エンジン腰上オーバーホール

購入当初から、エンジン始動直後はいいのですが、エンジンが温まるとアイドリングが不安定になる持病があり、キャブレターも取り替えてみたのですが症状が変わらないので、エンジン腰上のオーバーホールに踏み切りました。

シリンダー＆ヘッド共に特に異常は見られませんでしたが、全体的にカーボンの堆積とピストンの焼けが見られます。

ヘッドは薬品に漬け込んで洗浄します。

灯油に2ストオイルを混ぜて、クランク室内に流し込み、しばらく放置した後、クランクをグリグリ回して汚れを洗い流します。何度も灯油を流し込んではドレンプラグから排出する操作を繰り返す事で、クランクがスムーズに回転する様になりました。

2ストのモトクロス乗りの方がよくやる洗浄方法だそうです。

ピストン＆リングは0.75mmオーバーサイズのものを組み込みました。

ピストン・ピンは中古品ですが、WPC＋MOショットが施されているものです。
リングとベアリングは新品を購入して組み込みました。

シリンダーは、中古品ですが、GT380のチューニングでは老舗である、ガレージ〇のSPLシリンダーです。

こちらは、プラトーホーニングが施されてあるので、初期の慣らし不足による焼き付き防止の心配は無さそうです。

ポート研磨＆ポートタイミング変更されていると思われるインテーク側ポート

慎重に組み込んでいきます。

組み込み完了。