスのマハラジャ♪の客は無理でしたね。
車を見た瞬間、露骨に嫌そうな顔をされます(笑)
なんせ、当時、そのクラスのディスコって、客層はこんな感じですからね・・・
しかし、ディスコって言うても、実は色々あるんです。
東通商店街のディスコ クレイジーホース♪やボトムライン♪、フォーカルポイント♪の客はヤンキー系若年層だったので、彼女達はAE86やシビックにメッチャ良い反応を示してくれました。
『今から環状へ走りに行かへん?』ってトークが通用するのは、その層なんです・・・(爆)
つまり、我々のターゲットはヤンキー系の少女やったって事です。
まぁ イメージとしては、こんな感じか・・・・・・・・・
あっ! 失礼しました!
時代設定が10年ほど狂っとるがな・・・!(大汗)
これでは 〇韓連合の時代ですよね・・・
まぁ 何が言いたいかと言えば、走り屋にとってナンパは簡単では無かったって事です。
そんな熾烈なナンパな争いに敗れた、走り屋達はどうするのか・・・
まぁ だいたい同じような行動をしてました。
それは・・・
ナビオ前道路と阪急梅田駅高架下を、憂さ晴らしする様に、意味も無く走り回るんです・・・(爆)
特に阪急3番街の入り口付近や駅下のハスターミナル付近は、高架でトンネルみたいになっている為、音がメッチャ響くんですよ・・・
そこで調子に乗ってアクセルをふかし、シビック等の直管サウンドをボディコンギャルに浴びせるのですが、99%は迷惑そうな顔をするだけでした・・・(爆)
深夜2時を過ぎると、流石のナビオ前でも人影が減ってきます。
そのあたりで普通は諦めて帰るのですが、僕のツレの中にはアホなヤツがいてたんです。
地元に帰るまでの道中で、淀川の堤防へ上がってみたり、人気の少ない公園に立ち寄ってみたり・・・
その目的を聞いてみたら・・・
『まだ諦めるのは早いぞ! チャンスリ(シンナー吸引)してる娘がおるかもしれんやんけ!』
との事でした・・・(爆)
ナビオ前・・・
環状や箕面で走り疲れた時、休憩を兼ねて立ち寄るスポットとしては最高の場所でした。
今の時代には無い文化ですよね?
当時を語る上で避ける事ができない場所なので、今回はあえてテーマとさせて頂きました。
ただ、同じ大阪の走り屋でも、女性には一切興味が無く、頭の中はタイヤとオイルとガソリンの事だけ・・・
って人もおられましたので、全てが当てはまる訳ではありません。
しかし、当時の自分を取り巻く環境は、この様な『シャコタン☆ブギ』みたいな状況であった事は事実です。(笑)
次回は少し真面目に車の話を書きますネ。