
今回はたいそうなタイトルに反応し、ブログを覗かれた方には、あらかじめお断り申し上げますが、内容は大した事ありません。
大阪と言えども、かなり広域で、あくまで当時、自分が生息していたエリア、またその中での当時の交友関係の中で経験した『狭~い』範囲のみが記載内容となりますので、ご了承下さいませ。
また、内容に関しては一部不適切な表現もあると思われますが、あくまで個人のブログであり、架空の作り話? 等と、軽く流して頂ければ幸いです。
今回は、【大阪】アングラ伝説と称し、デビル的目線で、昔のアンダーグラウンドな文化と、それに関連して当時、乗っていた『車』を紹介します。
『車』・・・
それは、このサイトを見られる方なら十分理解されているとは思いますが、単なる移動手段では無く、それぞれの生活や文化と密接なかかわりがあります。
人それぞれ、車に求める『モノ』は違いますよね。。。?
今回は走り屋を止めた後のデビルが、車に対し、今までと全く違った『モノ』を求めた時期の話です。
今回のテーマである『パーソナル無線』に関しては、細かな部分まで書くと、非常にリスクが高い為、大雑把な内容での記載となります事を、予めご理解下さいませ。
また、あくまで『フィクション』として書いていますので、具体的な団体名等に関しては、一切お答えできません。
では車の話しを始める前に、そもそも無線って何やねん・・・って事から説明しなければなりませんネ。
時代は今から30年ほど前の昭和末期・・・
携帯電話も無く、ポケベルもナンバーディスプレイ表示が無く、呼び出し専用のみ・・・
友人と連絡を取るのは、固定電話しか手段がない時代。。。
そんな時代背景の中で、流行したのがパーソナル無線だったと思います。
※あくまでも私見ですので、無線の歴史に関しては事実と異なる場合があります
ここで注意頂きたいのですが、同じ『無線』と言う文字が入りますが、『アマチュア無線』とは全く違うジャンルです。
何が違うのかって・・・?
しゃべっている会話の内容(言葉使い)の『品性』が違います。
また、やってる人の『見た目』が全然違います!(爆)
そのパーソナル無線は電波管理法により、出力は最大5W。
まぁ ノーマルの5Wでは、市内ぐらいしか電波は届きません。。。
それにチャンネル(周波数)の固定も出来ず・・・(汗)
しかし、そんな使い勝手の悪い、パーソナル無線が劇的にブレイクする事になったきっかけがあります。
それが、『スペシャル機』の登場です。
スペシャル機って言うのは、簡単に言うと、違法改造モデルなんですけどね。
何がスペシャルかと言えば、通話制限解除やROM無し送信等もありますが、
1番の特徴は『チャンネルの固定』が可能になったんです。
チャンネルの固定が出来る=自分達の専用チャンネル(周波数)が設定できる。。。
って事なんですよ。
つまり、自分の仲間達が常に使うチャンネルを決めておけば、無線で呼びかければ、いつでも仲間と連絡が取れる様になるんです。
携帯電話や実質ポケベルも無い時代ですからねぇ。。。
こんな便利なモノは流行しますよ。
このスペシャル機の登場で、パーソナル無線は、当時では最先端のコミュニケーションアイテムとなり、遊び仲間同士での連絡や、見ず知らずの人とのコミュニケーション。。。
又は、トラックの運転等、仕事に役立つ道路情報(レポート)なんかでも活用されていました。
そんな中、ユーザーが劇的に増えたにも関わらず、チャンネルはあくまで80個ぐらいしかありませんでした(汗)
※地下チャンネルは例外として・・・
当然、そんな状況だったので、無線の普及により、徐々に問題が生じる事になった様です。
その問題とは、仲間同士で使う予定のチャンネルが、すでに他者が使用している(しゃべっている)為、混信するので、無線が使えない・・・って事態が頻発する事なんです。。。
つまり、使いたい時に、無線の窓口(チャンネル)が空いていないって事です。
自分達が利用したい時に、自由気ままに無線のチャンネルを『独占』したい♪
その想いが、パーソナル無線クラブの登場につながったんだと思います。
※このへんも私見です 特に根拠はありません
私が無線を始めた頃は、既に多くの無線クラブが存在し、チャンネル争奪が熾烈な時期でした。
無線クラブって言えば、知らない人が聞けば比較的『上品』なイメージがありますが、実際はかなり・・・ヘヴィでした。
クラブによって、組織体系は色々ですが、自分が所属したクラブの組織の役割呼称は、会長、副会長、幹事長、顧問、会計、移動監視・・・等。
また所属していた組織は連合体でもあった為、その上に『連合総長』もおられ・・・
更には無線とは直接関係が無い、上部団体の皆様方・・・等、けっこう複雑でしたネ。
『総裁』とか『顧問』等の役割があったクラブもあった様ですが・・・
そして、不思議な事ですが、無線のチャンネルの争奪って必要以上にモメるんですよね。。。(笑)
『無線で楽しく会話を楽しむ・・・』
『直接知らない人とでも、積極的にコミュニケーションを取って、交友関係を広める・・・・』
そんな考えを持ってる人は、自分の所属クラブには少なかったと思いました。
まぁ 今、思えば些細な事が火種となって、内外で常にモメてましたからネ。。。(汗)
逆に、他の団体とのモメ事が楽しくて参加してる人も多かった様に思えました。

※写真はイメージです
無線の会話内容にしても、物騒な話題が多く・・・
また、マイクコンプレッサーや、エコーチェンバーの装着で、意図的に低~いダミ声を作って会話してましたネ。(笑)
クラブのミーティングは、『お茶会』や『サミット』と呼ばれていました。
メンバーが集まって話する内容は、反目になってるクラブの行動情報や、その対応について・・・
また、その傘下団体や友好団体の情報(群番号等)をメンバーが把握しておかないと、モメますからね。
そんな訳で、ミーティングは楽しく和気藹々って雰囲気では無かったと記憶しています。
つまり、常にピリピリした雰囲気やったんですよ。
実際に無線でのトラブルの延長で、他のクラブの襲撃を受けたツレもいましたし。。。
つまり、そんなクラブに所属して、はじめて堂々と使えるようになるのが、『パーソナル無線』なんです。
組織に加入せず、自分達の友人同士でチャンネルを自由に使う事は、大阪ではムリでした。
『無線クラブ』と言う組織に入らないと、無線を楽しむ事が出来ない・・・
これは、レーシングチームと言う組織に所属していないと、堂々と走れない=走り屋になれない・・・
そんな事情と似ています。
この時代の特徴ですよね。
団体行動は・・・
今でも良く覚えてるのが、あるクラブとトラブルになり、中環の守口にあった某ファミレスで、お互いが集まって紳士的な話し合いをした時、ファミレスの駐車場に、ベントレーやベンツ560SEL・・・
また、拡声器と巨大な日章旗を掲揚した、国防色塗装の大型バスが整然と並びましたからネ。(汗)
この時代の無線でトラブルが起こった場合、個人で対応できる範囲は超えていたと思います。
『パーソナル無線』。。。
実際に仲間との連絡に便利なアイテムとして、無線を使う事が目的だったのか・・・、
また、無線クラブに加入して、和紙に筆文字の名刺を作り、非日常な刺激を楽しむ事が目的だったのか・・・
今となっては良くわかりません。
けどね。。。
トラブルも含めて、良い人生経験をさせて頂いたと思っています。
それでは、無線をやっていた頃に乗っていた車を紹介します。
まずは、三菱ジープJ58。
この車を選んだ理由は、とにかく『威勢が良く見える?』って事だけでした。
しかし、エアコンもパワステも無い車だったので、難儀しましたけどね。
間違っても林道を走行したい・・・等、ガラでも無い考えは持ってませんでした。(笑)
あと、こだわりのアイテムとして、フロントバンパーのウインチ横に装着していた、
むき出しの『ヤンキーホーン♪』
三菱ジープは24Vであった為、トラック用のコンプレッサーとエアタンクを積んでたので、音は最高に『キレ』がありました。
まぁ 鳴らせば運転席に座っていても、鼓膜がキ~ン♪と音を立てるぐらいですからネ。
それに、ジープの
『威勢の良さ』は幌を外して走行していると、更に良く伝わるみたいでした。
渋滞中の車線変更でも、けっこう入れてくれる人が多かったと記憶しています。
けどね。
幌を外すと、人間が丸見えになるので、こんな感じに常に『オシャレ』が必要でした♪
なんせ、信号で停まったら周囲からの視線を感じますからネ・・・
変な格好では乗れないですよ(笑)
※24年前のデビル
そして、この車の最大の弱点ですが、それは、『女性に人気が無い』って事でしたね。(爆)
そんな三菱ジープですが、あまりにも女性に人気が無い為、数ヶ月で売却し、後にクラウンに乗り換えたんです。
さすが・・・ クラウン♪ 上品です♪
エアサスもフカフカ♪
そのクラウンに、少し気合を入れて、後部にマスト+17段の巨大なアンテナ(リジット管)を装着♪
10Dの同軸ケーブルは、何の惜しみも無く、トランク下部をぶち抜き貫通♪
まぁ このアンテナは結構、目立ちましたね。
なんせ、地上高が3.8メートルありましたからネ♪
※腰に『シャネル』のポケベルケースを装着(爆)
※パンツはPIA・SPORTS
※靴はモカシン
この上品なクラウン・・・♪
三菱ジープと比べても負けないぐらい、渋滞道路での車線割り込みが簡単なマシンでした。
多少の事ではクラクションを鳴らされません・・・
ジープはナンパに向いてない車でしたが、このクラウンでもナンパに成功した記憶はありません(爆)
丁度、この頃なんですよね・・・
こんな感じの車は『女にモテない』って事に気が付き始め、自分自身の生き方を大きく軌道修正していったのは。。。(笑)
次回はその『軌道修正』後の話をさせて頂きます。
※内容は今までの流れと違い、非常にナンパな感じになると思いますけど。
◆おまけ
実に面白い現象として、こんな感じのブログを上げると、少しづつですが、『友達』が減るんですよネ・・・(汗)
しかし、逆に、『ファン』の数は増えていきます。
おそらく、何も考えずデビルと友達になってみたものの、ブログを読むと、『変わった人』の可能性がある為、後になって後悔し、友達を外した。。。って感じだと思います。
特に、今回は・・・
減りそうな予感♪・・・(爆)
リアルな私を知ってる人は、ある程度は理解されてるとは思いますが、意外と、『善人』なんですけどネ。(汗)