「m」マークシンドローム nostargy「m」mark syndorome
投稿日 : 2014年04月06日
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昭和40年代のマツダ「m」マークの爪切りキーホルダー。色は画像の青のほかにレッドも存在したことが近年のオークション閲覧で確認できた。当時のキーホルダーの仕様といえば、この独特のフック状のリング金具とスネークチェーンが斬新でした。特徴としてとアクセサリ接合部のC字リング金具の硬度が弱く、知らず知らず拡がり、アクセサリーのみ取れて失って落胆したり、運よく、外れる直前に気がつき、広がったC字リングの隙間を息を荒げて集中しながら、指先で修理した記憶をお持ちの方も多いと思います。家庭工具の重いペンチを子供の小さな手で、いかに器用に使い直すか、最初にペンチの力加減を学んだのはこの作業だった気がします。
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よく見ると「m」マーク書体の線の太さ、マークと円内の占有比率に違和感を感じます。当時のアクセサリーメーカーの独自供給品か?どうかは今となっては不明。ちなみに、今では昭和レトロ風なスネークチェーンの新品キーホルダーは見かけないが、スネークチェーンとホルダ部のみが「キーホルダー部品」として、当時のままの姿で、現在でもネット通販で安価で売られているのを見つけ購入してしまった(@57円)。今後もレストア可能か(失笑) はるか昔、ホルダ部が錆びたり、チェーン部がもげたキーホルダーの残骸(マージャン牌、般若の面、コカコーラのミニボトル)が実家の食器棚の引き出しの隅にあった記憶がある。もう残っていなかった。残念、見越し購入、失敗である。在庫処理の苦しまぎれに現代のキーホルダを昭和レトロ風にスワップしてみたが・・・・やはりこの車とは合わない感じ・・・・・
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再度爪切りキーホルダー。こうして見ると、どことなくその時代の車の造形とプロットできる不思議な世界観が見えてくる・・・・K360カタログとのショット。金魚(出目金)を連想させる丸目ヘッドランプ。そそり立つフロントウインドウ角度等、親和性の高いシェイプ。同じゼネレーションの仲間か・・・・・・初代キャロルともイメージ合いそうです。
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一方こちらは近年のキーホルダー爪切り(現在はキーリングとかキーチェーンとも言うらしい)。こうして比較してみると、車のデザインの変遷とともに爪切りのデザインも流体的に変わっている(ただの偶然とも言えますが)。2014年アクセラ成約記念に渡されるフォトレリーフ。蛇足ながらこの爪切りのマツダのカモメマーク、よく見ると外輪をトヨタマークの楕円をそのまま流用加工して手間を省いたのでしょうか?変!….メーカー意匠登録マークの「??使用」のサードパーティー品は昔も今も後を絶たないのが実情のようです。
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一方、こちらのドライバーはコスモスポーツ標準車載工具の物。車載工具のクオリティは当時も今も、それなりの低コスト物であるが・・・・・・・
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ズームアップされた「m」マークはクォリティがどうのこうのといった土俵上にはない、超越した存在価値のオーラを澄んだ「かき氷シロップ風レモンイエロー」の中に見い出すことができる。(腕時計の風防みがきで掃除したら綺麗に蘇りました)
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コスモスポーツのインターメディエトハウジングの「m」マーク。
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ステアリングセンターに収まるオリジナル七宝焼き「m」マークとそれを流用して作った「汎用車検証ケース改」。
コスモスポーツの車内配色、黒、千鳥格子、ウッド、金属色、とエンジ(赤)の絶妙のコントラストが映える・・・・・・
このマークは以前投稿した「プラグボックス」付けていたものですが、ガレージ床においているのと、そもそもステンレス直付けなので一部電蝕が見られたので磨いて流用先をこちらに変更しました。やはりバック(背景)が黒が一番映えるみたいです。
「m」マークシンドロームと「昭和レトロ懐古」への寄り道癖は治まりそうもない・・・・・・・
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