F355に乗り初めて、早や19年目。
走行距離は少なめですが、それでもそれなりのトラブルを経験
して来ました。
F355仲間から色々聴きますと、大凡のトラブル箇所は判明
して来ています。
先ずは定番のコレからです。
①エキテンアンプ不良による片肺事象
片肺になるといきなりこのランプ(SLOW DOWN)が点灯
します。 本当に気持悪いものです。

原因はこのアンプの不良です。

左右のエキゾーストパイプの触媒温度監視しているセンサー
があり、そのセンサー信号をこのアンプで増幅させ、左右の
ECU(コンピュータ)に入力し、エンジンを制御しているので
すが、このアンプがエンジンルーム内の振動や熱に寄り、信号
を出さない、或いは異常な信号を出力してしまい、ECUが変な
信号を取り入れて、エンジンを守ろうとした結果、片肺にする
やっかいな事象(フェイルセーフモード)です。

こちらの表面が「緑色」になっているのが振動・熱影響を緩和
した対策品と呼ばれていますが、このアンプにしても不良に
なる時はなるそうです。 困ったものです。。。

取付場所もエンジン近傍と言うことで、もう少し設置環境の
良い所にすれば良いのになぁ・・・。
とは思いますが、そこはやはりイタリア~ンです。。

因みに私は右バンクのアンプ不良により、片肺を経験済み。
次は左バンクの不良がやって来るのでしょうか??

まぁ、本来の目的は触媒が異常に過熱されると触媒が溶けて
車両火災を引き起こす要因となるので「異常過熱防止」
の観点で設置されている重要なセンサー・アンプなので仕方
ありませんね。
お次は
②ラジエター目詰まり&ラジエターファン固着
私はこれまでラッキーなことにラジエター&ラジエターファン
にはまだ泣かされてはいませんが、実際トラブルは多い様です。
ラジエタートラブルはラジエター内部が何らかの形でフン詰まり
となり、クーラントが循環せずに水温がヒートアップして事象。
はたまた、ラジエター出入口の接続部が車体の振動等で緩み、
そこからクーラントが噴出し、クーラント不足によるヒートアップ
が散見される様です。
また、コチラのラジエターファンのベアリングが固着して、ファン
が廻らなくて同様にヒートアップしてしまう事象が発生。
私はこれまでどちらもトラブル発生がなく、今日まで正常に動作
してますが、これから経年劣化もありますから、常に水温は
こまめにチェックしていかなければなりませんね。。
お次は
③エキゾーストマニフォールドのクラック
こちらは長時間の高回転、高速度走行により、エキマニ自体に
クラックが発生し、クラック部分からガスが排気され、エンジン
背圧が掛からずに結果的にパワーがダウンしてしまう事象。
この事象は私は経験していませんが、お友達の355はクラック
が入り、新品購入を検討するも純正片側だけで有に50諭吉
超えと言うことで、
Tig溶接で修理した模様です。
第1段の最後はコチラ。
④ガソリンフィラー爪(アクチュエータ)の固着
この爪が固着して、室内のオープナーでオープンが出来なく
なりました。 これは自身が2回、経験しました。
エンジン内部から見た、当該アクチュエータ部分です。
構造自体は簡単な原理で誘導コイルにより、このピストンを
上下出し入れさせるシンプルな構造です。
ピストン部に油が固着し、動きを緩慢にしていることが判明。
キレイに清掃して、動作良好になりました。
室内からオープン出来ない場合にはエンジンルームのサイド
にエマージェンシーオープナーが有りますのでいざとなったら
こちらでオープナーは可能です。 何回かお世話になりました。
F355にはまだまだ、弱点部がありますので、おいおいアップ
して行きたいと思います。
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Posted at
2018/03/06 23:25:15