2022年10月30日
先週末に「F355チャレンジ会」を開催しましたが、当日の帰宅が遅くなりました。
このため、今週末に愛機の清掃をした
時のことです。
ドライバーズ席の脚元は予想通りにゴミが
ありましたので、小型掃除機で対応。
ホイールはこちらも予定通りに
ブレーキダストで大汚れ・・・。
まぁ~、致し方ありません。
毎度の想定内です!
次にエンジンルーム内を確認します。
ここのところ、F355は燃料系設備が発端で
車両火災に到っている事案が発生して
いますので、燃料パイプを中心に触診
にて確認します。
今回、特段の問題は無さそうで安心しました。
と安心したの束の間です。
何気に右バンクのカムカバー部を
確認したところがコチラの写真。
何か、黒っぽいものが付着しています。
拡大するとこんな感じです。
ええええええっっっ、
一体これは何??
このカバーの上側には例の燃料系の配管や
リコール対策のブロックが有ります。
もしやのガソリン滴下だったら相当に
ヤバい!です。
ここは一旦、冷静になります。
先ずはこの滴下(付着物)したものを
拭きとり、ニオイを確認します。
色は茶色系です。
次にニオイを確認しましたが、幸いなことに
ガソリンの匂いは一切しません。
仮にガソリンで有れば、少しの量であっても
速攻で判断出来ますからね・・・。
じゃあ~、反対の左バンク側は
どんな状況下を確認します。
あ~ぁっっ。
左バンク側も同じ様に何かが滴化した
痕跡が有ります。
拭きとってニオイを確認しましたが、
こちらもガソリンの匂いは幸いにも
確認されませんでした。
このため、主治医に直ぐ様、
上記写真を添付の上、確認を取りました。
(当方)
エンジン内部を確認していたところ、
左右のカムカバー部に何かが滴化した
痕跡があります。
滴化したモノを拭きとってニオイを
確認しましたが、ガソリン臭は無く、
また、色は茶色系、油系でも無さそう
ですが、これは一体、何なのでしょうか?
(主治医)
カムカバー上に垂れているモノは
キャニスターパイプのカバーチューブ
が経年劣化により溶け出していると
思われます。
現状では特段、問題ありませんが、
このまま放置しておくとカムカバーに
こびり着いてしまうので交換をお勧め
します。
安堵・・・。
(当方)
キャニスターパイプのカバーチューブ
が経年劣化により溶け出しているとの
こと、安心しました。
ところで、当該パイプは材料と工賃を
含めてお幾ら位になるのでしょうか?
(主治医)
こちらは材料と工賃込みで約4万円と
なります。
(当方)
材料と工賃込みで約4万円とのこと、
承知しました。
では、来月11月の車検入庫時に併せて
当該パイプの交換をお願い致します。
また、併せて燃料系パイプの点検も
お願い致します。
(主治医)
承知しました。
と言うことで、今回の付着物(垂れた物)
の真相が判明しました。
折角の良い機会なので「取扱説明書」
にて確認してみることにしました。
キャニスターパイプだから、「C」の
イグニッション・インジェクション辺りかな?
ビンゴ!でした。
正式には
「ペーパーエミッションコントロールシステム」
燃料系統からの気化によって生じる
大気汚染を防止するために、
カーボンフィルターにより吸収・蓄積
するシステムです。
今回のパイプは橙色矢印でした。
主治医からの回答を得て、再び愛機を
確認します。
先ずは右バンクからです。
パッ!と見では当該パイプは確認
出来ません。
えっっっ、一体パイプはどこに??
有りました。これですね~。
カメラをかなり下側に入れないと
分かりませんでした。
確かに外観目視でもベタベタ
しているのが確認出来ます。
指先をパイプに触れるとこんな感じです。
明らかにティッシュで拭きとったモノと
一緒です。匂いも有りませんでした。
ならば、左バンクも確認して見ましょう。
こちらは覗いて直ぐに判明しました。
明らかにベトベトン状態です。
同様にパイプ表面上を触るとこんな感じです。
パイプカバーは視野出来る範囲では
溶け出している模様です。
拡大するとこんな感じです。
F355は室内各所(*)がベトベトになるのは
有名ですが、まさかこの箇所がベトベトに
なるとは私も知りませんでした。
(*)
・ステアリングコラム下部
・左右のドアハンドル部
・センターコンソール部
・中央、左右のエアコン吹き出し部 等
とは言えどもエンジンの近傍を取り廻して
いるパイプの表面でエンジンの発熱でかなり
の高温になるのは自明ですし、生産されて
から四半世紀が目の前、また、保管環境から
も考えれば致し方ありませんね。
実は今回の車検(11月に入庫)には室内の
ベトベト対応をお願いしていたところです。
自身でベトベト対応可能な箇所は薬剤を
使用して、それなりにはキレイには
出来たのですが、如何せん、エアコン
吹き出し部だけは力量がありませんので
手を付けられない箇所です。
と言うことで、
今回は室内外のベトベト対応満載!
の車検になりそうです。
最後に今回と同じアングルで撮った写真が
至近に無いかを確認したところ、この春に
撮った時期の写真がありました。
それがコチラ☆です。
右バンク側のみですが、それらしき付着物、
垂れた形跡はありません、、、
だとしたら、今季の梅雨⇒酷暑時期に
発生したものと推定します。
ヤレヤレ!ですね・・・。
Posted at 2022/10/30 11:47:45 | |
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